「既存作品から盗用が多数」で公演が中止 “スキルマーケット”の実態とは
お笑い芸人・千原ジュニアがMCを務める『ABEMA的ニュースショー』(ABEMA)が12日に放送。この日の番組では、謎解きと演劇を組み合わせた公演の内容が、「既存作品からの盗用が多数ある」とSNSで指摘され、計16公演を中止した話題を紹介した。
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公演中止を発表した劇団は、技術や知識を個人間で自由に売買できる「スキルマーケットサービス」を介して、脚本の草案を提供してもらったところ、既存作品のアイデアやセリフが組み込まれてしまったと説明。市場規模が拡大しているスキルマーケットサービスについて、ITジャーナリストの三上洋さんは「相手が誰だか分からない中で、倫理的な社会ルールを守るかどうかが、スキルマッチングで一番難しいところかもしれない」と指摘した。
ジュニアは、スキルマーケットに似たサービスを利用した体験談を披露。「事務所の会議室でコントを考えていた時に、『何でもお助けします!』という看板が目に入ったから、『1本作ってもらおう』と思わず電話してしまった。断られるかな? と思ったら、『いいですよ。何分ですか?』と言われて、期日までに5分程度のコントをしっかり作ってくれた」と振り返り、「そのコントをお客さんの前で披露したら、むちゃくちゃウケた」と明かすと、共演者から「ウケるんだ!?」と衝撃の声をあがったが、その後、ジュニアは「それは『どんだけ素人が作ったコントやねん!』という笑いやった」と種明かしをしていた。
『ABEMA的ニュースショー』はABEMAにて毎週日曜12時放送。