やりがちなNG行動も紹介! プロが教える、夏の洗濯テクニック
高温多湿の日本の夏では、脇の汗ジミや、衣類のニオイなど、この季節ならではの洗濯の悩みが出てくる。「時間が経てば落ちる汚れも落ちにくくなります」と語るのは、ライオンのお洗濯マイスター、大貫和泉さん。大貫さんによれば、夏こそためこまずに、こまめに洗濯するのがポイントだそうで、洗濯方法が夏のオシャレに差をつけることができるという。
【写真】アイテム別夏の洗濯術を、まとめてチェック!
■汗ジミケアは、前処理が大事
<夏物ワンピースの洗い方>(1)洗えるか表示を確認 (2)汚れが付いた部分に直接おしゃれ着用洗剤を塗布。そのまま時間をおかずにネットに入れて洗濯機に入れる (3)洗濯機ならドライコースまたは手洗いで
洗濯機では落ちにくい汗ジミや、ファンデーション、日焼け止めの汚れは、前処理がポイントだと大貫さんは語る。もし、ワンピースに付いてしまった場合、まず洗えるか確認し、汚れが付着した部分に直接おしゃれ着用洗剤を塗布。そのまま時間を置かずにネットに入れて洗濯機に入れるといいのだそうだ。
実は、マイナビウーマンの調査(2016年)によれば、ワンピースを毎回洗わない派は、6割に上るという。洗濯頻度が増えると型崩れや色あせが心配になるが、上記の手順だとそれらを防ぐことができる。
■ニオイの元となるNG行動とは?
とはいえ、「こまめな洗濯が大事」と分かっていても、忙しさや天候などでできない日もあるのが本音。そこで、大貫さんに「ニオイの元になるNG行動」も教わった。
NG行動「洗濯槽を洗濯カゴ代わりに使う」
まず、1つ目は「洗濯槽を洗濯カゴ代わりに使用すること」。洗濯槽は湿度が高く、菌が繁殖しやすいので、直接放り込んでおくのは厳禁。通気性の良い洗濯カゴの使用を推奨する。
NG行動「汗をかいたままの衣類や湿ったタオルを洗濯カゴに入れる」
2つ目は、「汗をかいたままの衣類や湿ったタオルを洗濯カゴに入れること」。これも同様に菌の繁殖に繋がるそうで、洗濯するまで乾かしてから入れると、部屋干しの臭いの予防になるという。
たくさん汗をかく夏は、細菌が増殖しやすくなり、 汗のニオイの原因となるので、注意が必要。正しい洗濯方法で、お気に入りの服を守り、夏も思い切りおしゃれを楽しみたい。
資料提供:ライオン株式会社/アクロン