英カミラ王妃、戴冠式でエリザベス女王のローブを着用
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今週末執り行われる英チャールズ国王の戴冠式。カミラ王妃は、エリザベス女王が戴冠式で纏ったローブを着用することが分かった。
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現地時間5月6日に執り行われる英チャールズ国王とカミラ王妃の戴冠式。Peopleによると、伝統に則り国王夫妻はそれぞれ、国を象徴する「ローブ・オブ・ステート」と階級を象徴する「ローブ・オブ・エステート」という2種類のローブを纏うことになっているそうだ。
「ローブ・オブ・ステート」は式を執り行うウェストミンスター寺院に登場する際に身につけ、「ローブ・オブ・エステート」は退出する際に羽織るもので、伝統的によりパーソナライズされたものとなる。
戴冠式で使用するローブを管理している王立裁縫学校の刺繍チームがこの度ローブの写真を公開した。国王の「ローブ・オブ・ステート」は深紅のベルベット製で、祖父にあたるジョージ6世の戴冠式のために誂えたものだそう。戴冠式を前に、同校がベルベットを保全し、ロンドン最古のテイラーとして知られるイード&レイヴェンスクロフトが刺繍と金レースの保全を手掛けたそうだ。「ローブ・オブ・エステート」も同様に1937年に行われたジョージ6世の戴冠式のために作られたもので、こちらはパープルのシルクベルベットを基調としている。
一方、カミラ王妃の「ローブ・オブ・ステート」は、国王の母エリザベス女王が1953年の戴冠式で纏ったもので、国王のローブ同様深紅のベルベットで作られており、イード&レイヴェンスクロフトがサイズ変更を手掛ける。また、「ローブ・オブ・エステート」は今回新調され、王立裁縫学校がデザインと手刺繍を手掛け、イード&レイヴェンスクロフトが製作を担当する。自然と環境をテーマにトレーンに刺繍が施され、ハチやカブトムシ、様々な植物がデザインされているそうだ。
戴冠式は、現地時間5月6日11時より、英ロンドンのウェストミンスター寺院にて執り行われる。