黒沢清 関連記事

  • アディズ・ラジャボフ、『旅のおわり世界のはじまり』インタビュー

    ウズベキスタンの国民的俳優、黒沢清監督作で日本語で演技「大事なのは心」

    映画

     現在公開中の日本とウズベキスタンの合作映画『旅のおわり世界のはじまり』に、日本人の主要キャストに混じって出演するウズベキスタンの国民的人気俳優アディズ・ラジャボフ。演じる役としてはもちろん、国家を代表する俳優として、両国を繋ぐという大役を担った彼は、劇中で誰よりも長い日本語セリフをよどみなく披露。初来日を果たした公開記念舞台挨拶では、黒沢清監督に「彼に出会えたことが最大の幸運」と言わしめた。そんな彼に、今回のプロジェクトに込めた思いや、言語という大きな難題に挑んだ感想を聞いた。@@cutter 本作は、2017年の日本とウズベキスタンの国交樹立25周年と、日本人が建設に関わったナボイ劇場の完成70周年が重なる記念プロジェクトとして実現。TV番組の取材のためウズベキスタンを訪れたリポーターの葉子が、異国の地でのさまざまな出会いと経験を通じ、成長する姿を描く。主人公の葉子を前田敦子が演じ、撮影クルー役として加瀬亮、染谷将太、柄本時生が出演。アディズは現地の通訳兼コーディネーター役を務める。  現在35歳のアディズは、インスタグラムのフォロワーが100万人を超えるなど、ウズベキスタンでは知らない人がいないスター俳優。オールウズベキスタンロケとなった本作では、人気者の彼を見ようと見物人が集まってくるため、邪魔にならないよう撮影以外は奥に引っ込んでいたという。 @@insert1  本作について「日本とウズベキスタンの友好関係に大きな影響を与える作品だと思います」と語った彼は、合作映画に出演した感想を「私にとっても大きな経験になりました。人生には何が起きるかわかりませんので、いつも勉強し続ける必要があります。この映画は私にとって大きな勉強、経験になったと言えます」と真剣なまなざしで語る。  アディズにとって本作で最も困難だったのは、言わずもがな“言語”だ。撮影が始まる1ヵ月前まで、彼は日本語を見たことは愚か、聞いたこともなかった。「もちろんスクリプトはもらうのですが、それを覚えて読むだけではなく、まず頭で考えて、どのように演じるかを考えなければいけないんです。撮影が始まってからは、自分はどういうふうに映りたいか、演じたいか、いつも意識しながら映画に挑みました」。そうして必死にセリフを覚えた結果、劇中で撮影クルーにナボイ劇場の由来を語るという本作一番の長ぜりふを見事にこなし、終盤では葉子の心に訴えかける重要なセリフも、日本語に感情を込めて伝えた。@@separator 「皆さんご存知のように、芸術には言葉がありません。つまり、言葉より大事なものは、やっぱり『心』ですよね。この映画を通して私たちは心が通じたんじゃないかと感じました。1ヵ月一緒に仕事をしている間に、黒沢さんが私に新しい課題を出したとき、通訳から日本語を聞く前に、黒沢さんの言うことをほぼ理解していました。言葉がなくても、人間は心を通じてコミュニケーションできるんだと感じました」。 @@insert2  日本とウズベキスタンの架け橋として、アディズなしでは成立しなかった本作。言語という課題をクリアし、日本語で演技をするという難題まで乗り越えた彼に、黒沢監督は前述の舞台挨拶で「アディズさんを紹介できただけでも、この映画を作った価値があるんじゃないかと思っています」と最大級の賛辞を贈った。それを受け、「黒沢監督に心の底から感謝を伝えたいです。黒沢さんのような有名な監督から評価していただけるのは大きな幸せです」と謙虚に語ったアディズ。「またご縁があれば一緒に仕事をしたいというのが、今の大きな野望です」と笑顔で話していた。(取材・文・写真:編集部)  映画『旅のおわり世界のはじまり』は公開中。

  • 黒沢清、『旅のおわり世界のはじまり』インタビュー

    黒沢清監督、女優・前田敦子の魅力は「一切協調せず一線を引く」

    映画

     映画『Seventh Code セブンス・コード』(2013年公開)、『散歩する侵略者』(2017年公開)に続き、黒沢清監督が女優の前田敦子と3度目のタッグを組んだ最新作『旅のおわり世界のはじまり』が公開中だ。かねてから、「誰とも交わらず、1人ぽつんとフレームに写るだけで存在感を出せる女優」として前田を高く評価していた黒沢監督が、プロットの段階から彼女をイメージしていたという本作への思い、さらにはその撮影の舞台裏を振り返った。@@cutter 本作は、日本・ウズベキスタン国交樹立25周年と日本人が建設に関わったナボイ劇場完成70周年を迎えた2017年に製作された、両国の記念すべき合作映画。テレビ番組の取材でウズベキスタンを訪れたレポーターの葉子(前田)が、異国の地でさまざまな出来事を体験しながら成長していく姿を描く。加瀬亮、染谷将太、柄本時生が葉子に帯同する撮影クルー役で参加し、ウズベキスタンの人気俳優アディズ・ラジャボフが通訳兼コーディネーター役で出演している。  もともとシルクロードに強い関心を抱いていた黒沢監督は、「ウズベキスタンの首都タシケントや古都サマルカンドなど、かつて交易で栄えた都市にとても興味があったので、僕にとってはまたとない機会だった」と笑顔を見せる。条件は、「ナボイ劇場を必ず使うこと。それ以外は自由に撮っていい」とプロデューサーから聞かされ、黒沢監督は、逆算式でプロットを構築した。 @@insert1  「まず、2時間程度で、歴史を踏まえたこの国の『今』を描くことはとうてい無理。ならば、テレビの旅番組ならどうか。しかも、バラエティー寄りの女性レポーターと撮影クルーなら、表面を上手にすくい上げて、面白い体験記ができるのではないか。そして、主人公の葉子は、体を張ったレポートをこなしながら、密かに『歌手になりたい』という夢を持ち、ある日、導かれるようにナボイ劇場にやってくる」…そんなイメージでプロットを組み立てていた黒沢監督は、いつの間にか、主人公の葉子を“前田敦子”でイメージしていたという。  「未知の国ウズベキスタンと独りで対峙できる女優は、前田さん以外に考えられなかったですね。何ともいえない『孤独感』と言うか、ある種のタフさも含んだ実存感が彼女にはある。日本の典型的な主演女優ですと、全体を大きく包み込むことが求められる場合が多いのですが、彼女はそんなことは絶対にしない。むしろ、ほかとは一切協調せず、しっかり一線を引く。そこが彼女の最大の魅力」と、前田の稀有(けう)な個性を絶賛。「今回は特に、前田さんありきの企画だったので、ほとんど彼女のドキュメンタリーを撮っているようでした。絶大な信頼をおいていたので、彼女がごく自然に演じてくれればそれがベスト。それくらい信じていました」と強調する。@@separator この映画はある意味、何でもありのノンジャンルの映画。いわゆるレンタル店に行って、どこを探していいか迷ってしまう多面的な異色作だ。「起承転結もなく、主人公1人の視点に絞ったいろんなエピソードが串団子のようにつながっている物語。だから、何が起こっても唐突に感じられると思います。でも逆に、その唐突感を楽しんでいただけるとうれしい」と黒沢監督はアピールする。  さらに、「僕自身も、近年、映画祭を含め、いろんな国へ行く機会があるので、そのときのエピソードも、かなり脚本に盛り込みました。バスに乗って迷子になったり、現地のテレビニュースで日本の災害映像を見てパニックになったり…。実際、フランスで東日本大震災の映像を観たときのショックは、計り知れないものがありました。劇中、葉子もそれに近い経験をしますが、遠く離れた外国で災害や事件を見ると、日本にいるとき以上にネガティブに捉えてしまうんですよね」と述懐した。 @@insert2  ウズベキスタンという未知の国で、約1ヵ月間にわたりロケが行われた本作。「今振り返ってみると、思いのほか自分が素直に表れた作品になった」としみじみ語る黒沢監督。「自分の旅の経験がいくつか入っていることも大きいですが、一番の決め手は、『撮影クルーを撮影している僕たちも、撮影クルー』という構成で映画を撮れたこと。出演者とスタッフが自然に渾然一体となってくるんですが、ふと気がつけば、僕がまだ、8mm自主映画を撮っていた学生時代の気分に戻っていた。あのころはまさに、俳優も監督もスタッフも関係なく、自分がやれることは何でもやっていましたからね」。そう目を細めながら、懐かしい日々に思いを馳せていた。(取材・文・写真:坂田正樹)  映画『旅のおわり世界のはじまり』は公開中。

