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『フレンズ』チャンドラー役俳優の死に関し医師ら5人訴追「このバカはいくら払うだろう」と金づるにしていた

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『フレンズ』チャンドラー役俳優の死に関し医師ら5人訴追「このバカはいくら払うだろう」と金づるにしていた
『フレンズ』チャンドラー役俳優の死に関し医師ら5人訴追「このバカはいくら払うだろう」と金づるにしていた(C)AFLO

 昨年10月に54歳の若さで亡くなったドラマ『フレンズ』のチャンドラー役で知られるマシュー・ペリーさん。彼の死に関わったとして、医師やアシスタントら5人が訴追された。医師らはマシューさんを金づるのように思っていたようだ。

【写真】マシューさんの訃報うけ『フレンズ』共演者がシェアした写真

 Peopleによると、カリフォルニア当局は現地時間8月15日の会見で、「ケタミンの女王」と異名を持つジャスヴィーン・サンガと、医師のサルヴァドール・プラセンシア、マシューさんの個人アシスタントだったケネス・イワマサ、エリック・フレミング、そしてマーク・チャベス医師の5人を訴追したと発表したそうだ。

 当局は、5人がマシューさんの依存症を利用して、故意にケタミンを供給、管理し、彼が亡くなった後は自分たちの役割を隠蔽しようとしたと指摘。「被告らは、ペリーさんの依存問題を利用し、自分たちの金儲けに利用した」と述べているそうだ。

 また司法省によると、プラセンシア医師はチャベス医師へのメールの中で、彼にいくら課金するか相談していたと言い、「このバカはいくら払うだろう。試してみよう」と書いていたそうだ。

 アシスタントのイワマサは、マシューさんに対し「医療の知識もないのに」「繰り返し」ケタミンを投与していたと認め、彼が亡くなった当日も注射したと話しているそうだ。

 マシューさんは2023年10月28日にロサンゼルスの自宅のジャグジーで溺れているところを発見され、駆け付けた救急により死亡が確認された。その後ロサンゼルス郡検視官事務所の調査により、ケタミンの急性作用が死因と特定。溺水や虚血性心疾患、オピオイド依存症の治療に使われるブプレノルフィンの影響も死亡の一因になったとされた。

 ロサンゼルス郡検視官では12月に事故死と結論付けたが、その後2024年5月に、ロサンゼルス市警が麻薬取締局と米国郵政監察官と協力の上、捜査を行っていることが発覚していた。

 彼は以前からアルコールやドラッグとの闘いを公表しており、2022年11月には回顧録『Friends,Lovers and the Big Terrible Thing(原題)』を出版し、薬物との壮絶な闘いについて赤裸々に記していた。亡くなる前には、不安やうつの治療のため、ケタミンを適量摂取する治療を行っていたとみられている。

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