BTS、7人完全体での新曲『Take Two』リリース! 10年間一緒に走ってきた“ARMY”への感謝が詰まった一曲に
■順風満帆ではなかった10年の歩み
2013年6月13日にシングル『2 COOL 4 SKOOL』のタイトル曲「NO MORE DREAM」でデビューしたBTS(当時は防弾少年団)は、元JYP Entertainmentのプロデューサーだったパン・シヒョクが立ち上げた事務所Big Hit Entertainment(現HYBE)からデビューした、初めてのアイドルグループでした。
インパクトの強い防弾少年団というグループ名には、“10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬく”という意味が込められており、デビュー当時はどこかやんちゃで不良っぽいイメージで売り出されました。
現在は世界的なグループとなったBTSですが、最初からうまくいっていたわけではなく、彼らがK‐POPグループとして成功を収めたのは、デビューから3年目の2015年のこと。これまでのパワフルなダンスを中心にしていたパフォーマンスを封印し、ドラマ性を重視した「I NEED U」(2015年4月29日にリリースした3rdミニアルバム『花様年華 Pt.1』のタイトル曲)が初めて韓国の音楽番組で1位を獲得し、BTSはここから成功の道へと進むことになったのです。
雑居ビルの一角に会社を構える小さな事務所だったということもあり、BTSの成功はまさにコリアンドリーム。なかなかうまくいかなくても諦めたり、くへこたれたりすることなく、自分たちの音楽と自分たちを応援してくれるファンを信じて歩んできた結果が、今のBTSを創り上げたのでしょう。
■10周年を記念したイベントも開催!
BTSは、『Take Two』リリース以外に、デビュー10周年を記念したイベント「2023 BTS FESTA」を開催。「BTS PRESENTS EVERYWHERE」というスローガンの下、オン&オフラインでさまざまなイベントを行っていく予定で、これからもBTSを感じられる時間が用意されそうです。
10年という長い月日をARMYとともに過ごしてきたBTS。リリースされた『Take Two』には、“一緒にいるから永遠を望むのは怖くない。僕の信頼は君でたったひとつの理由だから”という歌詞がありますが、BTSとメンバー、そしてARMYたちの信頼と絆は強いものだということを、BTS自身が示してくれたような気がします。
彼らが完全体としての活動ができない数年間は長く感じるかもしれませんが、イベントや個人活動などを通じて、BTSとARMYたちはもっと強くつながっていくことでしょう。7人で戻ってくる日を『Take Two』を聞きながら待ち望みたいですね。