“7年ぶりの復活”話題のKARA 長年多くの人を魅了し続ける理由とは?

特集・レポート
2022年12月10日 09:00

■多くの人たちに親しまれるワケ

 KARAといえば、2009年7月に韓国でリリースした「ミスター」のお尻を強調して踊る“ヒップダンス”を思い浮かべる人が多いでしょう。10年以上経った今でもKARAの代表曲として、多くの人たちに親しまれています。

 2010年10月にシングル「ミスター」で日本デビューしたKARAの“ヒップダンス”は、日本でも話題に。デビューイベントとして渋谷109前で行ったゲリラライブでは、事前告知がなかったのにもかかわらず、通行人も合わせて約3000人のファンが集結したため、当初30分を予定していたライブは、たった3分で中断となり、ニュースになりました。

 特に日本では、「ジェットコースターラブ」「GO GO サマー!」などオリジナル楽曲をリリースしたり、CMやバラエティー番組などに数多く出演したり、全国ツアーをしたりと、活動を多く行なってきたKARA。その人気は、2013年1月6日、韓国ガールズグループ初の東京ドーム単独公演開催という形で証明されました。

 なぜKARAがデビューから15年経っても多くの人たちから愛されてきたのかというと、彼女たちのいい意味での“とっつきやすさ”があったのではないでしょうか? 

 例えば、代表曲の「ミスター」や「Jumpin」のような一度聞いたら覚えてしまうわかりやすいメロディーと歌詞、一緒に踊りたくなる真似しやすい振り付け、そしてキュートでかわいらしいビジュアルは記憶に残りやすく、また、日本のバラエティー番組などでは日本語で話し、屈託のない姿を見せてくれたりと、“手の届かない高嶺の花のアイドル”というよりは、“身近で応援したくなるアイドル”という雰囲気が、日本では受け入れられやすかったのかもしれません。

 そして彼女たちの人気が継続し、7年という長いブランクを経た今回のカムバックが、ファン以外の人たちも巻き込んで盛り上がったのは、それまでの日本での活動によって築かれた知名度と実績、残してきた楽曲の素晴らしさが、世代を超えて受け入れられてきたからでしょう。

 12月2日(金)の『KBSミュージックバンク』に出演し、韓国での音楽活動を本格的にしていくKARA。第1次K-POPブームを支えたガールズグループとして、今後も長く活動を続けていってほしいですね。

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西門香央里(ライター)

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