  • 映画『旅のおわり世界のはじまり』完成披露舞台挨拶に登場した前田敦子

    前田敦子、足のケガの回復ぶりをアピール 異国の地での“求婚”エピソードも

    映画

     女優の前田敦子が3日、都内で行われた映画『旅のおわり世界の始まり』完成披露試写に出席。先日、自宅で膝を負傷したことが報じられたが、この日は元気に登壇。司会者から状態を問われると「良い感じです。ご迷惑をおかけしました」と順調な回復ぶりをアピールしていた。@@cutter 本作は、黒沢清監督がオリジナルで書き下ろした日本、ウズベキスタン合作のロードムービー。テレビ番組のためにウズベキスタンを訪れた番組レポーターの葉子(前田)が、見ず知らずの土地で、さまざまな体験をすることで成長していく姿を描く。イベントには前田のほか、加瀬亮、柄本時生、黒沢清監督も出席した。    満員の客席を見渡した前田は「すごく久しぶりで緊張しています」と笑顔を見せると、昨年4月に約1ヵ月間を費やして行われた撮影を振り返り「この1年の間に、私自身いろいろなことがあったので、とても思い入れのある作品になりました」と撮影後に結婚、妊娠、出産という大きな出来事を経験したことをしみじみと語っていた。    劇中では、歌声を披露するシーンも登場する。前田は「最初に歌ってくださいと言われたとき、以前黒沢監督にミュージックビデオを撮っていただいたことがあったので、そんな感じかなと思っていたら、『愛の讃歌』をアカペラで歌ってくださいと言われて…」と予想していなかった展開だったことを明かすと、そこから3ヵ月間、歌の特訓を行ったという。「ここまで準備をして撮影を行ったのは初めてだったので、大変でしたがすごく贅沢な時間でした」と振り返っていた。    また、前田はウズベキスタンで求婚されたエピソードを司会者から振られると「撮影前に『明日からよろしくお願いします会』を行ったのですが、そのとき、トイレに行こうと席を立ったら、おじさまに声をかけられたんです。言葉が分からなかったのですが、聞いたら『結婚してほしい』と言っているらしくて…」と苦笑い。黒沢監督や加瀬、柄本は前田の状況に気づいていたというが「誰も助けに来てくれなかった。厳しい世界だな、明日から頑張ろうと思いました」と発言し、客席を笑わせていた。    黒沢監督は、ウズベキスタンという国の美しさを見どころにあげつつも「それ以上に前田さんを中心に俳優たちの顔に注目してください。異国の地というある種独特の空気感が、これまであまり観たことがない俳優の顔を作っています。ぜひお見逃しなく」と力強くアピールしていた。  映画『旅のおわり世界の始まり』は6月14日より全国公開。

  • 映画『旅のおわり世界のはじまり』メインカット

    前田敦子、ウズベキスタンで新境地『旅のおわり世界のはじまり』本予告解禁

    映画

     女優の前田敦子が主演する黒沢清監督の最新作『旅のおわり世界のはじまり』より、本予告と場面写真が解禁。本予告は、“舞台で歌う”という情熱を胸に秘めたヒロインを演じる前田が、心の移ろいを繊細な表情で表現する姿が収められている。@@cutter 日本とウズベキスタンが共同製作し、シルクロードの中心・ウズベキスタンで1ヵ月に渡り全編オールロケで撮影された本作。“舞台で歌う”という夢への情熱を胸に秘めたテレビ番組リポーターの主人公が、番組のクルーと取材のためにウズベキスタンを訪れ、さまざまな出会いによって成長していく姿を描く。  主人公の葉子を前田が演じ、女優としてのキャリアの長さが、AKB時代を超えた節目のタイミングで、新境地を開く。加瀬亮、染谷将太、柄本時生の3人が、葉子と行動を共にする番組クルーのスタッフを演じ、ウズベキスタンの国民的俳優で“ウズベキスタンのトムハ”ことアディズ・ラジャボフも出演する。  テレビ番組のリポーターを務める葉子は、巨大な湖に棲む“幻の怪魚”を探すため、番組クルーと共に、かつてシルクロードの中心地として栄えたウズベキスタンを訪問。収録を重ねる中、約束どおりにはいかない異国でのロケで、スタッフはいらだちを募らせる。ある日の撮影が終わり、ひとり街に出た彼女は、聞こえてきた微かな歌声に誘われ、美しい装飾の施された劇場に迷い込む。そして扉の先で、夢と現実が交差する不思議な経験をする。  本予告では、リポーターの仕事に奮闘する一方で、心の居場所を探すかのように、夜の街やバザールを走り回る葉子の姿が映し出される。番組クルーのカメラマン・岩尾(加瀬)から「そのうち聴かせてよ、歌」と優しく言われて「はい」とうなずく葉子。続いて葉子がオーケストラの前に立つ姿や、壮大な自然の中で撮影クルーたちと共に移動する場面などが映し出された後、自身の殻から踏み出したかのような表情で、大きく息を吸いこむ葉子のアップ映像で締めくくられている。  併せて解禁された場面写真10点は、雄大なシルクロードの草原、美しい湖と山脈、ホコリっぽい街角、バザールといったウズベキスタンの魅力的な風景の中にとけこむ葉子や撮影クルーの姿のほか、オーケストラの舞台に立つ葉子の姿などを捉えたものとなっている。  映画『旅のおわり世界のはじまり』は6月14日より全国公開。

