オリヴィア・ニュートン=ジョンさん死去 『グリース』ジョン・トラヴォルタが追悼
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歌手で、映画『グリース』や『ザナドゥ』などに出演したオリヴィア・ニュートン=ジョンさんが、現地時間8月8日、米カリフォルニア州の自宅で亡くなった。73歳だった。ジョン・トラヴォルタが追悼コメントを出している。
【写真】ジョン・トラヴォルタが公開した追悼文
「オリヴィア・ニュートン=ジョンが(73)が、今朝、南カリフォルニアにある牧場にて、家族や友人に囲まれて安らかに息を引き取りました。この困難な時に、皆さまには家族のプライバシーを尊重していただくようお願いいたします」と、夫のジョン・イースタリングさんがフェイスブックにて公表した。
Varietyによると、死因は明らかになっていないものの、オリヴィアさんは乳がんとの闘いを公表しており、2017年に2度目の再発が見つかっていたという。「30年以上にわたり、乳がんとの闘いを通して、勝利と希望のシンボルでした」と遺族がコメントしている。
オリヴィアさんは、1948年イギリス・ケンブリッジ生まれ。幼い頃に両親と共にオーストラリアに移住し、高校時代から音楽活動を行った。その後、イギリスに活動の場を移し、ヒット曲を次々発表。「愛の告白 (I Honestly Love You)」はグラミー賞最優秀レコード賞と最優秀女性歌唱賞を獲得している。
女優としては、1965年にスクリーンデビューし、1978年に大ヒットした青春ミュージカル『グリース』に出演。劇中の楽曲「愛すれど悲し」は、アカデミー賞歌曲賞候補となった。『グリース』で共演したジョン・トラヴォルタとは、『セカンド・チャンス』(1983)でも共演している。2020年に公開された『クロコダイル・ダンディ』の新作『The Very Excellent Mr. Dundee』が遺作となった。
オリヴィアさんの訃報を受け、プライベートでも親交のあるジョン・トラヴォルタがインスタグラムで追悼メッセージを公開。「最愛のオリヴィア、君は僕ら皆の人生をより良いものにしてくれました。君の影響は信じられないほどでした。愛してる」とコメント。続けて、自身も妻を2020年に乳がんで亡くしているジョンは「この先またどこかで会おう。みんなで再会しような」と記し、『グリース』で演じた恋人同士ダニーとジョンを偲んで「あなたのダニー、あなたのジョン!」と結んだ。