デンマーク王室ヨアキム王子、アメリカに転居 大使館赴任のため
デンマーク王室のヨアキム王子が、在米デンマーク大使館の防衛産業担当武官としてワシントンに赴任することになり、一家で同国に転居することがわかった。
【写真】デンマーク王室のヨアキム王子と子どもたち
現地時間3月17日に、デンマーク王室が発表したもの。ヨアキム王子は、今年9月からアメリカ・カナダ・デンマークの軍事産業協力のために、在米デンマーク大使館の防衛産業担当武官としてワシントンに赴任。一家で転居するという。
ヨアキム王子は女王マルグレーテ2世の次男で、現在は武官としてパリのデンマーク大使館に勤務している。妻のマリー妃との間に13歳のヘンリク、11歳のアテナ、元妻アレクサンドラ・マンリー元妃との間に23歳のニコライ、20歳のフェリックスがいるが、ヘンリクとアテナも一緒に渡米するようだ。
デンマーク王室では、昨年10月に、ヨアキム王子の4人の子どもたちから、王子・王女の称号と、「殿下(His/Her Highness)」という敬称をはく奪すると発表。
女王は「それぞれ自由な人生を歩むため」としたが、ヨアキム王子一家からの反発を受け、謝罪を発表。「ショックを与えてしまったことを残念に思います。子どもたちと彼らの妻、孫たちが、私の最大の喜びであり、誇りであることを疑う余地はありません。家族として、この状況を乗り越えられるよう願っています」と述べたが、決定そのものは撤回しなかった。