  • 映画『旅のおわり世界のはじまり』本ポスター

    前田敦子、標高2443mでアカペラ撮影『旅のおわり世界のはじまり』 最新予告公開

    映画

     女優の前田敦子が主演する黒沢清監督の最新作『旅のおわり世界のはじまり』の公開が6月14日に決定し、併せて予告映像とポスタービジュアルも解禁。また、本作で前田がエディット・ピアフの名曲「愛の讃歌」の歌唱に挑戦していることも明らかとなった。@@cutter 日本とウズベキスタンが共同製作し、シルクロードの中心・ウズベキスタンで1か月に渡り全編オールロケで撮影された本作。“舞台で歌う”という夢への情熱を胸に秘めたテレビ番組リポーターの主人公・葉子(前田)が、番組のクルーと取材のためにウズベキスタンを訪れ、様々な出会いによって成長していく姿を描く。加瀬亮、染谷将太、柄本時生の3人が、葉子と行動を共にする番組クルーのスタッフを演じる。  前田が劇中で披露する「愛の讃歌」は、現場で収録した生の歌声を使用。日本人が建設に関わり、日本とウズベキスタンの友好の証である「ナボイ劇場」で交響楽団の伴奏に合わせた歌唱に加え、クライマックスに標高2443mの山頂にてアカペラでも歌唱している。  前田は「自分なりにできることはやってきましたが、それでもプレッシャーは大きかった。山頂は想像以上に空気が薄くて、気持ちの余裕はまったくありませんでした」と撮影を振り返る。そして「何が苦しかったというと『愛の讃歌』という歌の壮大さ。あまりにも深く果てしない感情が表現されていて、生半可な気持ちではその世界に負けてしまう。とにかく歌と向き合って、歌詞のひとつひとつを真っ直ぐ届けることだけを考えていました」と歌に込めた思いを語った。撮影本番は一発OKで知られる黒澤監督だが、このシーンでは8テイクを重ね、山頂での撮影は5時間近くに及んだという。  予告映像は、足まで海に入った状態の葉子が、「みなさんこんにちは! 私は今、ウズベキスタン共和国に来ています」と元気よくリポーターの仕事をこなす場面からスタート。その後は「愛の讃歌」のメロディーが流れる中、リポーターの仕事をこなしながらも、「本当にやりたいこととは、どんどんずれていってる気がするんです」と葛藤する葉子の姿が映し出される。最後は、白い壁に囲まれた建物の中を歩く葉子の後ろ姿に、「“新しい自分”に出会う。」という言葉が重なる映像で締めくくられる。  ポスタービジュアルは、ウズベキスタンの美しい湖や山脈が広がる地に立つ葉子が、思い詰めたような表情で前を見つめている姿を捉えたもの。横には「私の心は迷子になった。」のコピーが添えられ、異国の地で揺れ動きながら成長していくヒロインの心情が伝わってくるようなビジュアルとなっている。  映画『旅のおわり世界のはじまり』は6月14日より全国公開。

  • 映画『旅のおわり世界のはじまり』ティザーポスター

    黒沢清×前田敦子『旅のおわり世界のはじまり』、加瀬亮&染谷将太ら出演

    映画

     女優の前田敦子が主演する黒沢清監督の最新作『旅のおわり世界のはじまり』に加瀬亮、染谷将太、柄本時生らが出演することが発表された。併せて特報とティザーポスターも解禁となった。@@cutter 日本とウズベキスタンが共同製作し、シルクロードの中心・ウズベキスタンで1か月に渡り全編オールロケで撮影された本作。伝説の怪魚を探す取材でウズベキスタンを訪れた女性レポーター・葉子(前田)が、現地のコーディネーターや異文化の人々との交流によって新しい世界を開き、成長していく姿を描く。加瀬、染谷、柄本の3人は葉子と行動を共にする番組クルーのスタッフを演じる。  番組クルーのカメラマン・岩尾を演じる加瀬は「言葉もわからない異国の地でたくさんのハプニングに見舞われました。そのたびに飄々と見えながらもどんな時もあきらめない監督や共演者たちに大きな刺激をもらいました」とコメント。ディレクター・吉岡役の染谷は「文化の違う我々が異物となり、撮影隊という景色が異物となり、そんなマジックを黒沢監督に見せられているような感覚でした」と語り、以前から黒沢監督のファンだったというAD・佐々木役の柄本は「まさに“映画”という感じの現場で夢のような時間を過ごさせてもらいました」と撮影を振り返っている。  主演の前田は3人との共演について、「空港に着いた瞬間から、黒沢監督の演出が始まっているんじゃないか? と4人で話していました。全く未知の国だったので、行動するときも一緒に固まって動いたり、オフの日もみんなでご飯に行ったり、いろんな場所へ行きました。(4人とも)生きてきた年数が少しずつ違いますが、みんなで“初めて”をたくさん経験できたので、絆になりました。私にとっては最高の環境でした」と充実した日々を明かしている。  さらに現地の通訳兼コーディネーター役で、ウズベキスタンの国民的俳優で“ウズベキスタンのトムハ”ことアディズ・ラジャボフも出演。「今回、日本映画を代表する“映画に魅了された”方々と共に仕事をする機会は、私にとって“まさに魔法のような時間”で、とても豊かな経験となりました」とメッセージを寄せた。  メイキング映像を使用した“製作快調! 特報”では、黒沢監督がウズベキスタンの市場で加瀬、染谷、柄本らに演出したり、前田とモニターをチェックしたりする姿などが収められている。ティザーポスターは、撮影隊に扮した前田、加瀬、染谷、柄本とアディズの5人が、ウズベキスタンの荒野を背景に真っ直ぐ前を見る姿が写っており、その上に「遠い空の下、“新しい自分”に出会う」というキャッチコピーが添えられたものとなっている。  映画『旅のおわり世界のはじまり』は2019年初夏公開。

  • 映画『遊星よりの物体X』ポスタービジュアル

    傑作SFホラー『遊星からの物体X』36年ぶり公開 黒沢清監督コメント到着

    映画

     南極基地に現れた恐怖の宇宙生物との死闘を描くジョン・カーペンター監督の映画『遊星からの物体X』が、デジタル・リマスター版として復活し、36年ぶりにスクリーンで公開されることが決定した。@@cutter 1982年に公開された本作は、巨匠ハワード・ホークス製作による1951年の映画『遊星よりの物体X』のリメイク版。冬の南極基地を舞台に、宇宙から飛来し10万年もの間氷漬けになっていた未知の生命体が、永い眠りから解き放たれ人類へと襲い掛かるさまを描く。人類の体内に侵略し、擬態を行う物体Xは、次々に南極隊の仲間へと姿を変え、孤立した基地内を混乱に陥れる。やがて疑心暗鬼に陥った隊員たちは、死と隣り合わせの混乱の一夜を迎える。  主演に映画『バックドラフト』『エグゼクティブ・デシジョン』のカート・ラッセルを迎え、『ハロウィン』『ニューヨーク1997』『ゼイリブ』など数々のSFホラーの名作を生んだジョン・カーペンター監督が、自身が映画製作を志すきっかけとなった古典の名作をリメイクした。未知の生物の造型を担当したのは、後に『ロボコップ』『セブン』『ミッション:インポッシブル』などを手掛けることになる当時弱冠22歳のロブ・ボッティン。おぞましく斬新なクリーチャーデザインは今なお高い評価を受け、後進のクリエーターに大きな影響を与えた。音楽はイタリアの名匠エンニオ・モリコーネ。  スティーヴン・スピルバーグ監督の『E.T.』と同時期に公開されたこともあり、全米公開時に興行的な成功を収めたとは言えない本作だが、長年に渡り熱狂的な人気を誇り、今やSFホラーの傑作として君臨。スクリーンでの公開は実に36年ぶりとなる。  36年ぶりの公開にあたり、『回路』(2000)でカンヌ国際映画祭国際批評家連盟賞を受賞するなど、常に先鋭的なホラー映画を手がけてきた黒沢清監督からコメントが到着。「凄い特殊造形と、凄い俳優と、凄い音楽があれば凄い映画ができ上がる。他は何もいらない。それは、1982年カーペンターのこの作品によって実証された映画の基本原理だ」とコメントを寄せた。  映画『遊星よりの物体X』デジタル・リマスター版は10月19日より全国公開。

