窪田正孝、“兄”新井浩文と「まったく趣味が合わない」

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俳優の窪田正孝と新井浩文が16日、都内にて行われた映画『犬猿』のプレミア上映会舞台挨拶に登壇した。新井曰く「こんなに趣味の合わない人は初めて」という窪田との共演エピソードを笑いを交えて披露。だが俳優としてのスタンスはお互い共感できたようだ。
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『ヒメアノ~ル』『ばしゃ馬さんとビッグマウス』の吉田恵輔監督の、4年ぶりのオリジナル脚本となる本作。印刷会社勤務の真面目な弟・金山和成(窪田)と、乱暴者でトラブルメーカーの兄・金山卓司(新井浩文)。ブスだが頭が良く、家業の印刷所をテキパキ切り盛りする姉・幾野由利亜(江上敬子)と、要領は悪いがその容姿と人当たりの良さで人気者の妹・幾野真子(筧美和子)。この二組の兄弟・姉妹の関係に、あるとき変化が訪れ…というストーリー。
窪田は兄役の新井に対して、「頼れる存在。現場での生き方、自分の役割を把握して担っておられる、そこに惹かれました」と信頼を寄せていた様子。また「芝居する前に、ああじゃないこうじゃないというのではなく、実際に“芝居で会話をしていく”というスタンスが似ていた」と共感ポイントを明かす。
だが新井は窪田について「まったく趣味が合わないんですよ」というと、窪田も「それは間違いない」ときっぱり。新井は「ゲームやる? やりません。漫画読む? 読みません。お酒飲む? 飲みません…って、ダメじゃん、話すことが何にもなくて(笑)。唯一盛り上がったのが“肉”の話。ここまで趣味が合わない人も珍しい」と嘆きつつ、「ただ仕事のスタンスはとても似ている」と窪田の仕事を認めていた。
また江上は演技を通して筧を本当の妹のように思えてきたようで「普段筧ちゃんが出ている番組を観てて、『ちょっとオッパイ出過ぎじゃないの。隠せ隠せ』とか心配になっていました」と明かせば、筧も「ありのままの姿でいられる関係になれました」と江上を慕っていたようだ。
最後に今年の抱負を聞かれた窪田は「今年20代最後なので、ここまでお世話になった人に何かの形で恩返しがしたい。家族はもちろん、ずっと一緒にやってきたマネージャーにも」と思いを明かすと、新井は「年末に会社でいろいろあったので(所属事務所社長の逮捕騒動)、今年は昨年の1.75倍くらいは働きたい」と微妙に数字を刻み、笑いを誘った。
映画『犬猿』は2月10日よりテアトル新宿ほかにて全国ロードショー。