『水ダウ』クロちゃんと盲目の芸人・濱田祐太郎の“名シーン”に反響「思い出して泣いちゃうかも」
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安田大サーカスのクロちゃんが12日放送の『水曜日のダウンタウン』（TBS系／毎週水曜22時）に出演。盲目の漫談家・濱田祐太郎との共演シーンに、反響が寄せられている。
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この日の番組は「サイレントクロちゃん」と題して、喉にできたポリープを手術し、声が出せなくなったクロちゃんの術後1週間に密着し、何も知らないクロちゃんにさまざまなドッキリを仕掛け、どうやって乗り切るかを密着した。
サイレント生活5日目、クロちゃんは自身の著書の握手会イベントの楽屋で、盲目の漫談家で『R-1ぐらんぷり2018』（カンテレ・フジテレビ系）覇者、濱田祐太郎と相部屋になることに。これまで文字やジェスチャーで声を出せない状況を乗り越えてきたクロちゃんが、視覚情報に頼れない中でどのようなコミュニケーションを取るかに注目した。なお、番組側は仕掛け人の濱田には、相手が「しゃべることができない人物」であることは伝えているか、誰かは伝えていないという。
クロちゃんが入室すると、先に入って座っていた濱田が物音で察し、「濱田祐太郎です。よろしくお願いします」とあいさつ。怪訝な様子のクロちゃんだが、どうやら濱田のことを知らなかった様子。これまで通り、濱田に対してカンペを見せたりジェスチャーをしてみせたが、スマホで「濱田祐太郎」と検索して、相手には見えていないことを把握したようだ。
クロちゃんはしばらくどうすればいいか分からず、気まずい時間が流れていたが、濱田が「僕ちょっと、目が見えてないんで、どなたですか？」と問いかけると、声を出せないクロちゃんは頭を抱えて思案。クロちゃんはテーブルを叩くが、それでは伝わらない。
しかし、しばらくすると濱田がクロちゃんが何かを伝えようとしてくれていることを感じ取り、「はい」や正解をテーブルを数度叩く、「いいえ」や不正解をテーブルを1度だけ叩く、ということにするコミュニケーションのルール化が、2人の間で成立した。
その後、クロちゃんはしばらく濱田からの自身への質問を「はい」か「いいえ」で答えていたが、ここでスマホで自身のYouTube動画を見せることで、ついに濱田に自身がクロちゃんだと伝えることに成功したのだった。
その後、自身が「今は声が出せない」ことまで「はい」と「いいえ」で伝えることに成功したクロちゃんは、続いて濱田の手のひらに文字を書くという手段を考案。テーブルを叩くYES／NO方式を併用しながら「手術で声が出ない」ことまで伝えられた。
さらには、クロちゃんが濱田の背中に文字を書くスタイルに進化せさせ、「お互い頑張りましょう」「1週間声が出ない」と伝えると、濱田は「『お互い』って言いますけど、俺一生なんすよ！（笑）」と軽快にツッコむなど、円滑なコミュニケーションが成立していた。
目が見えない濱田、声が出せないクロちゃん、2人がハンデを乗り越えながらコミュニケーションを進化させ意思疎通していくさまは、スタジオでも感心を呼び、モニタリングしていたゲストの高橋ひかるは「クロちゃんさんから学ぶことがあるとは…。」と驚きの様子。一方、伊集院光は「なんかここでしか見られないものを見たね。なかなか伝わらないだろうけど、（この企画は）優しさの塊でできてるよね」「なんか俺、今日夜思い出して泣いちゃうかもしれない（笑）」と語っていた。
