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スタジオポノック、8月に短編映画公開 『メアリ』米林宏昌らが参加

アニメ

『ちいさな英雄―カニとタマゴと透明人間―』ビジュアル

『ちいさな英雄―カニとタマゴと透明人間―』ビジュアル(C)2018 STUDIO PONOC

 2015年に設立されたアニメーション制作会社「スタジオポノック」の最新作『ちいさな英雄-カニとタマゴと透明人間-』が8月24日に全国公開されることが27日、わかった。米林宏昌ら、ジブリ出身の監督による上映時間約15分の3作品を1本にまとめたもので、同スタジオが新設したレーベル「ポノック短編劇場」の作品として世に送り出す。

【写真】スタジオポノック新作プロジェクト発表会フォトギャラリー

 短編3本は現在、制作中。『メアリと魔女の花』(2017年7月公開)を手がけた米林監督は、カニの兄弟による冒険ファンタジー『カニーニとカニーノ』で自身初のオリジナルストーリーに挑む。高畑勲の右腕として活躍した百瀬義行の監督作品は、卵アレルギーを持つ少年とその母との感動の実話『サムライエッグ』。宮崎駿監督作品の中心を担ったアニメーター・山下明彦は『透明人間』という作品で監督を務め、見えない男の孤独の闘いを紡いでいく。

 なお、声優としてオダギリジョー、尾野真千子、田中泯が出演することが決定しているが、配役などは現時点で「発表できない」とした。また音楽が中田ヤスタカ、村松崇継が担当する。

 会見に登壇したスタジオポノックの西村義明プロデューサーは、ジブリの宮崎、高畑がこれまでアニメ業界に多大なる功績と影響を作り出したことを述べ、スタジオポノックは「このまま胡座をかいていいのか。前に進むために1つの挑戦しないといけない。短編アニメだからできる表現、価値あるものが生まれるのではないか。次なる1歩となるレーベルだ」と短編に挑む意味について明かした。

 また「スタジオポノックはスーパーヒーローを描きたいわけじゃない。僕たちが描きたいのは、自分たちに勇気を与えてくれた存在をそのまま描くこと。小さな存在かもしれないが、一生懸命生きている。僕らにとって“小さな英雄”を描きたい。そのヒーローは僕らにとって、大きなヒーロであると伝えたい」とも話した。

 夏は、多くの作品が公開となるため“激戦区”となる。東宝の常務取締役の市川南は「東宝配給で短編は初めてではないか。いままでなかったような新しいチャレンジに東宝も応援する」といい、「冒険ファンタジーから人間ドラマ、アクションなど三者三様の作品ができつつある。大いに期待を膨らませている」と述べた。また料金設定は検討中だが、短編のため通常よりも安い価格になるという。

 スタジオポノックの最新作『ちいさな英雄-カニとタマゴと透明人間-』は8月24日全国公開。

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