「ストリートファイターリーグ:Pro-JP 2024」Division F 第3節より結果速報が公開
現在開催中の2D対戦格闘ゲーム『ストリートファイター6』を使用した日本最高峰の公式チームリーグ戦「ストリートファイターリーグ:Pro-JP 2024(以下、SFL2024)」。9月6日に行われたDivision F 第3節より、結果速報が発表された。
【写真】Division F 第3節の各チーム結果はこちら
MATCH1:【AWAY】広島 TEAM iXA vs Crazy Raccoon【HOME】
■先鋒戦:〇 ひかる選手(A.K.I.)(クラシック) vs ボンちゃん選手(豪鬼)(クラシック) ×
序盤から積極的にドライブゲージを使い相手を攻め立てる「ひかる選手」が、読み合いもかみ合って第1BATTLEを先制することに成功した。対する「ボンちゃん選手」も、豪鬼の高い攻撃力を活かしてあっという間に第2BATTLEを取り返す。フルセットまでもつれ込んだ先鋒戦の結末は、難しい局面で「ひかる選手」の技ありの「空対空」と着地狩りからの「リーサルコンボ」が決まり勝負あり。「ひかる選手」らしい見事なプレイで今シーズン3勝目を挙げた。
■中堅戦:〇 ACQUA選手(ブランカ)(クラシック) vs Shuto選手(豪鬼)(クラシック) ×
「ACQUA選手」のブランカの攻撃が面白いように「Shuto選手」を捉え続ける。「無敵技暴れ」などを駆使して、何とか切り返したい「Shuto選手」だったが、一度「ACQUA選手」に傾いた流れをなかなか変えることが出来ない。圧倒的優勢のまま試合を進めた「ACQUA選手」が、最後にスーパーアーツLv.2「ライトニングビースト」で相手を画面端で攻め崩し勝利を挙げた。「Shuto選手」の準備してきた対策を、さらに上回るような立ち回りで「ACQUA選手」が完勝した。
■大将戦:× ひびき選手(リリー)(クラシック) vs どぐら選手(ベガ)(クラシック) 〇
ここまでの悪い流れを切りたい「Crazy Raccoon」は、チームリーダー「どぐら選手」がベガで出場し、「ひびき選手」のリリーに挑む形となった。第1BATTLEから見事なリリー対策を披露し、試合の主導権を握る「どぐら選手」。持ち味の堅い守りと見事な立ち回りでリリーのやりたい行動を封じ続ける。そのまま、ほぼ完璧と言って良い試合内容で「どぐら選手」が3-0のストレート勝利。昨シーズン以来となる勝ち星は、チームの窮地を救う大きな一勝となった。
■延長戦:× ひかる選手(A.K.I.)(クラシック) vs かずのこ選手(キャミィ)(クラシック) 〇
SFリーグ初出場ながら、ここまで無敗でチームを牽引する「ひかる選手」に対し、 「Crazy Raccoon」はこの日4人目の出場選手となる「かずのこ選手」が出場した。序盤から「ひかる選手」が得意とする「ドライブラッシュ」からの攻撃を的確に止めて相手を画面端に追い詰める「かずのこ選手」。キャミィの得意とする空中からの攻撃も上手く機能させ「ひかる選手」相手に危なげなく勝利を挙げた。
チームリーダー「どぐら選手」と、エース「かずのこ選手」の活躍で「Crazy Raccoon」が接戦を制し勝利を挙げた。この勢いのままランキング上位進出を目指して突き進む姿を期待したい。
MATCH2:【AWAY】CAG OSAKA vs Yogibo REJECT【HOME】
■先鋒戦:〇 フェンリっち選手(ブランカ)(クラシック) vs ときど選手(ケン)(クラシック) ×
「ブランカ一本に絞って対策をしてきた」と語る「ときど選手」に対し、開幕から強気に攻め続けて試合のペースを握る「フェンリっち選手」。第1BATTLEは画面端での驚異的な攻撃で相手を崩した「フェンリっち選手」が獲得した。続く第2BATTLEでは、相手の「ドライブゲージ」をしっかり削り、「バーンアウト」状態に追い込んだ「ときど選手」が取り返す。そして勝負の第3BATTLE、今回も「ドライブゲージ」を積極的に使用し、猛攻を仕掛ける「フェンリっち選手」。最後は「ブランカちゃん爆弾」を使った凄まじい「セットプレイ」を見せてPERFECT K.O.。先鋒戦の勝利を掴んだ。
■中堅戦:〇 えいた選手(豪鬼)(クラシック) vs 鶏めし選手(ダルシム)(クラシック) ×
