松下洸平、『知ってるワイフ』で勢い止まらず　その魅力は“美しき手”にもあり!?

　そのふわりとした笑顔と真っ直ぐな瞳は多くの視聴者を魅了する。現在放送中の『知ってるワイフ』（フジテレビ系／毎週木曜22時）で津山千晴を演じる松下洸平の勢いが止まらない。松下と言えばNHK連続テレビ小説『スカーレット』（NHK総合）で主人公・川原喜美子（戸田恵梨香）のパートナー役である十代田八郎を演じたことで脚光を浴びた。その後、ドラマ、バラエティ、舞台とジャンルを問わず活躍を見せ、より幅広い層に支持されるように。今回はそんな松下の魅力を紐解きながら、彼のキャリアを振り返っていきたい。（文＝Nana Numoto）

【写真】色香をまとう！松下洸平の美しい手

■音楽から始まる芸能界入り

　芸術一家に生まれ、自身も幼い頃から絵画やダンスに触れてきた松下。今や役者のイメージが強いが、芸能界入りのきっかけは芝居ではなく、音楽からだった。特技である絵を武器に“ペインティング・シンガーソングライター（歌いながら一枚の絵を完成させる）”で活動する傍ら、舞台に出演したことをきっかけに芝居にも目覚める。それからは舞台に止まらず、映像作品への出演や、バラエティ、情報番組のパーソナリティーなど活動は多岐にわたる。

　松下のキャリアで面白いところは、1つ1つのジャンルを乗り換えつつキャリアアップするのではなく、全てを丁寧に根気良く続けていく姿勢だろう。今でも舞台には出演するし、音楽活動ではライブもやる。しかしバラエティもドラマも変わらずに出続けるという“全方位に全力投球”する姿勢は、仕事人という視点からも憧れてしまう。こうした実直に仕事に取り組む姿勢と、その実どこか掴みどころのない独自の視点を持った個性こそが松下の魅力だろう。

■『スカーレット』でSNSを盛り上げる

　そんな松下が、これほど多くの人に認知されるきっかけとなったのが、前述の通り朝ドラ『スカーレット』だった。喜美子に対して誠実に向き合い続ける八郎の姿に心を持っていかれた視聴者は多く、SNSでは“八郎沼”というハッシュタグができるほど。八郎が出演するたびにSNSが大きく盛り上がるという現象が巻き起こる。

　その後ドラマでは話題作『MIU404』（TBS系）第2話に犯人役で出演し爪痕を残し、人気連続ドラマのスペシャル版『東京タラレバ娘2020』（日本テレビ系）への出演も果たす。さらに朝の情報番組『ZIP！』（日本テレビ系／毎週月曜～金曜5時50分）では、2020年11月の金曜パーソナリティーに抜てきされ、『ぐるぐるナインティナイン』（日本テレビ系 ／毎週木曜19時56分）では「グルメチキンレース　ゴチになります！」の新メンバーとして今年1月からレギュラー出演するなど活躍の場を広げる。

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