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アキ・カウリスマキ監督最新作『枯れ葉』日本版ポスター&予告編公開 可笑しみと切実さに満ちたラブストーリー

映画

映画『枯れ葉』場面写真
映画『枯れ葉』場面写真(C)Sputnik Photo: Malla Hukkanen

 第76回カンヌ国際映画祭にて審査員賞を受賞したアキ・カウリスマキ監督最新作『FALLEN LEAVES(英題)』が、邦題を『枯れ葉』として12月15日より公開されることが決定。日本版ポスタービジュアルと予告編が解禁された。

【動画】カウリスマキ監督カムバック! 映画『枯れ葉』予告編

 2017年、『希望のかなた』のプロモーション中に監督引退宣言をし、世界中のファンを悲嘆に暮れさせたフィンランドの鬼才アキ・カウリスマキ。

 『枯れ葉』はそれから6年、カウリスマキ監督がカムバックして作り上げた最新作。孤独を抱えながら生きる女と男が、人生で最初で最後のかけがえのないパートナーを見つけようとする姿を描く心優しいラブストーリーだ。過去に発表した労働者3部作(『パラダイスの夕暮れ』(1986)、『真夜中の虹』(1988)、『マッチ工場の少女』(1990))に連なる4作目となる。

 今年の第76回カンヌ国際映画祭にて審査員賞を受賞したほか、2023年国際批評家連盟の年間グランプリに見事輝き、先日にはアカデミー賞国際長編映画賞部門のフィンランド代表にも選出された。本国フィンランドでは9月15日に劇場公開され、カウリスマキ最大のヒット作『過去のない男』をしのぐオープニング動員数を記録、フィンランドのみならずフランスやドイツでも大ヒットするなど各国で快進撃を続けている。

 主演は、『TOVE/トーベ』でムーミンの作者トーベ・ヤンソンを演じ大きな注目を集めたアルマ・ポウスティと、『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場』で高い評価を得たユッシ・ヴァタネン。2人とも、本作がカウリスマキ映画初出演となる。それぞれの友人役として、ヤンネ・ヒューティアイネン(『街のあかり』『希望のかなた』)、ヌップ・コイブ(『希望のかなた』)が出演。もちろんカウリスマキ映画には欠かせない名優“犬”も登場する。

 北欧の街ヘルシンキ。アンサは理不尽な理由から仕事を失い、ホラッパは酒に溺れながらもどうにか工事現場で働いている。ある夜、ふたりはカラオケバーで出会い、互いの名前も知らないまま惹かれ合う。だが、不運な偶然と現実の過酷さが、彼らをささやかな幸福から遠ざける。果たしてふたりは、無事に再会を果たし想いを通じ合わせることができるのだろうか…?

 ギリギリの生活を送りながらも、生きる喜びと人間としての誇りを失わずに生きる労働者たちの日常がまっすぐに描かれる本作。この度解禁された日本版ポスタービジュアルには、温かな灯りのもと食卓で見つめ合うアンサとホラッパをとらえた写真と、「愛を、信じる」というキャッチコピーを配置。デザインは、『過去のない男』以来、カウリスマキ作品を担当している大島依提亜が手掛けている。

 予告編は、シャンソン曲「枯れ葉」が流れる中、孤独感を漂わせるアンサとホラッパの姿が映し出されるところからスタート。続いて2人が出会い、徐々に距離を縮めていく様子が描かれる。姉妹からなるフィンランドのポップ・デュオ、MAUSTETYTÖT(マウステテュトット)の歌う楽曲「SYNTYNYT SURUUN, PUETTU PETTYMYKSIN」(悲しみに生まれ、失望を身にまとう)」が、可笑しみと切実さに満ちたラブストーリーを盛り立てている。

 なお本作は、11月11日より渋谷ユーロスペースにて開催されるフィンランド映画祭2023にて先行上映される(11月12日16時30分より上映)。

 映画『枯れ葉』は12月15日より全国公開。

映画『枯れ葉』予告編

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