玉山鉄二×音尾琢真×深川麻衣『今はちょっと、ついてないだけ』　温かな交流を描いた本編映像解禁

映画

公開日：2022/3/31 11:15

玉山鉄二×音尾琢真×深川麻衣『今はちょっと、ついてないだけ』　温かな交流を描いた本編映像解禁の

【動画】『今はちょっと、ついてないだけ』コーヒーをシェアハウスで楽しむ温かな交流を描いた本予告

　伊吹有喜による同名小説（光文社文庫）を映画化する本作は、シェアハウスと自然を舞台に、ゆったりと流れる時間の中、日々を丁寧に生きようとする不器用な大人たちの輝きを見つめる物語。

　スター・カメラマンだった主人公・立花浩樹役を玉山、人付き合いが下手で美容サロンをリストラされる美容師役を深川が演じ、そのほか音尾琢真、団長安田（安田大サーカス）、高橋和也が共演。監督・脚本を、『流れ星が消えないうちに』『パーフェクトワールド君といる奇跡』などの柴山健次が務める。

　かつて秘境を旅する番組で人気カメラマンとして脚光を浴びながら、表舞台から姿を消した立花（玉山）。彼に写真を撮る喜びを思い出させ、以前とは違う形で再び自然へと導いたのは、シェアハウスに集う不器用な仲間たちとの笑顔の日々だった。失職した元テレビマンの宮川（音尾）、将来に悩む美容師の瀬戸（深川）、復活を望む芸人の会田（団長）。立花も彼らも、ゆったり流れる時間の中で、それぞれの“心が本当に求めるもの”を見つけ出そうとしていた…。

　今回解禁されたのは、立花（玉山）、瀬戸（深川）、宮川（音尾）の3人が、シェアハウスで一杯のコーヒーをきっかけに互いへの距離を縮めていく場面を収めた本編映像。「応援したいじゃん」。シェアハウスのキッチンで夜食のホットサンドを作る宮川は、その様子を見つめる瀬戸に向かって、立花への思いを静かに語り始める。

「あの人、うちの田舎から出た唯一のスターだったから…知らないと思うけど、昔“ネイチャリング・シリーズ”っていう番組があってさ」と説明する宮川に、「覚えてます。焚火でハムエッグ焼いたり、コーヒーいれたりする」と反応する瀬戸。彼女はさらに記憶を手繰り寄せ、「あれに出てたのって、確か…」とシェアハウスの住人である立花がその本人だと気づく。

　すると宮川は「面白いなぁ。瀬戸っちが思い出したのが秘境じゃなくてメシってところが」と笑う。そして瀬戸が「厚切りハムと豆のスープ、食後に鼻腔を刺激する天使のコーヒー」と番組のナレーションを思い出して話しているところに、立花がやってくる。

　そんな2人を見て「飲んでみます？」と天使のコーヒーを淹れることを提案し、「香りを強くするために、それなりにこだわっています」と豆を挽き始める立花。その様子を笑顔で見守る2人。そして立花が入れた一杯のコーヒーがそれぞれを癒し、3人の距離をさらに縮めていく。果たして、不器用な彼らが、この後どう前向きに生きるキッカケを見つけていくのか―。

　映画『今はちょっと、ついてないだけ』は、4月8日より全国順次公開。