【作品情報／見どころ】

本作は、新宿・歌舞伎町という“日本最大のカオス”を舞台にした本格裏社会ドラマ。 警察でも解決できないトラブルに対し、裏社会の論理で処理する“何でも屋”の男・リーが、 暴力・詐欺・売春・裏金融といった問題に巻き込まれながら、それぞれの「落とし所」を見つけていく物語だ。原作は90万人以上のフォロワーを持つ異端のインフルエンサーZ李。人間の本質をリアルに描く点に定評があり、映画『あんのこと』では第48回日本アカデミー賞にて「優秀脚本賞」を受賞した入江悠監督が、裏社会のリアリティを「社会の表と裏に生きる人々の心理や葛藤を突きつける物語」へと昇華させた。主人公リーを演じるのは、圧倒的な表現力を誇る森山未來。そしてリーの悪友・純ちゃん役に勝地涼、彼の恋人であり物語の鍵を握る美香役に馬場ふみかがメインキャストとして出演し、それぞれの存在がリーの運命を大きく揺るがしていく。

東洋一の歓楽街・ 歌舞伎町で看板のない何でも屋を営むリー（森山未來）のもとには、いわく付きの事件が次々と持ち込まれる。事件には多様な動機を持つ人々たちが蠢いており、背景を読み解きながら落とし所を探らねばならない。そうしなければトラブルは無用に拡大し、解決どころではなくなるからだ。 落とし所は、経験と勘から導き出される。若き日のリーには、落とし所の判断を誤り、同棲していた恋人を失った経験があった…。