三たびの海峡

【解説/みどころ】
第二次大戦末期から現代までの日本と朝鮮半島を舞台に、最初は強制されて、その後は自分の意思で、両国の間に横たわる海峡を三たび渡った韓国人・河時根(ハー・シグン)の憎しみと愛に彩られた半生を描いた大河ロマン。「月光の夏」「ひめゆりの塔」と、ヒューマニズムあふれる作風が高く評価される神山征二郎が本作でも難しいテーマを見事に演出。キャストは総じて好演だが、とりわけ主人公の妻に扮した南野陽子が、時代の波にほんろうされる女の哀しみを絶妙に表現した。原作は吉川英治文学新人賞を受賞した同名小説。日本映画としては初めての韓国ロケを行った作品。韓国で試写が予定されたが、韓国政府の反対により、中止された。
- キャスト
- 三國連太郎/ 南野陽子/ 風間杜夫/ 隆大介/ 永島敏行/ 岩城滉一/ 林隆三/ 白竜/ 伊佐山ひろ子/ 趙方豪/ 樹木希林/ 泉ピン子/ 李鐘浩/
- スタッフ
- 監督: 神山征二郎 脚本: 神山征二郎 原作: 帚木蓬生
- 上映時間・制作年
- 123分/1995年
- 制作国
- 日本
- 配給
- 「三たびの海峡」製作委員会
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