  • 映画『旅のおわり、世界のはじまり』に出演する前田敦子

    前田敦子、黒沢清監督最新作『旅のおわり、世界のはじまり』に主演

    映画

     女優の前田敦子が、黒沢清監督の最新作『旅のおわり、世界のはじまり』で主演を務めることが発表された。前田は「AKBとして7年、AKBを卒業して今年で6年。丁度半分くらいのところにきて、今回、女優としてすごく良い経験をさせてもらい、幸せだと思えるところまで辿り着いたと思っています」とコメントを寄せている。@@cutter 日本とウズベキスタンが共同製作する本作は、取材でウズベキスタンを訪れた女性レポーター・葉子が、現地のコーディネーターや異文化の人々との交流によって新しい世界を開き、成長していく姿を描く。  前田は6年前、黒沢監督の日中合作映画『一九〇五』に出演予定だったが、同作は2013年に製作中止に。本日27歳を迎えた前田は「黒沢監督の作品で主演をつとめるのは、私にとっても一番の夢でした」と明かす。「お話をいただいた際、黒沢監督から『ウズベキスタンといえば、前田敦子だと思いました』と言われた時は、どうしてかなと思ったんですけど(笑)、黒沢監督のこれまでの作品と異なる色になる作品に関わることができて嬉しいです」と喜びのコメント。  約1ヶ月にわたるオール海外ロケ撮影を行った前田は、ウズベキスタンでの撮影について「現地へ行く前は、すごく構えてしまっていたのですが、驚くほど良い所だと思いました。街の人たちも、本当にいい人で、言葉が通じなくても、この国なら生きていけると、異国で初めて思いました」と振り返っている。  黒澤監督は、本作への前田の起用について「私にとっては『一九〇五』からの念願でもありました」と語り、「前田さんは、役柄を一瞬で直感的につかんでその役のセリフなり、仕草なりを全く自然に表現できるのです。これは彼女の生まれ持った才能でしょう。つまり天才ですね」と絶賛。  続けて、「一方、若いころからの訓練の成果なのか、仕事の現場では何ひとつ物怖じせず、躊躇もしません。そしてカメラに映ると、他の何物にも似ていない強烈な個性を発揮します。いやはや日本にも、もの凄い女優が出現しました」と評価している。  今回、解禁された写真には、ウズベキスタンの首都タシケントにあるチョルスー・バザールで談笑する前田と黒沢監督の様子や、青の都と呼ばれるウズベキスタンの古都サマルカンドの路地での撮影風景などが収められている。  映画『旅のおわり、世界のはじまり』は、2019年公開。

  • 最優秀監督賞を受賞した是枝裕和

    <日本アカデミー賞>最優秀監督賞&脚本賞は『三度目の殺人』是枝裕和監督がW受賞

    映画

     第41回日本アカデミー賞授賞式が2日、都内で行われ、『三度目の殺人』の是枝裕和監督が、最優秀監督賞と最優秀脚本賞をダブル受賞した。@@cutter 脚本賞について是枝監督は「僕は監督業と脚本を同時並行していたので、あまり脚本賞というのはピンとこないのですが、今回は7人の弁護士さんに入ってもらい、模擬接見、模擬裁判をしっかりやりました。その模様を文字起こしして活用したので、その弁護士さんたちのおかげです」と感謝の意を示していた。  続いて発表された監督賞でも最優秀賞に輝くと「ありがとうございます。現場で僕の脚本があまりにも変わっていくので、プロデューサーからは『本当にやばいんじゃないのか』という雰囲気が漂っていました」と裏話を披露すると「この規模の作品で、オリジナル脚本を書いた人間が監督も務めることはレアなケースなのですが、信頼してくれた方々に感謝したいです」と笑顔を見せる。  さらに是枝監督は「『三度目の殺人』は初めての法廷物というジャンルの映画。映画としてちゃんと成立するのだろうかという不安のなか駆け抜けた作品なので、こうしたチャレンジ精神を評価していただけたのかな」と冷静に分析すると、主演を務めた福山雅治に対しても「この場にはいませんが、僕が悩んで先が見えないとき、福山雅治さんが『音楽でも悩みがあるときにいいものが生まれるんですよ』と励ましてくれました。彼の元にもこの賞を届けたいと思います」とスピーチしていた。 ■日本アカデミー賞優秀脚本賞一覧 (★は最優秀賞受賞作品) ★是枝裕和『三度目の殺人』 斉藤ひろし『ナミヤ雑貨店の奇跡』 森下佳子『花戦さ』 山田洋次/平松恵美子『家族はつらいよ2』 吉田智子『君の膵臓をたべたい』 ■日本アカデミー賞優秀監督賞一覧 (★は最優秀賞受賞者) ★是枝裕和『三度目の殺人』 黒沢清『散歩する侵略者』 篠原哲雄『花戦さ』 原田眞人『関ヶ原』 廣木隆一『ナミヤ雑貨店の奇蹟』

