長谷川純、松田元太主演『人事の人見』第7話ゲストに! 15年ぶりにフジ制作の連ドラにカムバック
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■長谷川純
――出演が決まっての率直な感想を教えてください。
「今回のお話はある種、時代の移り変わりの話ですよね。令和・平成・昭和の世代間ギャップなどは、どの会社でも起こりうることで、まさにこの現代社会を描いていて、そういう部分に切り込んだドラマに自分が役者として出演できるというのは素直にうれしかったです。プロデューサーの橋本さんとは『泣かないと決めた日』以来の再会となりましたが、橋本さんが現場に居てくださる安心感は当時も今も変わらないです。登場人物をポップに描いて、伝えたいテーマをキャッチーに伝えていく橋本さんならではの作品になっているなと感じました」
――演じる役柄について、意識したことなどはありますか?
「黒澤という人間は、30代前半の仕事を任せられる立場になった時に、パワハラをしてしまった人物です。そこから数年がたって、自分の過ちがどんなものだったかが分かってくるのですが、組織の中で働くうえで、上司と部下の間にはさまれる中間管理職のような、30代特有の難しさは、僕も普段の日常で感じていたことだったので、黒澤という役にはすぐに入り込めました」
――主演の松田元太さんとの久々の共演について。
「元太君とはTravis Japanがまだデビューする前に、舞台でメンバーのみんなと共演して以来4年ぶりでした。カメラが回っていないときの彼は、以前と変わらない姿で、自然と彼の周りに人が集まっていて、中心にいる。そこが彼らしいリーダー像で、むしろそこは変わってほしくないなと思っていた部分だったので、“人間・松田元太”が変わっていなかったのはうれしかったです。そんな中で、今回は単独主演としてスタッフさんや共演者さんを何気ない一言で笑顔にして、引っ張っている姿は初めて見る姿で、まぶしいくらい光を放つ人だなと感じました」
――視聴者の皆さんにメッセージをお願い致します。
「GWも終わって、疲れも出ているころかなと思いますので、ゆっくりテレビで見てください!この物語の最後、黒澤が感情をむき出しにするシーンはエモーショナルな瞬間で、そこは時代の移り変わり関係なく、どの時代にも通ずる“人と人とのお話”なので、ぜひ最後まで見ていただきたいです」
■プロデュース:橋本芙美
「長谷川さんとは『泣かないと決めた日』でご一緒させていただいて以来、まさに15年ぶりの再会でした。あの時、長谷川さんが25歳、私が30歳で、“お互いに歳とったねー”と、衣裳合わせで笑い合いました(笑)。『泣かないと決めた日』では、大手商社の普段はクールな社員でありながら、実はハッキングと盗撮が趣味というヤバい役どころをかなり振り切ってすてきに演じてくださいました。今回の黒澤という真野の元上司は、パワハラをしてしまった30歳の頃と、そこから9年の月日を経ての今、を見せる役どころなのですが、“いまだに刃を持っていそうだけど、実は今はどうなんだろうか?”と視聴者の皆さまにも思わせる含みを持った方に演じていただきたいなと思っていたところ、私の中で長谷川さんがストンときて、オファーさせていただきました。実際に演じていただいて、20代の頃とはまた違う、“15年歳をとった長谷川純”がすごくいい感じに役ににじみ出ていて、長谷川さんに演じていただけて本当によかった!と思いました。後半、真野と黒澤の対峙する場面があるのですが、そこはもう必見です!! 私は現場で泣いて編集で見てまた泣きました。ぜひ、お楽しみに!」