もうすぐカムバのBLACKPINK 改めて考える世界を魅了する理由とは?

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2022年9月10日 09:00
もうすぐカムバのBLACKPINK 改めて考える世界を魅了する理由とは?
BLACKPINK  (C)Zeta Image

 K-POPというジャンルを飛び越え、世界的ガールズグループとも言える位置にまで上り詰めた、BLACKPINK。カムバックを前に先行リリースされた楽曲「Pink Venom」は、米ビルボードのグローバルチャート「ビルボード・グローバル200」と「ビルボード・グローバル・エクスクルーディングUS」で2週連続でトップに君臨。両チャートで2週連続1位となったのは韓国ガールズグループ史上初の記録で、彼女たちのグローバルな人気を証明しました。今回は、9月16日(金)に待望のカムバックを控えたBLACKPINKの魅力を改めてひも解いてみましょう。(文=西門香央里)


■多くの壁を越えたBLACKPINKの人気

 2016年8月にシングルアルバム『SQUARE ONE』でデビューしたBLACKPINKは、今年でデビュー6年を迎えました。デビュー当時は幼さを感じた彼女たちも、今ではすっかり大人の空気をまとった女性に。

 彼女たちは「ガールクラッシュ(同性である女性が思わずほれ込んでしまうような魅力を備えた女性を指す言い方)」をコンセプトとしており、その代表格とも言われています。デビューしてから6年という時間が経っても、デビュー当時からのスタイルを維持し、「現代社会における女性的固定観念から女性はいかに脱却するか」というガールクラッシュの原理をテーマに、その“強さ”を新しい作品を出すたびに前面に出してきました。

 今回リリースされた「Pink Venom」では、「他のガールズグループたちをディスってるのではないか?」とSNSを中心に議論になったり、特定の商品を歌詞に使ったということで、韓国の公共放送であるKBSで放送不適格になったりと、ネガティブな話題が持ち上がることも。しかし、彼女たち自身は、まるでどこ吹く風で余裕な顔を見せているところが、むしろ世界中のファンたちを燃え上がらせている感じさえします。

 2022年9月10日現在、YouTubeのチャンネル登録者数は8000万人を突破し、全世界すべてのアーティストで最高の数字を記録。世界にいるBLINK(BLACKPINKのファンのこと)は、膨大な数になっており、2020年には、米ブルームバーグ誌が「世界で最も影響力のあるポップスター」にBLACKPINKを選出したこともありました。

 どんなに時間が経っても、外部から何かを言われても、人気が出ても、誰にもこびずに「これがBLACKPINKである」という自分たちのスタイルを貫くBLACKPINK。そんな姿に、老若男女問わず人々は勇気をもらい、カッコ良さに惹(ひ)かれていくのではないでしょうか。それこそが、彼女たちが多くの壁を越えて人気を拡大している理由なのかもしれません。

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西門香央里(ライター)

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