  • 長澤まさみ「わたしはサービス精神だけは旺盛」 女優として躍進し続ける理由

    長澤まさみ「わたしはサービス精神だけは旺盛」 女優として躍進し続ける理由

    映画

     大河ドラマ『真田丸』のきりや、ミュージカル『キャバレー』での妖艶なサリー、公開中の映画『銀魂』の志村妙など、非常に個性的な役柄を演じ、観ている人に新鮮な驚きを与え続けている女優・長澤まさみ。最新作『散歩する侵略者』では、宇宙からの侵略者によって“概念”を奪われてしまった松田龍平ふんする夫・真治に戸惑う妻・鳴海を演じている。近年、女優としての高い評価を受けていることに「サービス精神だけは旺盛に持っています」と語った長澤が自身の胸の内を語った。@@cutter 国内外で高い評価を受けている黒沢清監督作への出演に「本当にわたしでいいのかな」と思ったという長澤。“宇宙から侵略者がやってくる”というと、ファンタジックで不可思議な作品に思われるが「わたしは現実味のあるフィクションが好きなのですが、この作品は“概念を奪う”という斬新さはありながら、地に足がついたリアルな日常を描いているように感じられて、のめり込んで台本を読みました」とあっという間に作品に魅了されたという。  劇中では、様子が変わってしまった夫に対して、常に不愉快なモードで接しつつも、「愛とはなんだろう」というテーマに対して誠実に向き合う妻を好演した。松田との相性も抜群だったようで「待ち時間も松田さんは会話をしてくれて、夫婦という形にしっかり寄り添ってくれました」と感謝を述べると「この作品では、いかに松田さんと向き合って好きになることができるかということを自分に課して臨んだんです」と明かす。  演じる役柄に対して女優としての課題を持ち臨む――この姿勢こそが、彼女の快進撃の理由なのではないのかと問うと「作品は監督のものなので、わたしは監督の世界観で活かされる駒でしかないと思うんです」とクールな回答。しかし一方で「ただ、わたしはサービス精神だけは旺盛なので、おもしろいと思ってもらえるものを作れる立場でいたいとは常に考えています」と目を輝かせる。@@separator 続けて「黒沢監督の作品に出たいという俳優はたくさんいると思うのですが、求められる人になれるかは、自分の頑張り次第。この世界はとてもシンプルで、おもしろくなかったら使われなくなるし、惰性でできたとしても、それではいつかダメになる。結局は自分が努力し続けなくてはいけない世界なんですよね」とつぶやく。  非常にストイックな考えだが「わたしは『東宝シンデレラ』オーディションでデビューしているのですが、大きな会社ですし、安定しているというイメージもありますよね。ただ、若いころから自分が得をしている人間だと思ったら負けだと感じていたので、努力しないといけないという気持ちはずっと持っていました」と心情を吐露する。  近年の高評価に対しても「まだまだです。もっとできるようにならなければダメ」と自己採点は厳しいが「この間までやっていた『キャバレー』というミュージカルでご一緒した松尾スズキさんから『まさみちゃんはすごい負けず嫌いだよね』と言われたんです。確かにできないことに対して悔しいという思いは強いのですが、一方で『まあしょうがないかな』と楽観的な考えも持っていたので、あまり自分の感情に気づけていなかったんです。確かに根性だけでやってこられたような気もしますね」と笑う。  2000年に女優デビューしてから17年という歳月が流れたが「作品に入っているときに逃げ出したいと思ったことはありませんが、それ以外では女優という仕事を辞めたいと思ったことはあります」と語った長澤。それでも「良い意味でも悪い意味でも女優って自分と向き合う仕事だから、嫌な自分も知ってしまうんですよね。でも、自分の嫌な部分を知ると、人に優しくなれたりもできるんです。やっぱり深い仕事なんだと思います」としみじみと語った。(取材・文・写真:磯部正和)  映画『散歩する侵略者』は公開中。

  • 映画『散歩する侵略者』場面写真

    『散歩する侵略者』、松田龍平の“概念を奪うポーズ”誕生秘話

    映画

     第70回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品された映画『散歩する侵略者』(9月9日より全国公開)。本作のメガホンを取った黒沢清監督が、「概念を奪う」という表現に関して、主演の松田龍平が取ったポーズから、ヒントを得たエピソードが明かされた。@@cutter 『散歩する侵略者』は黒沢清監督が劇作家・前川知大率いる劇団「イキウメ」の同名人気舞台を映画化した作品。数日間の行方不明の後、夫が「侵略者」に乗っ取られて帰ってくるという大胆なアイディアをもとに、物語は展開していく。  数日間の行方不明の後、不仲だった夫(松田)がまるで別人のようになって帰ってきた。急に穏やかで優しくなった夫に戸惑う加瀬鳴海(長澤まさみ)。夫・真治は退職し毎日散歩に出かけていく。その頃、町では一家惨殺事件が発生、奇妙な現象が頻発する。ジャーナリストの桜井(長谷川博己)は、取材中、事件の鍵を握る女子高校生を探し始める。やがて町は静かな世界へと姿を変え、事態は思わぬ方向へと動く。「地球を侵略しに来た」と、真治から衝撃の告白を受ける鳴海。当たり前の日常は、ある日突然終わりを告げる…。    松田はオファーを受けた際、侵略者という難役について「脚本を読んだ段階では、侵略者に体を乗っ取られた男という真治の設定が想像しきれなくて、逆に何もこだわらずに撮影に挑みました」とコメント、侵略者役は苦労が多かった様子を明かしている。  一方、黒沢監督は「概念を奪う」という表現をどのようにするか悩んでいた際、松田に「試しに相手の額に指をさして」とリクエストしたところ、そのポーズが黒沢監督のイメージにしっくりとはまり採用されたという。  松田演じる真治は、侵略者として周囲の人々から概念を奪う一方で、妻である鳴海を気遣う姿も見せる。そのため観客は、最後まで、真治が人間なのか、侵略者なのか、わからないはず。そんな侵略者というキャラクターを絶妙なバランスで表現した松田の怪演に期待が高まる。  『散歩する侵略者』は、9月9日より全国公開。

  • 連続ドラマ『予兆 散歩する侵略者』場面写真解禁

    夏帆、染谷、東出がみせる不安と闇…『予兆 散歩する侵略者』場面写真解禁

    エンタメ

     劇作家・前川知大の劇団「イキウメ」の人気舞台を、黒沢清監督が実写化した映画『散歩する侵略者』(9月9日全国公開)のアナザーストーリー『予兆 散歩する侵略者』。夏帆、染谷将太、東出昌大をキャストに迎え、新たな設定でスピンオフドラマとして製作された本作の場面写真が公開された。@@cutter 『予兆 散歩する侵略者』は、山際悦子(夏帆)と、病院で働く夫・辰雄(染谷)、そして辰雄が勤める病院の新任外科医で、「地球を侵略しに来た」と明かす真壁司郎(東出)が織りなすサスペンスを描く。監督は映画同様、黒沢がメガホンをとり、脚本は映画『リング』シリーズを手掛けた高橋洋が黒沢と共に担当する。  今回公開された場面写真は、夏帆、染谷、東出が演じるそれぞれのキャラクターが抱える不安や闇が映し出されている。また、同じく公開されたポスタービジュアルでは、抜けるような青空をバックに3人が並ぶ姿が披露され、“もうすぐ世界が終わるとしたらどうする?”という問いが記されており、予測できない展開を想起させる仕上がりとなっている。  連続ドラマ『予兆 散歩する侵略者』(全5話)は、WOWOWプライムにて9月18日より毎週月曜深夜0時放送(第1話無料放送)。

  • 松田龍平、宇宙人役に苦戦 長澤まさみ「怒ってばかり」の妻役に疲労困憊?

    松田龍平、宇宙人役に苦戦 長澤まさみ「怒ってばかり」の妻役に疲労困憊?

