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笠間淳、梅原裕一郎らメインキャスト&虚淵玄が登壇 『REVENGER』先行上映イベントレポート到着

アニメ

アニメ『REVENGER』先行上映イベントより
アニメ『REVENGER』先行上映イベントより(C)REVENGER製作委員会

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笠間淳

梅原裕一郎

武内駿輔

金元寿子

 2023年1月5日放送スタートするアニメ『REVENGER(リベンジャー)』(TOKYO MX、関西テレビ、BS日テレ、AT-X)の先行上映イベントが、12月10日、新宿ピカデリーにて開催。雷蔵役の笠間淳、幽烟役の梅原裕一郎、徹破役の武内駿輔、鳰役の金元寿子、惣二役の葉山翔太に加え、藤森雅也監督、ストーリー原案・シリーズ構成を担当した虚淵玄(ニトロプラス)が登壇した。

【写真】主人公・繰馬雷蔵を演じ、和風衣装で登場した笠間淳

 本作は、史実とは異なる歴史をたどった長崎を舞台に、力なき人たちの復讐を代行する5人の殺し屋「REVENGER」の活躍を描くダークヒーローアクション史劇。

 第1話、第2話上映終了後のトークパート第1部では、笠間、梅原、武内、金元、葉山のメインキャスト5名が登場。来場者への感謝のあいさつとともに、本編の印象をそれぞれが語った。

 「雷蔵をはじめ、惣二以外の利便事屋の面々は自身の置かれた立場のこともあり、自分の事を饒舌に喋るようなタイプではないので、ひとつの台詞にかける熱量や温度がかなり高い作品です。どの話数も一言一句聞き逃さずに見て頂きたいです」と笠間がコメントし、続いて梅原が「オリジナルアニメということで、誰もこの先の展開が分からないのも魅力ですね。最終話まで見てから振り返ると、各話に張られている伏線や、キャラクター達が会話している時の心情が分かって面白いですし、会話劇や迫力のあるバトルシーンも楽しめます」と語った。

 武内は「こんなにも擦れている主人公は、他の作品ではなかなか見ないですよね! 雷蔵だけじゃなく、利便事屋のみんなもアウトローですが、その中でも徹破は比較的まだ人情があるのかなと思います。そんな登場人物たちだからこそ先の展開が読めないのも面白いですし、回を重ねるごとに利便事屋たちの関係値が変化していくので、どう変わっていくのか楽しみに観て欲しいです」とコメント。

 金元からは「1話と2話を観て、すごくしっとりとした空気を感じました。勧善懲悪ではない利便事屋の面々が、悪を斬っていくという題材も興味深くて面白いですし、毎週出てくるゲストキャラクターもとても欲深くて可愛らしいなと思います(笑)。本日会場の皆様にも聞いていただいた坂本真綾さんのED曲でとても浄化されて救われる気持ちになりますし、今後解禁されるOP曲もとてもかっこいいので、最初から最後まで楽しめます」。

 そして最後に葉山が「会場の皆様には、2話の徹破の大弓を観て頂いたと思うのですが、仕掛けが本当に細かいんです! 今後登場する武器やアイテムも、動きの1つ1つ、仕掛けの1つ1つが本当に細かく描写されていて、オタク心をくすぐるシーンが散りばめられているのでぜひチェックして欲しいです。放送を観て頂いて、『あのシーンかっこよかった!』という皆さんそれぞれの感想を楽しみにしています」と語った。

 第3話の上映終了後はキャスト5名に加え、藤森監督とスト―リー原案・シリーズ構成を担当した虚淵玄が登壇し、本作の製作にまつわるトークパート第2部がスタート。

 冒頭のあいさつでは、本作を初めて鑑賞した来場者に向けて、藤森からは「虚淵さんから娯楽の王道の脚本をいただいて『これは絶対に空振り出来ない!』と物凄く力を込めて作業を進めてまいりました。スタッフの力と、キャストさんの演技が合わさって、凄く見応えのあるフィルムを作ることが出来たと自負しております。それを本日会場の皆様に鑑賞いただけて、本当に感無量で、嬉しい気持ちでいっぱいです」、虚淵からは「アニメの文芸のお仕事はかなり早い段階で目処が付いてしまうもので、本作はオリジナルの企画なのでその後黙っていなければいけない期間が長かったのですが、今回関わらせていただいて本当に良いものがあがったなと手応えがある企画だっただけに、1日も早く皆様にお届けしたいという願いが今ようやく叶いました。今日は本当に幸せな気分です」と感謝の言葉を伝えた。

 MCから本作を製作するうえでこだわったポイントについて聞かれ、虚淵は「僕の好みの世界観ド直球で、求められていたものも僕が本当にやりたかった事で、『この仕事を振ってくださってありがとうございます!』と思い、手加減抜きで全てのネタを出し切ろう!と直球勝負で、自分の想いを最後まで貫けたので大満足です!」と熱く語り、藤森は「登場人物の台詞と内面で思っていることが違うシーンが結構出てくるんです。2話、3話でも曲者キャラが登場したと思うのですが、台詞を喋っている側だけではなく、それを聞いている側がどんな表情で聞いているのか、という点で、台詞があるキャラクターと同じくらいのカットを相手に振り分けることを意識して演出していきました」と、緻密な演出へのこだわりを語った。

 また、本作の立ち上げから製作過程については、「ダークな時代ものを一度はやってみたかったんですが、着物の動かし方などがアニメーションでは鬼門だと聞いていたので、その時は『そういうものか…』と思っていたのですが、それをやらせていただける機会を頂けたというのが、どれほど得難いものか深く感じています。現場の苦労は物凄いものだと思うのですが、それでも千載一遇のチャンスだと思って乗らせていただけて、実際仕上がった映像はご覧の通りの素晴らしいクオリティで、『よくぞここまで!』という感謝しかないです」と虚淵。

 そのコメントを受けて藤森は「現場の作画スタッフの努力は凄かったです。着物を買ってきて、スタジオで制作の男の子に着てもらって、その状態で芝居をしてもらって、それを撮影して、クロッキーして……ということをやりながら作っていきました。時代ものを製作する際に大変なのは、着物も勿論ですが立ち振る舞いも今の日本と全然違うので、畳のヘリを踏まない等の身近な知識として失われた細かな部分にも注意しなければならないので、難易度が高かったです」と答えた。

 本作の特徴的なシーンのひとつでもある幽烟の暗殺シーンに関しては、「脚本に『金箔で窒息させる』と書いてあるのを見た時に、『これはどういう事だろう?』と(笑)」という藤森の言葉に、すかさず虚淵が「ああいう突拍子のない技で人を殺す、というのはある種の王道パターンなのでやってみたかったんです」とコメント。

 続けて藤森が「ご存知の方もいらっしゃると思いますが、金箔というのは変に触るとその場でボロボロになってしまうとても脆い素材なんです。人を殺せるような素材ではないので、それをアニメーションでどうやって表現しようと悩み、顔を覆う時はラップ状態で張り付いて、最後はアルミホイル状態でくしゃくしゃにする、という方法にたどり着くまで苦労しました」と発想の苦労に加え、「自分の顔に実際にラップを巻いて、その写真を資料としてスタッフに撮ってもらいました」と驚きのエピソードを語った。

 アニメ『REVENGER』は、TOKYO MXにて2023年1月5日22時30分、関西テレビ放送にて1月8日26時29分、BS日テレにて1月5日24時30分、AT-Xにて1月5日21時より放送。

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