2019年クリスマスの海外旅行先ランキング発表! ヨーロッパの国が半数以上を占める結果に
阪急交通社が、毎年恒例の「クリスマスの海外旅行先ランキング」を発表。今年は1位がイタリア。そしてドイツ、スペインなどヨーロッパの国が多数を占める結果となった。
【写真】2019年クリスマスの海外旅行先ランキング「1位~10位」の国
■クリスマスとの関係が強くない国も上位にランクイン
ランキングは、2019年12月24日の宿泊が含まれる海外ツアーの申込者数を集計したもの。クリスマスから連想されるものは、サンタクロース、クリスマスツリー、ケーキ、プレゼントなどたくさんあるが、近年ではクリスマスマーケットも、クリスマスらしさを味わえるイベントとして日本でも人気がある。
そんなクリスマスマーケット発祥の地でもあるドイツをはじめとした、本場の雰囲気が味わえるヨーロッパ各国へのツアーが上位を占める結果となった。ランキングと各国ごとの特徴や注意点は以下の通り。
■1位 イタリア
イタリア
前回5位のイタリアが1位にランクアップ。11月末~12月中旬頃、ローマのナヴォーナ広場、フィレンツェのサンタ・クローチェ広場など各地でクリスマスマーケットが開かれるが、12月25、26日はほとんどの店が閉まり、交通機関も運休するので注意が必要だ。
■2位 台湾
台湾
旅行代金が安いことや暖かいことなどが人気の理由とみられる。2月の旧正月を盛大に祝うためかクリスマスムードは抑えめだが、「新北市ハッピークリスマスシティ」というイベントは昨年の来場者数が600万人を突破。
■3位 ドイツ
ドイツ
クリスマスマーケット発祥の地。大都市だけでも2500以上開催されるそうだ。数が多いので、旅行中に複数のマーケットを見て回れるのも魅力。中でもニュルンベルクのクリスマスマーケットには毎年200万人が訪れ、180もの屋台が並ぶ。
■4位 スペイン
スペイン
スペインのクリスマスは12月24日から1月6日まで続く。24日夜は家族でディナーを楽しみ、25日は静かに過ごすのが一般的。多くの観光スポットや店が閉まり、本数を減らす交通機関もあるので注意が必要。クリスマス当日は、街中を散歩してイルミネーションを楽しんだり、キリストが生まれた様子を人形で再現した「ベレン」を見て回ったりするのがおすすめ。
■5位 エジプト
エジプト
前回8位から5位にランクアップしたエジプトだが、国民の多くがイスラム教徒で、クリスマスを祝う習慣はない。しかし、近年はイベントとしてクリスマスを楽しむ人が増えており、クリスマスバザーが開催されたり、オーナメントやサンタの衣装などを扱う雑貨屋もある。また、観光客が利用するホテルではツリーやクリスマスディナーが用意されていることも多い。
■6位 トルコ
トルコ
6位に初ライクインしたトルコもイスラム教徒が多いためクリスマスイベントはあまりない。その代わり、観光スポットやレストランなどは通常通り営業しているので、ブルーモスクやアヤソフィアなどの人気スポットを観光することも可能。
■7位 チェコ
チェコ
首都プラハの旧市街で行われるクリスマスマーケットが有名。大きなクリスマスツリーは夕方からライトアップされ、幻想的な雰囲気に。クリスマスマーケットの定番は「スヴァジャーク」と呼ばれるホットワインだが、「メドヴィナ」と呼ばれる蜂蜜のお酒もおすすめ。
■8位 オーストリア
オーストリア
ウィーン市庁舎前のクリスマスマーケットは市内で最大規模。約150もの屋台がならび、巨大スケートリンクやメリーゴーランドが設置される。やはりグリューワイン(ホットワイン)が定番だが、「プンシュ」と呼ばれる温かいカクテルもおすすめ。
■9位 フランス
フランス
400年以上続くストラスブールのクリスマスマーケットが有名で、毎年200万人が訪れ、街全体で華やかな雰囲気を楽しめる。しかし、カトリック教徒の多いフランスでは、12月25日はスーパーや雑貨屋などが開いていないことはもちろん、ほとんどの観光スポットに立ち入ることができない。
■10位 モロッコ
モロッコ
絵本の世界へ入り込んだような「青い街シャウエン」や、細い路地が複雑に入り組む迷宮都市フェズなど、個性的な街が人気のモロッコ。イスラム教徒が多く、街中でクリスマスの雰囲気を感じることはないかもしれないが、クリスマスにスーパーや飲食店などが閉まってしまうことがないので、観光や買い物を楽しむことができる。