    映画

     俳優の松田龍平と女優の長澤まさみが8日、都内で行われた映画『散歩する侵略者』の完成披露試写会に登壇。本作で“宇宙人”役に悪戦苦闘していた松田に対して、妻役の長澤が「怒ってばかりで疲れました」と吐露し、会場を沸かせた。この日は、共演の長谷川博己、高杉真宙、恒松祐里、 前田敦子、満島真之介、光石研、児嶋一哉(アンジャッシュ)、メガホンを取った黒沢清監督、原作者の前川知大も出席した。@@cutter 本作は、『クリーピー 偽りの隣人』『岸辺の旅』などの黒沢監督が、劇作家・演出家の前川が結成した劇団イキウメの舞台劇を映画化した異色ミステリー。数日間の行方不明の後、夫・真治(松田)が「侵略者」に乗っ取られ、妻・鳴海(長澤)のもとへ帰ってくるという大胆なアイディアをもとに、平穏だった町が変貌していくさまをスリリングに描く。  突然の失踪から豹変して帰ってきた真治(松田)に対して怒りをぶつける妻・鳴海を熱演した長澤は、「大半が怒っている役だったのですが、それが大変でした。怒るって、凄くエネルギーを使う感情で、精神的にも肉体的にも疲れて、不思議な感覚に囚われた記憶があります」と吐露。これに対して松田は、「僕は(宇宙人に侵略されて)エネルギーが全然なかったので、長澤さんのエネルギーだけが灯火でした。でも、最初は本当に怖かったです」とビビりながらも心の拠り所だったことを告白した。  また、人間の姿をした宇宙人役に苦戦したという松田は、「演じていても、どれが宇宙人で、どれが僕なのか、わからなくなる時がありましたね。黒沢監督に“宇宙人って何ですかね?”って撮影前に聞いたんですが、“ちょっと僕もわからないなぁ”って言われて」。その言葉に「それもそうだよなぁ」となぜか納得した松田は、「つまり、概念に縛られない自由な役柄ということ、それだけを思って現場に入りました」と述懐した。  本作は第70回カンヌ国際映画祭のある視点部門に出品されているが、現地での反応について黒沢監督は、「エンタテインメント作品として作ったつもりでしたが、観客の皆さんがいろいろな意味を読み取りながら真剣に観てくださり、とても好意的に受け取っていただいた」と報告。ただ、同行者が長谷川と松田のみだったことから、何人もの記者から、「アクトレス(長澤)はなぜ来ていないんだ!」と言われ、海外での長澤人気に黒沢監督も驚きの表情を見せていた。  映画『散歩する侵略者』は9月9日より全国公開。

  • 高杉真宙、黒沢清監督『散歩する侵略者』に出演決定

    高杉真宙、『散歩する侵略者』に出演決定! “侵略者”役で長谷川博己と共演

    映画

     劇作家・前川知大率いる劇団イキウメの人気舞台を、黒沢清監督が映画化した『散歩する侵略者』。同作の新たなキャストとして、『PとJK』『ReLIFE リライフ』『トリガール!』など話題作が続々と控える、若手人気俳優、高杉真宙の出演が決定した。@@cutter 数日間の行方不明の後、不仲だった夫・加瀬真治(松田龍平)がまるで別人のようになって帰ってきた…急に穏やかで優しくなった夫に戸惑う鳴海(長澤まさみ)。同じ頃、町では一家惨殺事件が発生し、奇妙な現象が頻発する。  事件を追うジャーナリストの桜井(長谷川博己)は取材中に、ある事実に気づく。やがて町は急速に不穏な世界へと姿を変え、事態は思わぬ方向へと動く。些細な出来事が、想像もしない展開へ。彼らが見たものとは、そしてたどり着く結末とは?  高杉が演じるのは、長谷川演じるジャーナリスト・桜井が、一家惨殺事件の取材先で出会う謎の若者・天野役。その正体は松田演じる「侵略者」に乗っ取られた男・真治の仲間である、第二の「侵略者」。  今年、新成人となった高杉が、明るく、さわやかな少年のイメージから一転、他の作品では観ることができない個性的なキャラクターで新境地を確立。黒沢監督も「どんな役も演じられる、十年後、二十年後が楽しみな俳優」と絶賛している。  高杉は、今回の出演に対して「黒沢監督とご一緒できる事、また長澤まさみさん、松田龍平さん、長谷川博己さんと演技者として尊敬する先輩の方々とご一緒できる…と、本当に嬉しかったです」と振り返った。中でも桜井を演じた長谷川との共演が多く、教えられることも多かった模様で、「長谷川さんはひたすらカッコいい方。大人の落ち着きがあって、おしゃれで…自分もいろいろな経験を積んで、長谷川さんのような男性になりたいなと憧れますね」と明かしている。  映画『散歩する侵略者』は9月16日より全国公開。

  • 長澤まさみ×松田龍平×長谷川博己×黒沢清監督で舞台『散歩する侵略者』映画化決定

    長澤まさみ×松田龍平×長谷川博己×黒沢清監督、舞台『散歩する侵略者』映画化決定

    映画

     長澤まさみ主演、松田龍平、長谷川博己らが出演し、劇団イキウメの人気舞台『散歩する侵略者』を黒沢清監督が映画化することが決定した。2017年9月16日より公開される。@@cutter 『岸辺の旅』でカンヌ国際映画祭「ある視点」部門監督賞を受賞し、国内外で注目を集める黒沢清監督。前川知大率いる劇団イキウメは、蜷川幸雄がをリメイクするほど惚れ込んだ作品『太陽』でも知られる、名作が多い注目の劇団。2005年の初演後、何度も再演を重ねている『散歩する侵略者』は、数日間の行方不明の後、夫が“侵略者”にのっとられて帰ってくるという斬新な設定の物語。  主人公の加瀬鳴海を長澤が務める。鳴海の夫・加瀬真治役を松田。キーパーソンとなるジャーナリスト役を長谷川が演じる。キャストは、黒沢監督がずっと仕事をしたかった人たちを集めたとのこと。  数日間の行方不明の後、不仲だった夫がまるで別人のようになって帰ってきた。突然、優しくなった夫に戸惑う加瀬鳴海(長澤)。夫・真治(松田)は、毎日散歩に出かけていく。同じ頃、町では一家惨殺事件が発生し、奇妙な現象が発生する。突然、「地球を侵略しに来た」と真治から衝撃の告白を受ける鳴海。事件を取材するジャーナリストの桜井(長谷川)は、ある事実に気づき、混乱に巻き込まれていく……。  長澤は、「出演オファーを頂いた時は、私でいいのかなと思うほど本当に嬉しかったです。現実味のあるフィクションが好きなので、脚本はのめり込んで一気に読みました。女性として、鳴海の気持ちに共感しながら、真治のことを家族として大切に思えるようにしようと思い演じました」とコメントしている。また、松田は、「『侵略者』がやってくる、というシンプルでわかりやすい話なのに、いろんな視点で楽しむことができるのがこの作品の魅力だと思います」、長谷川も「ラブストーリーでもあれば、男同士の友情を描くノワール映画的な要素もあります。ジャンルを飛び越えたすごい映画になるんじゃないかと楽しみにしています」と、それぞれ本作の魅力を語っている。  映画『散歩する侵略者』は、2017年9月16日より公開予定。

