『恋あた』第9話に「中村倫也しか勝たん」の声 視聴者まで届く“繊細な恋の演技”に称賛
■里保、樹木の恋を応援
焼肉屋に来た浅羽&樹木 (C)TBS
「拓実は樹木ちゃんのことが好きだよ」。別れ際に里保から言われた言葉を、浅羽はまだ疑っていた。その想いを確かめるべく、今回、浅羽は樹木を焼き肉に連れて行ったり、休日を共に過ごしたりしてみたりする(浅羽曰く、デートは付き合っている二人がするものだから今回は違うらしい)。
問題のスマートフォンのシーン (C)TBS
実はこのデート(仮)の前に、浅羽と新谷の間で、戦いの火蓋が切られていた。スイーツ改革で生まれた「恋する火曜日のアップルクランブルチーズ」の発売決定を祝し、樹木と新谷と里保が打ち上げをしている際、記念撮影をしようとした樹木のスマートフォンの画面に「日曜待ってる」と浅羽からメッセージが届いたのだ。
TikTokで流行している「メッセージきた」のフィルターのごとく、ドッキリかと思えるこの展開に、樹木は大慌て。気まずさに一度席を立つが、追いかけてきた里保からは、浅羽と別れたことを告げられる。さらに里保は、「好きがだだ漏れてる」と浅羽に恋する樹木の背中を押しさえもした。
■新谷、浅羽に物申す!
一方、新谷は、樹木への優しさを絶やさなかった。「行って、自分の気持ちを確かめてきて」と、浅羽とのデートを勧めたのだ。「樹木ちゃんにはちゃんと選んでほしい。一点の曇りもなく、ちゃんと俺のことを」。樹木は何も言わず、大きく深呼吸をした。
しかし、新谷は怒りを覚えていないわけではない。浅羽がバイトする「ココエブリィ」上目黒店まで、「どういうつもりだよ」とデートの誘いを抗議しに行ったのだ。最初は突然現れた新谷に、浅羽は少し嬉しそうだった。第7話で“嫉妬心”が理解できなかった浅羽。樹木と出かける約束をしたことに対し、本当に悪気がなかったのだろう。
それでも新谷は怒りや悔しさがぐちゃぐちゃになった感情で震えていた。勉強やサッカーでは勝てなかったけれど、樹木だけは譲れないと強い口調で浅羽に伝える。「選ぶのは彼女だ」と浅羽は一言。浅羽の視線にはどこか余裕と自信すら垣間見えたが、クライマックスにはその冷静さすら失うほど、浅羽の心情に変化が起きた。
次ページ:【ネタバレあり】「中村倫也しか勝たん」演技に称賛!