日向坂46 佐々木美玲、ステージに込めるファンへの思い 「ライブやミュージカルは遊園地のような場所にできたら」
■海外ファンともコミュニケーションを取れたら
――今年は、ミュージカル『SPY×FAMILY』に出演するなど新しい挑戦もあったと思います。初のミュージカル出演はどうでしたか?
初めてミュージカルをやって、私の好きなものが詰め込まれた世界だなと思いました。また挑戦できたらいいなと思いますし、やっぱり時間が経ってからこそ、もっとこうしたらよかったっていう思いも出てきて…。ミュージカルとか舞台って何公演もあるから、もし次挑戦する機会があったら、後悔しないようにいろいろ試してみるのもありなのかなって。
――日向坂46のライブとミュージカル、どちらもステージに立ちますが、表現の仕方など違う点がいくつもありそうですね。
そうですね。特に、アイドルとミュージカルの歌い方って全然違って。アイドルは、メロディーで歌っている部分が強いから、歌詞がつながっていても途中で切って歌うことがあるんですけど、ミュージカルはセリフを伝えたいので、歌詞を途中で切ってしまうとおかしくなってしまう。ミュージカルをやっていて「あ、確かにこれを伝えたいならここで切っちゃだめだな」って思うことがあったので、それをアイドルの時に生かせたらと思いました。
――より歌詞のメッセージ性が強くなりそうです。
伝えたい言葉は切らずに歌ってみるのもいいなって。全員で歌うところは難しいですけど、自分のソロの部分とかは、伝えたいからこう歌ってみようって考えるバリエーションが増えました。
――逆にライブとミュージカルの共通点はありましたか?
お客さんがすごくワクワクした気持ちで見に来てくださるので、そのワクワク感を壊したくないことです。最近、遊園地ってすごいなって改めて思って…周りを見るとみんな笑顔だし、私自身も我を忘れて楽しんじゃう恥ずかしいタイプなんですけど(笑)。いろいろやることに対して、恥ずかしいとか人目を気にせず楽しめる場所ってすごくステキだなって思ったので、おひさま(ファンの名称)も普段は周りを気にしてしまうことが多いかもしれないですけど、ライブやミュージカルは、遊園地のようにみんなが笑顔で楽しめる場所にできたらなって思いました。
――日々努力を怠らない姿勢がとてもステキです! さらに今後、新しく挑戦したいことはありますか?
今は、中国語や韓国語、英語など語学を学びたいです。海外のファンの方も増えてきたし、海外に行けるようにもなってきたので、会話ができるようになれたらいいなと思っています。