  • 映画『クリーピー 偽りの隣人』ポスタービジュアル

    香川照之の“気味悪さ”全開! 『クリーピー 偽りの隣人』予告映像解禁

    映画

     第66回ベルリン国際映画祭では正式出品作品に選ばれ、第40回香港国際映画祭では日本映画初となるクロージング上映が決定し、世界から注目を集める衝撃のサスペンス・スリラー映画『クリーピー 偽りの隣人』が6月18日に公開。西島秀俊、竹内結子、川口春奈、東出昌大、香川照之など豪華キャストでも話題の本作の予告編とビジュアルが解禁された。@@cutter 第15回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞し、作家・綾辻行人も「展開の予想できない実に気味の悪い(クリーピーな)物語」と絶賛した前川裕の小説が原作。2015年度第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で監督賞を受賞した名匠・黒沢清監督により待望の映画化となった。ある夫婦が“奇妙な隣人”への疑惑と不安から深い闇へと引きずり込まれていく圧倒的な恐怖を描く。近所付き合いが希薄になった現代、誰の身にも起こりえる、日常に忍び寄る悪意…。  今回解禁されたビジュアルでは、「あの人、お父さんじゃありません。全然知らない人です。」という、事件のきっかけとなるコピーが大きくあしらわれ、何かを見据えた西島秀俊演じる高倉を中心に超豪華キャストの顔がコラージュされている。特に香川照之演じる謎の隣人・西野の怪しげな表情が強烈な印象を残す。  そして同時に予告映像も解禁。幸せな暮らしを送る高倉夫妻だったが、犯罪心理学者の高倉が未解決の事件を調べ始めたことをきっかけに奇妙な隣人家族のことが気になり始める。ある日、西野の娘・澪が高倉に「あの人お父さんじゃありません、全然知らない人です。」と訴えたことで事態は急展開を迎える。家から火が噴き出す緊迫のシーンや康子(竹内)の絶叫がこだまする中、高倉がしっかりと抱きしめ全力で守ることを誓う。  ラストにはチャイムとともになぜか外から鍵が開き、勢いよく扉を開け、半開きになった隙間から覗く西野の姿に戦慄する。果たして、西野とは一体何者なのか…。“何か”が徐々に日常を侵食していく不穏な空気が充満する、まさしくクリーピーな予告編となっている。  映画『クリーピー 偽りの隣人』は6月18日より全国ロードショー。

  • 『クリーピー 偽りの隣人』より。

    黒沢清監督最新作『クリーピー』、香港国際映画祭で“邦画初”のクロージング上映

    映画

     第66回ベルリン国際映画祭に正式出品された黒沢清監督の最新作『クリーピー 偽りの隣人』が、3月21日から4月4日まで開催される第40回香港国際映画祭の“Galas”部門に正式出品され、日本映画としては初となるクロージング作品として上映されることが決定した。 黒沢監督は「ハイレベルでマニアックなシネフィルが集まり、映画を知った上で作った作品を認めてくれる香港国際映画祭の栄えあるクロージング作品に選ばれたことは嬉しい限りです」と喜びを表した。@@cutter 黒沢監督にとって香港映画祭は、第37回(13年)に実施されたアジアの監督たちによる短編オムニバス企画プロジェクト『ビューティフル』への参加以来。同企画では自身にとって初のアクション映画『ビューティフル・ニュー・ベイエリア・プロジェクト』が上映されている。また、『トウキョウソナタ』で第3回(09年)アジア・フィルム・アワードを受賞している。  今回の第40回では、黒沢監督がゲストとして参加予定で、最終日の4月4日に行われるクロージング上映前の舞台挨拶と、上映後のQ&Aに出席、クロージングセレモニーへの参加も予定している。黒沢監督はこれまでに、『トウキョウソナタ』でカンヌ国際映画祭審査員賞、『岸辺の旅』でカンヌ国際映画祭映画祭「ある視点」部門監督賞を受賞するなど、海外からも高い注目を集めている。  本作は、ある夫婦が“奇妙な隣人”への疑惑と不安から、深い闇へと引きずり込まれていく衝撃のサスペンス・スリラー作品。6年前の一家失踪事件を調べる犯罪心理学者の高倉。愛する妻と引っ越した先の隣人は、人の良さそうな父親と、病弱な母親、中学生の娘。ある日、その娘が突然告げる。 「あの人、お父さんじゃありません。全然知らない人です。」 未解決の事件と、隣人一家の不可解な関係。二つの繋がりに隠された、恐るべき真実とは…。  原作は「第15回日本ミステリー文学大賞新人賞」を受賞した前川裕の小説で、出演は、西島秀俊、竹内結子、川口春奈、東出昌大、香川照之ほか。    『クリーピー 偽りの隣人』は6月18日より全国公開。

  • 西島秀俊主演スリラー『クリーピー』映像解禁!

    西島秀俊主演『クリーピー』特報解禁 “奇妙な隣人”香川照之の笑顔が怖すぎる

    映画

     西島秀俊が主演、香川照之、竹内結子、川口春奈、東出昌大、藤野涼子、香川照之ほか、日本映画界を代表する豪華キャストが共演する黒沢清監督の最新作『クリーピー』の“気味が悪い(クリーピーな)“特報映像が解禁された。@@cutter 原作は、ある夫婦の日常が、“奇妙な隣人”への疑惑と不安から深い闇へと引きずり込まれていく恐怖を描き、作家・綾辻行人も「展開の予想できない 実に気味の悪い(クリーピーな)物語」と絶賛した小説。隣人の顔をも知らずに生活する現代に忍び寄る圧倒的な恐怖、日常が戦慄へと変貌する作品だ。  物語は、元刑事で今は犯罪心理学者の高倉(西島)が、かつて同僚だった刑事・野上(東出)から、六年前に発生した一家失踪事件の分析を依頼されることから始まる。しかし事件唯一の生き残りである早紀(川口)の記憶をたどるも、核心にはたどりつけずにいた。一方、高倉が妻・康子(竹内)と共に最近引っ越した新居の隣人は、どこかつかみどころのない家族だった。病弱な妻と中学生の娘・澪(藤野)をもつ人の良さそうな主人・西野(香川)との何気ない会話に翻弄され、困惑する高倉夫妻。そしてある日、澪が告げた言葉に、高倉は衝撃を受ける…。  特報では、本作の最重要シーンでもある、中学生の娘・澪が、怯えた表情で訴える「あの人、お父さんじゃありません。全然知らない人です。」という衝撃的なセリフと共に始まる。さらに、澪の父・西野を演じる香川照之の不気味な笑顔……。豪華キャストの怪演は要注目、黒沢監督の真骨頂といえるサスペンス・スリラーの圧倒的な恐怖を感じさせる特報となっている。

