安斉かれん“飛躍の2020年”を語る 「1日1日をどう乗り越えていくかに必死だった」
デビューして2年、アーティストとして飛躍を見せる安斉かれんが、7thシングル『Secret Love』を12月2日(水)にリリースしました。これまで発表してきた楽曲とは少し路線の異なる、可愛さの要素をぎゅっと詰め込んだ本作では、安斉流の“ガールズ・ポップ”が新たに誕生。インタビューでは、自ら手掛けた歌詞やミュージックビデオのお気に入り要素のほか、2020年の振り返りや、女優業への進出など、挑戦を重ねた安斉の心境を聞きました。(取材・文=赤山恭子/写真=松林満美)
【写真】スタイル抜群!安斉かれんの全身ショット
■「あざとくなれない」安斉が書く可愛い詞
7thシングル『Secret Love』 (C)avex
――新曲「Secret Love」は安斉さんのこれまでの楽曲にないタイプのポップさを打ち出しています。デモを聞いたときは、どう感じましたか?
「今までにないアップテンポで、すごく可愛い感じの曲だな!」というのが、第一印象でした。「Secret Love」はドラマ『社内マリッジハニー』(MBS/毎週木曜24時59分ほか)のオープニング主題歌とも聞いていたので、原作からもインスピレーションをもらう感じで、作詞を進めていきました。
――恋の始まりを予感させるような歌詞ですが、具体的なイメージは?
ドラマの主人公の女の子が、あざと可愛い子なので、そこは参考にしました。今までの歌詞は実体験を元に書いていたんですけど、今回は、ほぼ架空のシチュエーションを想像して書きました。「恋の始まり」というテーマだったし、ドキドキ&キュンキュンが連想できるように…全体的に可愛い感じに仕上げたかったので、普段使わないような言葉遣いも入れたりして。「いつまでも、そばにいて。」とか…普段言わないんですけど(笑)。
――「あざと可愛い」部分は、ご自身にはないものですか?
あざとくなれないです(笑)。
――(笑)。歌うにあたり、こだわった点はどこでしょうか?
真っすぐ恋愛している歌詞に合わせて、真っすぐ歌うのが一番かなと思って歌いました。私は特にAメロが好きなんです。恋しているときの自分との掛け合い、自分に問いかける感じが「女子だな」と思ったので、「顔、大丈夫?」とかも台詞っぽくしてみました。あと、サビは高音の部分がずっと続くので、そこの表現にはこだわりました。
――「Secret Love」は衣装もすごく可愛いですよね。イメージに合わせて選んだんですか?
ありがとうございます! ミュージックビデオの衣装が何種類かあって、そのうちの1種類を今日は着ています。今までのミュージックビデオはストーリー性があるものが多かったんですけど、今回は曲に合わせて、可愛い感じの世界観を大事に、ポップに仕上げています。“可愛い”と言ってもブリブリ系ではなく、オールディーズの要素が入っているので、バランスのよい“可愛い”ができたのかなと思っています。
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