『SUPER RICH』“衛”江口のりこは、なぜ“優”赤楚衛二を選んだのか?

カルチャー
2021年11月19日 20:00
『SUPER RICH』“衛”江口のりこは、なぜ“優”赤楚衛二を選んだのか?
春野優(赤楚衛二) 『SUPER RICH』第6話より  (C)フジテレビ

 幸せのカタチ=“スーパーリッチ”を追い求める社長・氷河衛(江口のりこ)のジェットコースターのような半生を描くテレビドラマ『SUPER RICH』(フジテレビ系/毎週木曜22時)。本作は、仕事一筋で生きてきた衛が、貧乏な専門学生・春野優(赤楚衛二)と出会うことで、新たな価値観を見出していく物語だ。11月18日(木)に放送された第6話は、宮村空(町田啓太)の切ない恋の引き際に、絶賛の声が上がった。(文=菜本かな) ※本記事はネタバレを含みます。ご注意ください


■引き際まで美しい空(町田啓太)に絶賛の声

 衛と空が抱き合っている様子を、優が目撃してしまう…という衝撃の展開で幕を開けた第6話。スリースターブックスが、三日月モバイルとの連携を目論む一方で、衛を巡る恋の三角関係も進展を見せた。

 空は、気付いてしまった。真剣に思いを伝えても、「私ら、そういうんじゃない。勘違いや」と濁されてしまう理由を。衛は、キッパリとした性格だ。空も、彼女のそういう部分に惹(ひ)かれたのだろう。何の理由もなく、結論から逃げるような人ではないことを、空は誰よりも分かっている。だから、苦しいのだ。衛が向き合うことから逃げるのは、気持ちがないから。空を部下として大事に思っているからこそ、傷つけてしまうのが怖いのだろう。

氷河衛(江口のりこ)&今吉零子(中村ゆり)&宮村空(町田啓太) (C)フジテレビ
 「俺だって男なんですよ」と衛を抱きしめたのは、彼の最後の賭けだったのだと思う。自分に気がないことは分かっているけれど、「もしかしたら…」という願いのハグ。そして、その“if”を消して、衛への思いにピリオドを打つために。もしかすると空は、衛よりも早く、彼女の気持ちが優あることを気付いていたのかもしれない。それでも、「目指していいですか? 衛さんのそばで、いちばん衛さんの役に立つ人間を」と言えるなんて…。SNS上でも、「空さん、本当にいい男」「切ない顔も心惹かれる」「身の引き方まで最後の最後までかっこいいなんて」との声が上がっていた。本当に空は、引き際まで美しい男だった。

次ページ:【ネタバレあり】衛(江口のりこ)はなぜ優(赤楚衛二)を選んだ?

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菜本かな(ライター)

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