三山凌輝(BE:FIRST)、中本悠太(NCT 127)と「本当に出会えてよかった」 青春のような時間を振り返る
■中本悠太とは「本当に出会えてよかった」
『HiGH&LOW THE WORST X(クロス)』より (C)2022「HiGH&LOW THE WORST X」製作委員会 (C)高橋ヒロシ(秋田書店)HI‐AX
ーー瀬ノ門工業高校最強の男・須嵜亮を演じる中本さんとは、かなり仲が深まったそうですが、印象に残っているエピソードは?
悠太くんとは本当に仲良くなりましたね。僕はもともと悠太くんのファンだったので、共演できるだけでもうれしかったのですが、初日からすごく馬が合って! 気を使わなくても楽しいし、僕がしゃべる話や冗談をすごく笑ってくれるし、本当に出会えてよかったなと思いました。
ーー撮影中は二人で遊びに行ったこともあったそうですね。
そうなんです! 撮影の合間に気分転換がてら、ショッピングモールでご飯を食べに行ったり、クレープを食べたり、CDショップに行って「あ、俺らがいる!」って笑ってバスで帰ったり…(笑)。
『HiGH&LOW THE WORST X(クロス)』より (C)2022「HiGH&LOW THE WORST X」製作委員会 (C)高橋ヒロシ(秋田書店)HI‐AX
ーー作中では対立関係となる鬼邪高校のメンバーとはお話しされましたか?
あまり話す機会はなかったのですが、壱馬くんには自分から話しかけに行きました。壱馬くんが「自分から話すこととか、打ち解けるのがあまり得意じゃないタイプなのに、1日で打ち解けられた」って言ってくれたのは、すごくうれしかったですね。
それから(吉野)北人くんとは同じシーンが多かったので、たくさん話しかけちゃいました。しゃべり過ぎたら引かれるかなと思ったのですが、雰囲気通り優しくて、北人くんからも「ずっと見てました」って言ってくれたのがうれしかったです。初日に長い待ち時間があったときに、1時間ぐらいしゃべり倒して仲良くなり、同じソファで二人で昼寝したのも良い思い出です(笑)。
ーー共演者の皆さんの優しさもそうですが、三山さんの距離の詰め方がすごいなと感じました(笑)。
それ、めちゃくちゃ言われるんですよね(笑)。同じ仕事をしていて、一つの作品を作るのに変な距離感でいるのって苦手なんですよ。距離が近い方が、お芝居をしていて「こうした方がいいかな」と思った時にも言いやすいですし、仲が良いに越したことはないかなと思うんですよね。
■俳優&アーティスト・三山凌輝の軸を再確認
ーー本作に参加して、今後の活動に還元できそうだなと感じたことはありますか?
素晴らしい作品に携わらせてもらったことにプラスして、共演した人たちとの出会いが僕にとってはかけがえのない経験になりました。アーティストであり俳優であるという同じ境遇、同じ志の人と一緒に仕事をするのは、自分の中でもかなり安心感があったんですよね。同じ感覚の人と一緒に頑張れたことで、精神的にも強くなれた気がします。
ーー具体的にいうと?
自信につながったという感覚に近いです。今回お芝居の仕事をして、やっぱりアーティストと俳優、どちらも同じぐらいの量でやっていないと生きていけない人間だなと再確認することができました。
パフォーマンスで最大限に自分の存在を示すアーティストと、自分を削ぎ落とす作業をする俳優って自己肯定感と自己否定感みたいなもので、両極端だなと感じることがあったんです。でも今回出演したことで、表現を通して何かを見せるという意味では一貫しているし、お芝居をすることでアーティストとしての感性の幅が広がることを再確認できました。
ーー俳優とアーティスト、それぞれに共通する三山さんの軸があれば教えてください。
自分であること、今ここに存在してる僕という存在があることかなと思います。アプローチが違ったとしても、結局は自分から出るエモーショナルが最後には大切になってくると思うので、自分を信じて向き合うという点は変わらないかなと思います。あとは、常に思っていることですが、素直でいることを大事にしたいです。
※高橋ヒロシの高は「はしごだか」が正式表記
【『HiGH&LOW THE WORST X(クロス)』概要】
公開日:9月9日(金)全国ロードショー
(C)2022「HiGH&LOW THE WORST X」製作委員会 (C)高橋ヒロシ(秋田書店)HI‐AX