BoA、全盛期と変わらぬダンス&歌声が話題に! 韓国では“レジェンド”な彼女のすごさとは

特集・レポート
2022年1月16日 08:00

■2018年にはオーディション番組の課題曲に

 一方、2001年に日本でデビューしてから精力的に活動をしてきたBoAも、ここ数年は日本での活動が少なくなってきており、特に2010年から2014年にかけては合同コンサートやほかアーティストのコンサートに参加する以外は日本でツアーを行っていませんでした。

 日本での活動が少なくなりながら、韓国でもアルバムのリリースやテレビ番組への出演などを行っており、全盛期ほどの人気はないものの、「日本で大きな成功を収めたK-POP女王」という肩書きで、韓国内ではレジェンドとして存在感を大きくしています。

『PRODUCE48』のポジション評価の様子


 例えば、2018年に放送されたサバイバルオーディション番組『PRODUCE 48』では、課題曲にBoAの「メリクリ」が出題されました。「メリクリ」は日韓同時発売されたバラード曲で、韓国語と日本語の2つのバージョンが存在します。日本ではクリスマスソングとして今でも色あせない曲ですが、その曲の日本語バージョンが課題曲として出題されたことは、日韓の練習生たちが参加していたとはいえ、日韓共にBoAの存在が大きいことを感じさせました。

■受け継がれるBoAの名曲たち

「VALENTI」


 日本での活動は少なくなっても、K-POPブームの初期を知る世代は、彼女の存在を忘れたことはありません。FNS歌謡祭で披露した「メリクリ」をはじめ、日本で彼女の名前を大きく知らせることになった「LISTEN TO MY HEART」、カッコいいダンスで人気だった「VALENTI」は、当時を知っている人たちは誰もが今でも歌える名曲です。

 以前、SMエンターテインメントに所属するアーティストたちが参加する「SMTOWN LIVE」でBoAが「VALENTI」を披露した時、会場では観客たちがノリノリで歌っていたことが思い出されます。誰もが歌える楽曲を持つということは簡単なことではなく、それだけBoAの曲が日本で浸透していたこと感じさせるエピソードです。

 今の第4次K-POPブーム世代は、BoAに夢中になった世代の子供たちと言える年齢ですが、上の世代の人たちを通じてBoAの名曲たちを知っていくことになるでしょう。

 日本のK‐POPの基盤を築いたと言っても過言ではないBoAは、これからも多くの人に愛される歌手として、変わらない存在感を見せてくれるでしょう。

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西門香央里(ライター)

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