【漫画】元カレの浮気→イケメン御曹司と契約結婚!? WEBコミック『いつわりの愛』の魅力とは?
上乃凛子原作、金森ケイタ作画の『いつわりの愛~契約婚の旦那さまは甘すぎる~』は、小説投稿サイト「エブリスタ」で掲載中の小説『偽りの愛の向こう側』を原作とするWEBコミック。結婚直前で元カレに浮気され失意のどん底に落ちた女性が、年上御曹司との“契約結婚”を経て変わっていく姿が描かれた展開が「スカッとする」「ときめきすぎてやばい」と話題を集めている。そんな“いつわりの愛”から始まる愛を描いた本作の見どころを紹介したい。
【写真】胸キュン必至! イケメン御曹司“理人”のプロポーズ
■イケメン御曹司との契約結婚
大手広告代理店に勤める主人公・桜井遥菜は、同じく会社の営業部に所属する町田清貴と交際中。清貴は少しチャラいものの、仕事に対しては妥協を許さず、遥菜はそんな彼の真面目なところに惹かれており、2年の交際を経て結婚しようとしていた。
ところがある日、清貴が総務部の香里と浮気をしていることが発覚。香里は「彼女とはそのうち別れるんじゃないかな」と同僚に吹聴し、浮気がバレた清貴も開き直って遥菜を悪者にし始める。結婚直前までいった相手に対する態度ではないだろう…と思わず怒りを覚えるが、そんな二人のモラルのない行動に追い詰められた遥菜は、清貴と破局した上、退職することに。
しかし、ここで転機が訪れる。退職の挨拶をしに取引先の綾瀬不動産へ赴いた遥菜は、御曹司で常務の綾瀬理人から家政婦として雇用することを提案された上、1年間という期限付きの契約結婚まで持ちかけられて…。
イケメン年上御曹司×普通の女の子の王道展開を描く本作。注目してほしいのは、誠実に愛を育む二人と、すれ違い続ける浮気カップルという対照的な二つの恋の行方だ。
■「偽り」はいつしか「本物」に
本作の一番の見どころは、何といっても遥菜と理人の関係性の変化。最初は遥菜と目も合わさなかった理人は、真面目で穏やかな遥菜の優しさに触れていくうちに、遥菜は少し強引だけど誠実な理人に大切にされていくうちに、次第に「本当の愛」を感じ始めていく。
「あなたのことが好きです」と誓いあって結婚しても、ここまでお互いを思いやりながら生活することができる人はそう多くはないだろう。そう思うくらいお互いの存在を大切に思いながら日々を過ごす二人。それなのに、始まりが契約結婚であったが故に「1年間限定の関係だから」「これ以上踏み込んではいけない」と思い悩む二人の関係性がなんとももどかしく、ほほえましい。
そんな二人の行く末を見守るうちに時に胸きゅん、時に切なさを感じられることだろう。1年後には離婚というゴールを迎える二人。その恋の行方が涙でぬれる切ないものではなく、輝かしい未来であることを期待したい。
■“浮気カップル”清貴&香理にも注目
そしてもう一つの見どころが、“元カレ”清貴と“浮気相手”香里の恋の行方。最初は浮気のテンションもあり楽しい日々を過ごしていた二人だが、次第に現実が見え始め、清貴はかわいいだけで何もしない香里に、香里は御曹司・理人と比べてランクが下がった清貴に対しそれぞれ不満を覚え始める。
ある意味似た者同士の二人がすれ違い、破滅していく分には「どうぞご勝手に」と思うだけですむのだが、この二人の不満の矛先は悲しいかな、遥菜に向いてしまう。
とはいえ彼女の隣には今や理人がいる。浮気カップルからの嫌味な攻撃を吹き飛ばすシーン、そして清貴が遥菜に抱えていた本音が垣間見えるシーンには、思わずスカッとすること間違いなしだ。
1年後には離婚という結末を迎える二人の恋の行方は。『いつわりの愛〜契約婚の旦那さまは甘すぎる〜【単行本版】』は第1巻まで配信中だ。