SFリーグ初出場となる「えいた選手」が登場、序盤から初出場のプレッシャーを感じさせない冷静なプレイで試合を優勢に進めていく。豪鬼の「斬空波動拳」を良い形でヒットさせ、立ち回りでの有利を作っている。自身の持ち味の一つである「無敵技暴れ」は一切見せず、終始落ち着いて相手を追い詰めていく「えいた選手」が、SFリーグ初出場初勝利を挙げた。
■大将戦:× GO1選手(春麗)(クラシック) vs LeShar選手(エド)(クラシック) 〇
チームのエース対決となった大将戦。かねてから「GO1選手」をリスペクトしていると話す「LeShar選手」がどのような春麗対策、「GO1選手」対策を見せるのか注目が集まった。お互いに堅い守りで相手にプレッシャーを掛け続けるプレイスタイルで、全てのラウンドを守り勝とうと言う意思が感じられるような戦いとなった。そんな中、「GO1選手」の超反応を逆手に取るようなプレイを見せた「LeShar選手」が先にチャンスを掴み試合をリードした。その後も息が詰まるような展開が続いたが、最後の最後まで冷静にプレイし続けた「LeShar選手」が極めてハイレベルな一戦に勝利した。
■延長戦:× フェンリっち選手(ブランカ)(クラシック) vs ときど選手(ケン)(クラシック) 〇
先鋒戦のリベンジマッチとなった延長戦。先鋒戦の悔しい敗北から気持ちを切り替えた「ときど選手」。先鋒戦の時と比べて、前のめりに相手を攻め続ける。攻めるだけでなく、見事な守りも見せてリードを奪った「ときど選手」が、最後はスーパーアーツLv.3「神龍烈破」を決めてフィニッシュ。直前の敗北から、すぐに動きを変える柔軟な対応力で「ときど選手」がリベンジを果たした。
「LeShar選手」が繋いだ希望を、「ときど選手」の意地で貫いたような形で「Yogibo REJECT」が今シーズン2勝目を挙げた。反撃の準備は万端。ここからの追い上げに期待したい。
MATCH3:【AWAY】VARREL vs Belc FAV gaming【HOME】
■先鋒戦:〇 マゴ選手(ジュリ)(クラシック) vs りゅうきち選手(ケン)(クラシック) ×
「りゅうきち選手」が中学生の頃から、実に10年来の仲となる両者の対決となった先鋒戦。序盤から両者の「ジャストパリィ」、「無敵技暴れ」が高頻度で飛び出し、目まぐるしく試合展開が変わるシーソーゲームとなった。一進一退の攻防の中、フルセットフルラウンドへと突入した先鋒戦。最終ROUND、追い詰められた状況で「マゴ選手」が放ったスーパーアーツLv.3「回旋断界落」が勝負の決定打となり「マゴ選手」の勝利。先輩として簡単には勝たせないという、ベテランの意地を感じさせる試合となった。
■中堅戦:〇 水派選手(キャミィ)(クラシック) vs sako選手(豪鬼)(クラシック) ×
開幕から持ち前のアグレッシブな攻撃を披露する「水派選手」。キャミィの多彩な攻めで相手を翻弄、一気に画面端で崩し切っていく。試合に王手をかけた最終BATTLEでも、豪鬼の「豪波動拳」に対して、スーパーアーツLv.3「デルタレッドアサルト」をかみ合わせる超反応を見せ「sako選手」を撃破。見事な立ち回りで、危なげなく中堅戦に勝利し、チームに勢いを与えた。
■大将戦:〇 だいこく選手(ガイル)(クラシック) vs りゅうせい選手(JP)(クラシック) ×
第1節の悔しさを晴らしたい「だいこく選手」のガイルに対して、「Belc FAV gaming」は「りゅうせい選手」のJPが出場する形となった。序盤から得意の遠距離攻撃で試合を組み立てようとする「りゅうせい選手」のJPに対し、積極的に距離を詰めて接近戦を仕掛ける「だいこく選手」のガイル。普段の立ち回りからは考えられないような攻めガイルの姿勢が功を奏し、「だいこく選手」が一気に試合の主導権を握った。その後も「りゅうせい選手」の反撃をものともせず、冷静に試合を進めた「だいこく選手」がストレートで大将戦に勝利。嬉しいSFリーグ初勝利を挙げた。
「VARREL」は今シーズン初の40ポイントを獲得し、ランキング4位へと浮上。今回の勝利でチームに勢いがつくことは間違いないだろう。ここからの戦いに期待したい。
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