舘ひろし、過去を捨てて生きる元ヤクザの男に 光の届かぬ世界を生きる少年と絆をつむぐ『港のひかり』本編映像解禁
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舘ひろしが主演し、眞栄田郷敦、尾上眞秀が共演する映画『港のひかり』より、過去を捨てて生きる元ヤクザの男・三浦(舘)と、光の届かぬ世界を生きる少年・幸太(尾上)が絆をつむぐ本編映像が解禁された。
【動画】元ヤクザの男と少年が絆をつむぐ『港のひかり』本編映像
本作は、過去を捨てた男と目の見えない少年との十数年を描く、年の差を超えた友情と再会の物語。昨年に公開され数々の映画賞を総なめにした映画『正体』にて、第48回日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞した藤井道人監督と、キャメラマン・木村大作が初タッグ。北陸の港町を舞台にした完全オリジナル脚本の作品となる。
主人公の元ヤクザの“おじさん”を演じるのは、7年ぶりの単独主演作となる舘ひろし。盲目の少年・幸太を歌舞伎界の新星・尾上眞秀、成長した青年・幸太を眞栄田郷敦がそれぞれ演じる。
仁義に生きてきた過去を捨てて生きる男・三浦(舘)と、不慮の事故で両親を亡くした盲目の少年・幸太(尾上)。今回公開されたのは、2人が港町の朝市に出掛け、穏やかに過ごす姿を映した本編映像。
朝市のざわめきの中、幸太が小さな鈴のついた魚のキーホルダーを手に取り、「僕これ欲しい。二つください。いくらですか?」と声を上げる。しかし幸太の財布の中身は足りず、隣にいた三浦が気づかれないように代金を支払う。自分で買えたと思っている幸太は嬉しそうに、「これ、おじさんに」と一つを手渡し、三浦は「ありがとうな」と顔をほころばせる。ほほえみながら手の中で鳴る鈴の音に耳を傾ける幸太。
過去を背負いながらも他者の痛みに寄り添う男と、見えない世界の中でまっすぐに人を信じる少年。“相手を想うこと”の意味が静かににじむ、心温まるシーンとなっている。
本シーンが撮影された場所は、能登半島の輪島の朝市通り。撮影当時の活気と人々の営みがそのまま映し出され、後に震災で失われてしまったこの場所を丁寧にフィルムに焼き付けたのは、名匠・木村大作キャメラマン。人生の痛みと希望が交錯する本作に、意図せずして、今はもう見ることのできない風景が刻まれることとなった。
映画『港のひかり』は、11月14日より全国公開。
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