撮影監督死亡事故発生の映画『RUST』が映画祭でついにお披露目
アレック・ボールドウィンが主演&プロデュースを務める西部劇映画『RUST(原題)』が、撮影監督が亡くなるという悲劇からおよそ3年で、ついにお披露目されることがわかった。ポーランドの映画祭でプレミア上映されるという。
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Varietyによると、『RUST』は来月ポーランド・トルンで開催されるEnergaCamerimage国際映画祭で、お披露目されることが決まったそうだ。プレミア上映に合わせてパネルディスカッションが行われ、自身もこの事故でケガを負ったジョエル・ソウザ監督と、亡くなったハッチンズさんの後を引き継いで映画を完成させたビアンカ・クライン、そしてハッチンズさんのAFIフィルム・スクールのメンターである撮影監督のステファン・ライトヒルが登壇し、映画の完成に向けた動きや撮影現場の安全性、そして撮影監督としての女性の役割などについて話し合う予定だ。
EnergaCamerimage国際映画祭は、優れた撮影監督や撮影技法を用いた作品を称える映画祭で、『RUST』の撮影現場事故が起きた直後に開催された2021年版では、黙とうを捧げてハッチンズさんを偲び、撮影現場の安全性をテーマにしたパネルディスカッションも行ったという。
『RUST』は2021年10月、米ニューメキシコ州のボナンザ・クリーク牧場で撮影していた際、リハーサル中にアレックの構えた銃が誤発射する事故が発生。撮影監督のハリーナ・ハッチンズさんが亡くなり、監督のジョエル・ソウザが負傷した。これを受け、アレックは過失致死罪で訴追されていたが、その後裁判所により却下され、武器担当者のハンナ・グティエレス・リードに18か月の実刑判決が下った。