喪失を乗り越えバレエに心の開放を願う少女の物語―映画『レッド・シューズ』3.15日本公開&予告解禁
ジュリエット・ドハーティが主演する映画『The Red Shoes:Next Step』(原題)が、邦題を『RED SHOES/レッド・シューズ』として、3月15日より全国公開されることが決定。併せて、予告映像とポスタービジュアルが解禁された。
【動画】舞台となるアカデミーにオーストラリア国立演劇学院を使用! 映画『RED SHOES/レッド・シューズ』予告映像
本作は、喪失を乗り越えバレエに心の開放を願う少女の物語。
バレエの有名校に通う才能豊かな若きバレエダンサー、サムは「赤い靴」の公演間際に姉の訃報を耳にし、ショックのあまり踊れなくなってしまう。精神的に大きな傷を負ったサムはバレエから距離を置いていたが、当時のライバル、ひそかに恋心を抱いていたダンスパートナー、今も変わらず厳格な師との再会を通じて、再びバレエへの深い情熱が湧き上がる。だが、またステージに立つには過去のトラウマが大きな壁となっていた。
そんな時、今年も「赤い靴」の公演が決まり、サムの心は激しく揺れ動く―。
リアルを追求するために、主演に抜てきされたのは世界最大のバレエ・コンクールで金賞を受賞したジュリエット・ドハーティ。そのほか、バレエの国際コンクール等で実績のあるダンサーを起用し、バレエシーンはすべて役者自身が踊っている。舞台となるアカデミーは、ケイト・ブランシェット、メル・ギブソン、バズ・ラーマン監督らも学んだオーストラリアで最も権威のあるオーストラリア国立演劇学院が使用され、振付師にはオーストラリア・バレエ・カンパニーのプリンシパルであったダニエル・ガウディエッロを招き、圧巻のバレエシーンの創出に成功した。
予告では、バレエダンサーとして実績十分のジュリエット・ドハーティ演じる主人公サムのダンスシーンが映し出される。甘いマスクの元ダンスパートナーとのロマンスを匂わせる描写が差し込まれるが、何より印象深いのは、デイミアン・チャゼル監督の『セッション』(2014)をほうふつとさせる鬼のような師の厳しいレッスンシーンの数々。それでも立ち向かい踊り続けるなかで喜び、苦悩、葛藤などを表現した先に、サムが生きる場所を見つけていく姿が描かれる。
ポスタービジュアルには、“何度でも立ちあがり、踊り続けるの”というキャッチコピーとともに、レッド・シューズを履き、華麗に踊る姿のサムが切り取られ、そこに至るまでのドラマに期待が膨らむビジュアルとなっている。
映画『RED SHOES/レッド・シューズ』は、3月15日より全国公開。