サーモスが「フライパンを長持ちさせるコツ」を伝授! 買い替えの目安も解説
料理中のストレスを軽減するアイテムとして便利なふっ素コーティングのフライパンも、使い込めば食材がくっつきやすくなってしまったり、焦げやすくなったりするもの。毎日使う調理器具は、なるべく長持ちさせたいですよね。そこで今回は、サーモスのフライパン企画担当者が解説するふっ素コーティングのフライパンを長持ちさせる6つの方法を紹介します。
【写真】お手入れの認知の低さが明らかに サーモスの「フライパンと調理に関する調査」結果
■料理が焦げ付きやすくなる理由は?
今回、サーモスが紹介したのは、ふっ素コーティングのフライパンを長持ちさせる方法。料理が焦げ付きやすくなるのは、フライパンに塗布されているふっ素コーティングが剥がれてしまうことが原因です。6つのお手入れ方法を取り入れ、よりフライパンを長持ちさせましょう。
1.「空焚きをしない」
空焚きはフライパンを高温にしてしまい、フライパンが変形する可能性があります。そのため、できる限り空焚きはしないようにしましょう。ただし、調理する際に予熱が必要になる際は、中火で1分半ほど加熱する程度であれば問題はないとのこと。
2.「急冷をしない」
調理後のフライパンの急冷を避けることは、変形やふっ素樹脂の剥がれを防ぐために重要。調理終了後は、フライパンを急冷させず、水をかけた時に“ジュッ”という音がしない程度に冷ましてから、洗うのがポイントです。
3.「火力は中火以下にする」
フライパンを高温で使用するとふっ素コーティングが柔らかくなり、金属製の調理器具で炒める行為などによって傷がつきやすくなるそう。フライパンのコーティングの劣化が早まる原因にもなり得るので、調理時はできるだけ中火で使用することが推奨されています。また、強火はフライパンのハンドルの樹脂部分の劣化も引き起こす可能性があるため、火を強くし過ぎないように注意してください。
4.「料理を長時間入れたたままにしない」
フライパンに長時間(目安:一昼夜以上)料理を入れておくと、フライパンのコーティングが腐食する可能性が。特に調理後は1時間以内に中性洗剤で洗うのがベストです。
5.「炒め物や焼き物調理では、必ず油をひく」
炒め物や焼き物をする際には、フライパンに必ず油を使いましょう。油を使用する場合は200℃以上にならないように。
6.「金属ヘラなどは使わない」
フライパンが高温になるとふっ素コーティングが柔らかくなり、金属製のヘラやスプーンなどを使用して調理すると劣化の原因に。代わりに、シリコーン樹脂製の調理器具の使用をおすすめします。
■フライパンを買い替える目安は?
フライパンの寿命は、使用頻度や使用方法によって人ぞれぞれで、買い替えのタイミングがわからない方も多いかもしれません。
サーモスによると、目玉焼きなどのたんぱく質の多い食材がこびりつきはじめたら、フライパンの買い替えの検討を始めるのがおすすめとのこと。
ちなみに、サーモスが2024年1月に実施した「フライパンと調理に関する調査」では、「柔らかいスポンジでやさしく洗う」以外にコーティングフライパンを長持ちさせるための行為を実施している人が少ないことが明らかになり、フライパンを長持ちさせるために意識されている行為が少ないことが分かりました。この機会に、自身のフライパンのお手入れ方法も見直してみてはいかがでしょうか。