『マッチング』“マッチングアプリ”の出会いから始まる恐――土屋太鳳・佐久間大介・金子ノブアキを深掘り!
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今年2月に公開され、先日配信が開始された映画『マッチング』。恋愛を始めたい人にとって一般的なツールとなったマッチングアプリをきっかけに、恐ろしい事件に巻き込まれていくサスペンス・スリラーだ。本作のメインキャラクターを務めたのが、土屋太鳳、佐久間大介、金子ノブアキ。鬼気迫る演技や、これまでのイメージを壊す役作りなど、新たな境地を開拓している3人。今回は、『マッチング』で恐怖とスリルを表現した土屋・佐久間・金子について深掘りしていこう。
【写真】マッチングアプリの出会いがまさかの事件に発展――ドキドキの場面写真
内田英治が原作・脚本・監督を務める本作は、マッチングアプリによって増えた“出会い”の裏に仕掛けられた恐怖を完全オリジナルで描く。マッチングアプリを通じて他人と気軽に出会えるようになった現代だからこそ起こる身近に潜む恐怖を、追い詰められてゆく主人公とともにジェットコースターに乗ったかのようなスリルと、予測不可能なストーリー展開で描く。
■恋を始めようとしただけなのに…闇に巻き込まれる主人公・輪花(土屋太鳳)
映画『マッチング』場面写真(C)2024『マッチング』製作委員会
土屋太鳳が演じる主人公・輪花は、ウエディングプランナーとして数々のカップルの幸せの実現を手伝いながらも、自身は恋愛に奥手な29歳。同僚の勧めでマッチングアプリに渋々登録し、マッチングが成立するも、目の前に現れたのはプロフィールからは想像できなかった暗い男。その男はやがて裏の顔を見せ始める。時を同じくして、アプリ婚をしたユーザーが殺される事件が彼女のまわりで頻発。輪花が出会った男が捜査線上に浮上するが、事件は全く意外な方向から別の展開を見せるのだった。そしてついに、輪花にも犯人の魔の手が迫る―。
映画『マッチング』場面写真(C)2024『マッチング』製作委員会
2005年、角川映画、ソニーミュージック、Yahoo!JAPAN が合同で実施したスーパー・ヒロイン・オーディション ミス・フェニックスにて審査員特別賞を受賞したことでキャリアをスタートさせた土屋。NHK連続テレビ小説『まれ』や映画『PとJK』『となりの怪物くん』ドラマ「やんごとなき一族」(フジテレビ系)などで主演を飾り、ピュアで元気ながら品も兼ね備えた唯一無二の演技を見せてきた。今作では、内田監督が「今回は主体性や自信のない人物が徐々に強くなっていく、その変化を演じてもらいました」※1と評すように、今までとはイメージの異なる役に挑戦。アクションや洋画ホラーを思わせる絶叫など、新境地を開拓している。