映画愛&スピーチに感動! 第92回アカデミー賞“見逃してほしくない”名シーン
2020年2月に行われた第92回アカデミー賞。韓国映画『パラサイト 半地下の家族』の快挙から、個性的な音楽パフォーマンス、受賞俳優たちのスピーチまで、ハイライトをご紹介!(文=辰巳JUNK)
【写真】気付いた?授賞式にいた女性版ジョーカー
■女性の活躍光るステージに
女性版ジョーカーの姿も Blaine Ohigashi/(C)A.M.P.A.S.
ノミネートが白人や男性に偏っていたことから、批判もされた今回のアカデミー賞。それを受けたオープニング・アクトのジャネール・モネイは、『アス』や『ミッドサマー』など、落選してしまった傑作群をトリビュートする音楽パフォーマンスを披露! 黒人歴史月間やクィアな人々を祝福するステージには、女性版ジョーカーの姿もありました。
『ジョーカー』で作曲賞に輝いたヒルドゥル・グーナドッティル Blaine Ohigashi/(C)A.M.P.A.S.
世界中で大人気な『ジョーカー』ですが、音楽を担当したヒルドゥル・グーナドッティルが、女性としてオスカー史上4人目の作曲賞ウィナーになる快挙を達成! 壇上では、音楽家らしい表現で女性たちに訴えました。「自分のなかで沸き立つ音楽が聞こえる女の子たち、女性たち、母たち、娘たち……どうか声をあげてください。みなさんの声が必要なのです」。
ビリー・アイリッシュ Blaine Ohigashi/(C)A.M.P.A.S.
ほかにも、松たか子など9ヵ国のエルサ役が参加した『アナと雪の女王2』グローバル合唱、グラミー賞制覇も記憶に新しいビリー・アイリッシュによるビートルズ「Yesterday」カバーなど、個性豊かなミュージシャンが授賞式を盛り上げました。ビリーに関しては、映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のテーマ・ソング「No Time To Die」も発表されたので、来年の授賞式でも姿が見られるかもしれません。
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