今夜スタート『漂着者』 斎藤工、正体不明の主人公に SNS時代の栄光と闇を描く問題作
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俳優の斎藤工が主演し、女優の白石麻衣が共演するドラマ『漂着者』(テレビ朝日系/毎週金曜23時15分)が今夜スタート。斎藤が演じる正体不明の主人公を中心に、周囲で連続する不可解な事件やSNS時代の栄光と闇を描く、予測不可能なドラマが幕を開ける。
【写真】“ヘミングウェイ”齋藤工の周囲で不可解な事件が連続 『漂着者』第1話より
本作は、SNSが情報を席巻する時代に、まつり上げられるのも一瞬、叩き落とされるのも一瞬という現代社会の恐怖、そして正体不明の男がまるで“教祖”のように人々を狂信させていくさまを描く。斎藤が不思議な予知能力で世間を騒がせていく謎の男・ヘミングウェイ、白石が彼の正体を追う28歳の新聞記者・新谷詠美を演じる。そのほか、野間口徹、戸塚純貴、橋本じゅん、岩谷健司、太田奈緒、隅田杏花、吉田志織、リリー・フランキー、船越英一郎、生瀬勝久が共演する。企画・原作・脚本は秋元康。
地方の海岸を女子高生3人が歩いていると、全裸の男(斎藤)が倒れていた。病院で検査した結果、記憶障害が疑われるうえに、かなりの距離を泳いで溺れたことが判明。身元がわかるものも所持しておらず、唯一の手掛かりは左足首のタトゥーだけ。担当医・国原栄一(船越)は、何か思い出したことがあればメモを取るように、と進言。男は、思いつくままに頭に浮かんだ単語や、どこかの風景を描き始めるが…?
女子高生3人が男を発見した際の動画をSNSに投稿すると、<#イケメン全裸漂着者>というワードがトレンド入りするほど話題に。意識を失う前に言った「勝者には何もやるな」という言葉から、男は“ヘミングウェイ”と呼ばれ、一躍時の人となる。女子高生たちは「今後も動画をアップし続けていけば、あなたのことを知っている人が現れるかもしれない」と提案し、ヘミングウェイは撮影を許可する。
その頃、県内では女児の失踪事件が発生。これまで半年の間に起きた女児5人の連続殺人事件との関連が疑われていた。捜査を続ける刑事・柴田俊哉(生瀬)と野間健太(戸塚)、スクープを狙う新聞記者・新谷詠美(白石)らが事件を追う中、ついに女児が発見される。その場所はヘミングウェイがノートに描き、動画にアップされた風景と酷似していたため、彼は予知能力をもっているのではないかとネットをザワつかせる。そこに取材を希望する詠美、事件への関連を疑う柴田らがヘミングウェイの病室を訪れる。
そんなある日、初老の入院患者・後宮徳治郎がヘミングウェイとエレベーターに乗り合わせる。そこで、ヘミングウェイの足首に入ったタトゥーに気づいた後宮が何かをつぶやき、突然怯え始めて…。
金曜ナイトドラマ『漂着者』は、テレビ朝日系にて7月23日より毎週金曜23時15分放送。