米倉涼子「悪女を演じるのは楽しい!」 『強き蟻』で松本清張作品の主演再び

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女優の米倉涼子が30日、都内にて行われたテレビ東京開局50周年特別企画・松本清張サスペンス作品『強き蟻』の記者会見に出席、主演の意気込みを熱く語った。この日は共演者の高嶋政伸、要潤、宅間伸、橋爪功も出席した。
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原作は、1971年刊行の松本清張の同名長編小説(文藝春秋)。己の目的のために、夫の寿命をゆるやかに縮めようと企む女性・伊佐子を中心に、欲まみれの男女が入り乱れ、犯罪が犯罪を呼ぶ異色サスペンス。
テレビ東京開局50周年特別作品、しかも松本清張作品に主演ということで米倉は「重圧がのしかかっています」と言いつつも余裕の笑顔。「共演者にも恵まれ、大人の現場で、毎日刺激的な撮影が出来て楽しかった」と振り返る。
今までも多くの松本清張作品で主演し、悪女を演じている米倉だが、「清張作品は『黒革の手帖』が初めでしたが、今回も面白くて、やりがいのある作品だなと改めてつくづく思いました。悪女を演じることに違和感はありません。むしろ楽しんで演じています。楽しいですよ。人をいじめてると…」とすっかり悪女役が性に合っている様子。
更に「普段の辛いこととか、たまっていることなんか、全部撮影で出しちゃえばいいかなって…」と語ると、共演の橋爪からは「たまってるもんて何?」とつっまれる場面も。また、橋爪は米倉の魅力について「米倉涼子って浮遊感のある女性。そんなところが非常に面白い。松本作品にはぴったりだな」と米倉の存在感を称賛した。
米倉は松本作品で描かれている悪女の魅力について「目標に向かってまっしぐらに突き進んでいく女性が描かれていて、頑張る女性を応援してくれているようで、そんな部分に共感して楽しんで演じています」と、多面的で複雑な悪女を演じることにやりがいを感じている様子。今回ドラマの中で米倉が身にまとっている衣装の総額はなんと1000万円。こちらも目を楽しませてくれそうだ。
テレビドラマ『強き蟻』はテレビ東京にて7月2日21時から放送。