スカイピース、YouTubeと音楽の両立は「本当に大変」 6年目迎えた今も続ける理由とは

インタビュー
2022年8月6日 10:00

■6周年を迎え感じたYouTube界の変化

ーー昨年3月にミニアルバム、今年に入ってから配信楽曲を4曲、そして7月に今回のアルバムと、かなりハイペースで活動されています。お二人の中で「今年はアーティスト活動に力を入れたい」など、何か思いがあったのでしょうか?

☆イニ☆:YouTuberとしての活動をやりながらメジャーデビューをして、武道館でライブをしたりツアーをやったりしているYouTuber兼アーティストはほかにいないので、そこは強みかなと思っています。ただ、YouTubeがないとそもそも自分たちはいなかったので、YouTubeという基盤を持ちつつ、音楽も頑張りたいと思う気持ちはずっと変わっていません。

ーーどちらも同じくらいに頑張るという意気込みをもってるんですね。

☆イニ☆:そうですね。これから始まるツアーは自分たちの中でも大きいです。YouTubeと音楽との両立って、本業を2つやっているようなものなので、本当に大変なんですよ。でも、どちらかをおろそかにするわけにはいかないので、これから始まるツアー中のYouTubeがどうなるかは、ちょっと怖いです。頑張るしかないですね!

ーーお二人から見て近年のYouTube界に感じる面白さや変化などはありますか?

☆イニ☆:すごいなと思うのが、色んな専門ジャンルの人が増えてきたこと。ゲームセンターの確率機だけのチャンネルとか、工事の特定の部分だけを映したチャンネルとか、専門的なチャンネルが出てきているので、Yahoo!知恵袋のようになっているなと思いますね。動画を楽しめるだけでなく、検索エンジンの一つとして使われている気がします。

ーー確かに、YouTube自体のあり方が大きく変わってきてますよね。

テオくん:自分たちが始めた時はYouTuberという言葉すらない時代だったので、YouTubeのノウハウとかも分からなかったんですけど、6年もやっていると「大体今はこれが旬だな」みたいなものが分かるようになってきました。自分たちの得意分野が旬な時もあれば、そうじゃない時もある。

その変化に毎年合わせていかなきゃいけないんですが、予測するというよりは、その現場に立った時に危機感みたいなものを感じて、「こうするべきだ」と方向を変える。その方向はいつも合ってるので、波に乗るのは比較的得意なんじゃないかと思います。

ーーちなみに最近のYouTubeのはやりというと?

テオくん:尺が長めのグループ系ですね。やっぱり人数が多いとその分、見せ場を作れるので、長い動画でもいいものを作りやすい。だからこそ「この長さになってくると人数がいた方が作りやすいかな?」と考えることもあって、最近コラボ動画が多かったりします。


ーー最後に、アーティストとして約5年、YouTuberとしての活動6周年を迎えた今、活動の中で感じた変化や意識していることを教えてください。

☆イニ☆:歌の引き出しが増えたというのは感じます。元々テオくんは歌が上手かったし、ラップでも何でもそつなくこなすタイプだったんですけど、この数年で、また一段と上手くなったような気がしますね。あと、以前より音楽に対してのテオくんのこだわりを感じるようになりました。歌っていて涙が出るくらい、音楽に対して本気で向き合っているところは、ここ数年で特に進化したところだなと思います。

――☆イニ☆さんの成長した点でいうと?

テオくん:☆イニ☆たんは、歌が上手くなった!

☆イニ☆:お! ありがとうございます!

テオくん:昔から☆イニ☆たんって、カラオケでも音程がばっちり合う真っすぐな歌声なんです。歌い方も真っすぐなので、それが良さでもあったんですが、バラードとかだと「もっと優しく出して」と歌い方の指示をもらうことがあって、最初は苦戦してるイメージがありました。でも、今回のアルバムを聞いてると、曲によっての声の使い分けが上手にできるようになっているなと思います。めっちゃよきです。

ーーめちゃくちゃ褒められてますね。

☆イニ☆:今日はよく眠れそうです!
テオくん:寝られないよ! 編集があるんだから(笑)。

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楢崎瑞姫(ライター)

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