【解説/みどころ】
神話が息づく南の島を舞台に、伝統と近代化との相克、日本民族の根源的な生と性、さらには日本の風俗のルーツまでをも描ききった今村昌平の最高傑作。今村作品としては初のカラー映画だが、南島の陽光と自然が最大限に効果をあげている。南方に現代文明からとり残された島があった。島民は原始的な農耕と土俗信仰に生きているが、そんな島にも東京から観光開発の調査のため、都会人が入り込んで来る。島の神事をつかさどる一家は、一方で近親相姦の一族として島民からさげすまれていた。そして兄妹相姦の果てに悲劇が待ち受けて……。原始的な性により、男を虜にする女の性の強烈さを沖山秀子が好演。
- キャスト
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三國連太郎/
河原崎長一郎/
北村和夫/
沖山秀子/
松井康子/
加藤嘉/
小松方正/
細川ちか子/
扇千景/
浜村純/
- スタッフ
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監督:
今村昌平
脚本:
今村昌平
長谷部慶次
- 上映時間・制作年
- 174分/1968年
- 制作国
- 日本
- 配給
- 日活=今村プロ
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