『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』今年から千葉市蘇我スポーツ公園で開催
日本最大級の動員を誇る夏の野外ロックフェス『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』を運営する株式会社ロッキング・オン・ジャパンは、5日、開催地を千葉・千葉市蘇我スポーツ公園に変更することを公式サイトで発表した。
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総合プロデューサーの渋谷陽一氏は、「コロナによってフェスの開催環境は大きく変わってしまいました。昨年の夏、収容人数を例年の半分以下にし、出来る限りの感染対策も講じたロック・イン・ジャパンを中止にせざるを得なかったことは、とても残念であり、私たちにとって大きなダメージでした。ここまでやっても開催は受け入れてもらえないのだ、という大きな困難を感じました」と昨年のフェス中止に言及。
今年の開催について「正直言って、経営的にもギリギリのところに私たちは立っています。もう中止や赤字覚悟のフェス開催は困難です。とても悩みました。何とかひたちなかでの開催を続けられないか、そのための方法を模索し可能性を探しました。しかし私たちは解決法を見つけられませんでした」とコメント。
続けて「国営ひたち海浜公園での開催は、公園の構造上、7万人収容のひとつの巨大ステージと、収容人数がその数分の一の複数のステージという形になります。7万人収容のステージから小さなステージへと人が流れていく形になります。必然的に入場規制や密が起き、万全の感染対策を行う事は困難です。何万人の参加者が密にならずにライブも楽しめ、移動もほとんどない環境を作ることは、国営ひたち海浜公園では不可能と判断せざるを得ませんでした」とその理由を説明。
新しい開催地について、「私たちが千葉市蘇我スポーツ公園を新しいロック・イン・ジャパンの開催地として選んだのは、その不可能を可能とする場所だからです。5万から6万人収容可能な巨大なライブエリアがあり、そこにステージをふたつ立てることができます。そしてもうひとつ、昨年新たにオープンした2万から3万人収容可能なライブエリアがあり、そこにもふたつステージを立てることができます。そして、そのふたつのライブエリアはほんの数分で移動ができます。まさに野外フェスにとって夢のような場所なのです。参加者は移動をせずにふたつのステージを観ることが可能で、ステージエリアの移動も広い導線を数百メートル歩くだけです。これなら密を回避して野外フェスを開催できる、そう判断してロック・イン・ジャパンの開催地変更を決しました。野外ロック・フェスの会場として、千葉市蘇我スポーツ公園は唯一無二の存在だと思います」とコメント。
最後に、「ロック・イン・ジャパンを止めない、開催し続けるためのギリギリの決断でした。是非、ご理解いただき、一緒に新しいロック・イン・ジャパンの歴史を作っていただきたいと思います」と思いを込めた。
開催は8月第1週、第2週を予定しており、開催日程等の詳細は後日発表される。
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