『SUPER RICH』優“赤楚衛二”の変化に「別人みたい」の声 不幸が連鎖するつらい第9話に
幸せのカタチ=“スーパーリッチ”を追い求める社長・氷河衛(江口のりこ)のジェットコースターのような半生を描くテレビドラマ『SUPER RICH』(フジテレビ系/毎週木曜22時)。本作は、仕事一筋で生きてきた衛が、貧乏な専門学生・春野優(赤楚衛二)と出会うことで、新たな価値観を見出していく物語だ。12月9日(木)に放送された第9話は、優が“別人”に変身したことで、衛との関係に暗雲が垂れ込めた。(文=菜本かな) ※本記事はネタバレを含みます。ご注意ください
【写真】子犬のようにかわいかった変化する前の春野優(赤楚衛二)
■衛が優に病気を明かせなかった理由が切ない
優&氷河衛(江口のりこ) (C)フジテレビ
「父さんたちは、貧乏に慣れてるんだよ!」――。そう両親を怒鳴りつける優は、本当に“あの”優と同じ人物なのだろうか。私たちが知っている優は、500円のラーメンをおいしそうに食べて、「貧乏でも幸せ」と笑っていた。それが、どうしてこんなことになってしまったのだろう。1年4ヵ月前までは、幸せだったはずなのに。衛と優の婚姻届に、良次(上島竜兵)と桜(美保純)が証人の判を捺して、4人で仲良く笑い合って。幼くして両親を亡くした衛は、春野家の優しさに触れて、家族の温もりを知った。桜に、「あなたも家族になるのよ」と言われて、どれだけうれしかったことか。
だが、そんなささやかな幸せでさえ、長くは続かなかった。スリースターブックスを上場させるために奮闘していた衛を、病魔が襲う。無理がたたってしまったのだ。そこで衛は、いち早く夫の優に伝えるべきだった。「これ以上無理をしたら、脳梗塞になる危険があります」と言われたこと。急に、ふらっと倒れてしまうこと。このまま、どうなってしまうのか…という不安も、全部優に吐き出すべきだった。でも、衛は言えなかった。子ども好きの優のために、“家族”を作ってあげたいと願っていたから。年齢的なこともあるし、なるべく早めに子どもが欲しい。でも、病気になってしまった今、産んであげることができない。だからこそ、言うのが怖かったのだ。きっと優は、“衛さんがいればいい”と抱きしめてくれたはずなのに。
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