中島裕翔、 難攻不落の再審請求に挑む若き弁護士に 『シリウスの反証』来年1月ドラマ化

中島裕翔が主演する『連続ドラマW シリウスの反証』(全5話)が、WOWOWにて2026年1月より放送・配信されることが決まった。
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大門剛明の小説を実写ドラマ化する本作は、冤罪(えんざい)の救済に挑む弁護士たちの戦いを描く社会派ミステリー。監督は映画『Winny』の松本優作が務める。
中島が演じるのは弁護士の藤嶋翔太。冤罪被害者の救済活動に取り組む団体「チーム・ゼロ」に所属し、25年前に岐阜県郡上八幡で起きた一家惨殺事件の犯人とされた死刑囚を救うため、難攻不落の再審請求に挑む。過去のトラウマと葛藤を抱えながらも、事件の真相を手繰り寄せ、司法の厚い壁を乗り越えようともがく難役だ。中島はWOWOWオリジナルドラマ初主演。
有罪が確定した刑事裁判をやり直す「再審制度」。しかし再審制度は70年以上一度も改正されておらず、かねてから手続きの長期化やルールの不備など、多くの問題点が指摘されている。昨年から今年にかけて「袴田事件」や「福井女子中学生殺人事件」などで再審無罪判決が相次いでおり、今まさに注目を集めているこの問題に、連続ドラマWが斬り込む。
本作で登場する「チーム・ゼロ」は、実在する非営利団体「イノセンス・プロジェクト・ジャパン」がモデルとなっている。弁護士や専門家によって構成され、刑事事件における冤罪を晴らすために人的・学術的な支援を無償で行う民間の活動だ。
25年前、風光明媚(めいび)な岐阜県郡上八幡の地で、日本三大盆踊りの一つである“郡上おどり” の夜に起きた一家惨殺事件の驚くべき真相とは―。果たして藤嶋たちは冤罪救済のために司法の壁を乗り越えられるのか―。
主演の中島は「私が演じる藤嶋も弁護士でありながら、自分に起きた過去の出来事によっていつの間にかバイアスが生じてしまい、事件の見方に偏りが出てしまうというアンビバレントで複雑な気持ちに揺らぐ人物です。そんな彼が不可能ともいえる再審請求に挑み、様々な壁に直面しながら事件の真相を追い求める姿を楽しみにしていただけたらと思います」とコメント。
原作者の大門は「本作は科学が生み出す冤罪がテーマになっています。科学は非常に有益ですが万能ではありません。妄信が時に冤罪を生み出し、一度こうと決められたことを覆すのは困難です。理想と現実のギャップに苦しみながらも、仲間とともに冤罪救済に真っすぐ突き進む。そんな主人公を中島裕翔さんが演じてくださるというのはイメージにぴったりでとても楽しみです」と期待を寄せる。
『連続ドラマW シリウスの反証』は、WOWOWにて2026年1月より放送・配信(全5話)。
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