高橋一生&永作博美、掛け合いの上手さに「一生永作現象」 製作陣が命名

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俳優の高橋一生、永作博美が、NHKにて行われた土曜ドラマ『みかづき』(NHK総合/毎週土曜21時)の第1話試写会に参加した。ふたりの演技のマッチングの高さ、掛け合いの上手さに製作陣が惚れ惚れする、「一生永作現象」が起きたという話がのぼると、永作は「テンションの高い役だったので、“もっとピッチを上げて”と監督に言われ、ひいひい言いながらやっていました(笑)」と、意外な苦労話もこぼしていた。
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『みかづき』は昭和から平成に至る日本社会の変遷を背景に、天才的講師・大島吾郎(高橋)とカリスマ的経営者・赤坂千明(永作)の出会いが生んだ、ある塾と家族の半世紀を描く。日本人は戦後、何を得て何を失ってきたのか。「塾」という世代を超えた共通項をキーワードに、心を動かされる物語に仕上がっている。
塾を舞台にしたドラマということで、一見、堅そうなようでいて、コミカルな場面も多い本ドラマ。お気に入りのシーンを聞かれると、高橋は1話の永作との掛け合いを挙げた。「(塾となる)家が用意されていて、驚くシーンが好きです(笑)。あそこからの一連の流れはカット割りもなく、監督も手ごたえを感じてくださっだようで、すごくうれしかった」と笑顔で語り、「この撮影はすごく楽しくなるな、と思ったので、そのシーンです」と充実の顔。永作も「どれも好きなんです(笑)」と高橋と微笑み合い、息のあった様子を見せた。
今回、ひとりの人間の20~70代までの50年間を演じることになった両者。20代役、70代役の苦労はあったかという質問が記者から飛ぶと、高橋は「あまり意識していないんです。外側のエフェクトで自分を説得してやっていたような気がしますが、そもそも役作りをあまり考えていないので…」と涼しい顔。永作も「同じというか…」としながらも、「年老いてからは、目の前に扮そうしてくれている一生さんがいるので、時代がその時代だって思いました(笑)。本当に周りに助けられた気がしますね」と撮影を振り返っていた。
土曜ドラマ『みかづき』(全5回)は、NHK総合にて1月26日より毎週土曜21時放送。