  • 映画『クリーピー』現場取材の様子

    西島秀俊主演『クリーピー』は薄気味悪い? 黒沢清監督が明かす最新作の見所

    映画

     第15回日本ミステリー文学大賞・新人賞を受賞した小説「クリーピー」が、監督・黒沢清×主演・西島秀俊により、実写化される。共演者には、竹内結子、香川照之、川口春奈、東出昌大ら、豪華キャストが集結した。8月初旬、東京近郊の住宅街で行われた撮影現場の様子をレポートする。@@cutter 『岸辺の旅』で、第68回カンヌ映画祭・ある視点部門の監督賞受賞した黒沢清監督の最新作となる『クリーピー』。本作は、ある夫婦の平穏だった日常が、“奇妙な隣人”への疑惑と不安を抱いたことから、深い闇へと引きずり込まれていく“恐怖”を描き出している。  主演を演じるのは、西島秀俊。『ニンゲン合格』(99)、『蟲たちの家』(05/オムニバス)、『LOFT ロフト』(05)に続き、黒沢監督とは4度目のタッグとなる。10年ぶりとなる西島のことを、黒沢監督は「クリアな感じが全然変わっていない。彼も40代半ばなので、以前、役所(広司)さんがやった役が西島くんにもできるよねという思い」と期待を寄せる。  高倉と共に事件を追う刑事・野上役を演じる東出昌大に対して、「まだ撮影を始めてから日にちは浅いですが面白いです。何を考えているのかさっぱりわからない。底知れない感じだけど、決してネガティブではない。陽気といったら変ですけど、基本は明るい感じがする」と評する。@@separator 撮影場所は、自然が身近に感じる東京郊外の住宅街。西島演じる高倉と東出が扮する野上が、一家3名が行方不明になった未解決事件の現場となった家に訪れた時、その事件で唯一生き残った早紀(川口)に出くわすというシーンだ。早紀の家は、電車が走る高架下のほど近く。家の前の広場は、不法投棄された粗大ごみが散らばっていたり、早紀の家はツタでデコレートされていたり、廃墟感を演出する工夫がされていた。  撮影するのは、家の前から立ち去ろうとする早紀を高倉が呼び止めるという場面。広場の前にレールを引き、移動ショットで撮影する。にこやかな表情を浮かべ、パワーあふれんばかりの様子で待っているのは、本日は2日目だという川口。黒沢監督曰く「川口さんはこれからが山場。たぶんいい感じになってくれると思います」。  西島と東出は、静かに本番を待っていた。撮影準備が整い、黒沢監督の「よーい、はい」でスタート。監督は暗幕をかけたモニター前で見守る。画角に電車を入れるために、電車が走る時間に併せて撮り直しをしたが、それでも3回目でOK。なんともスムーズに撮り終わる。  この日は、ドローンで真上からこの場所を撮る、空撮撮影も行われた。ドローンが空に飛んでいくと、強い風と、虫の音のような轟音が響き渡る。その様子を楽しそうに目で追う東出。近くいた西島は、役からまだ抜け出ていないような真面目な表情でドローンを見つめていた。ドローンを初めて見たという黒沢監督は。「不謹慎な言い方ですが、悪いこともできそうな。なんとも魅力のあるもの」と冗談を飛ばしながらも、撮影の様子を興味深そうに見ていた。@@separator 空撮後に撮ったのは、早紀の家の裏を高倉と野上が見回るというシーン。撮影場所は、トンボが大量に飛び交う空き地。追い払っても減らないトンボを監督自らも追い払い、その姿に西島が楽しそうな表情を浮かべながら見ていた。撮影は1発OKで終了。「撮影は滞ることはない」と監督が話すように、至って順調に撮影は進んでいった。  監督は本作を、「薄気味悪い」と表現する。「悪意のある存在と善意に満ちた日常とが激突と言いますが、触れ合う瞬間は、なんでもない善意だと思っていた日常の方が、“一瞬、あれ?”と思う薄気味悪さで包まれる。まだどうなるのかわかりませんが、じわじわと薄気味悪さを表現しようとは思っています」と話す。  ちなみにタイトルの“クリーピー”とは、「ぞっと身の毛がよだつ」「気味が悪い」と言う意味。黒沢監督の真骨頂とも言える“恐怖”を、監督の言葉を借りると「あの手この手」で描き出されるであろう本作。「複雑で長編な物語の中から映画として一番まとまりがいいものを抜き出した」と監督が話すように、原作とは一味違った作品が仕上がりそうだ。どんな映像美で恐怖をあぶり出し、どんな展開になるのか。完成が楽しみになる作品である。(取材・文:小竹亜紀)  映画『クリーピー』は、2016年6月全国ロードショー。

  • 黒沢清監督最新スリラー来年6月公開決定!舞台となる“奇妙な隣人”の家が明らかに

    黒沢清スリラー『クリーピー』怪しげなポスター解禁!注目女優・藤野涼子、出演決定

    映画

     現在公開中の『岸辺の旅』で第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門監督賞を受賞した名匠・黒沢清監督の最新作『クリーピー』が2016年6月に公開されることが決定。初公開となったポスタービジュアルでは、怪しい雰囲気がただよう「家」をメインに、西島秀俊ら豪華キャストたちが神妙な面持ちで勢ぞろい。隣人に対して疑心暗鬼になる心情を表した気味の悪い構図が、不吉な展開の幕開けを予感させる。@@cutter 本作は、第15回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞した前川裕の同名小説を、『LOFT ロフト』(05)に続き黒沢監督と4度目のタッグとなる西島を主演に迎え映画化した驚愕のサスペンススリラー。さらに、竹内結子、東出昌大、香川照之、川口春奈ら日本映画界を代表する豪華キャストに加え、『ソロモンの偽証』で女優デビューを果たした藤野涼子が物語の鍵を握る隣家の少女役で出演する。  元刑事の犯罪心理学者・高倉(西島)は、かつての同僚・野上(東出)から6年前の一家失踪事件の捜査を依頼される。そんな中、病弱な妻と中学生の娘・澪(藤野)をもつ奇妙な隣人・西野(香川照之)に、妻の康子(竹内)と共に疑念を抱いていた高倉は、ある日、澪から「あの人、お父さんじゃありません。全然知らない人です」という衝撃の事実を聞かされる。    ある夫婦の日常が“奇妙な隣人”への疑惑と不安から深い闇へと引きずり込まれていく圧倒的恐怖。果たして結末に何が待ち受けているのか…。黒沢監督ならではの恐怖演出に期待が高まる。

  • 映画『クリーピー』 2016年初夏に全国公開予定

    西島秀俊、黒沢清監督と10年ぶりタッグ!竹内結子、香川照之と驚愕スリラーを映画化

    映画

     「第15回日本ミステリー文学大賞」新人賞受賞作『クリーピー』が、黒沢清監督によって映画化することが決定した。10年ぶりの黒沢作品参加となる西島秀俊を主演に、竹内結子、川口春奈、東出昌大、香川照之ら豪華俳優陣を迎え、2016年初夏に全国公開予定となる。@@cutter 本作は、ある夫婦の日常が、“奇妙な隣人”への疑惑と不安から深い闇へと引きずり込まれていく恐怖を描く。元刑事の犯罪心理学者・高倉(西島)は、刑事時代の同僚だった野上(東出)から、6年前に発生した一家失踪事件の分析を依頼され、事件唯一の生き残りである長女・早紀(川口)の記憶を辿るも核心には辿りつけずにいる。くわえて、高倉は妻・康子(竹内)と共に引っ越した新居で、隣人・西野(香川)とその病弱な妻、中学生の娘・澪の“つかみどころのない”一家に翻弄され困惑されていた。そんなある日、突然家に駆け込んできた澪から「あの人、お父さんじゃありません。全然知らない人です」と告げられ…。  未解決の一家失踪事件と、隣人一家の不可解な関係…2つの繋がりと、そこから始まる本当の恐怖を描いた本作。“奇妙な隣人”への疑惑と不安から深い闇へと引きずり込まれていく様子は、作家・綾辻行人も「展開の予想できない 実に気味の悪い(クリーピーな)物語」と絶賛を贈っている。  西島は、10年ぶりとなる黒沢作品参加に「緊張しますが、撮影現場がとても楽しみです」と胸中を明かす。また、本作について、「身近で起きていてもおかしくない、そんな恐怖を描いたリアルで重厚な素晴らしい脚本です。監督、スタッフ、キャストの皆さんと、誰も見た事のないような恐怖を創り出したいと思っています」と意気込みを語る。  一方、黒沢作品初参加となる竹内は「西島さん、香川さんとまたご一緒出来る嬉しさもありますが、黒沢組初参加ということで緊張もありつつ、どんな世界なのか、撮影初日を迎える日が待ち遠しいです」と、撮影を心待ちにしているようだ。

  • ピンク映画の最大手・大蔵映画、新プロジェクトで一般劇場公開作を続々制作!

    ピンク映画の最大手・大蔵映画、新プロジェクトで一般劇場公開決定!

    映画

     『おくりびと』でアカデミー賞外国語映画賞を受賞した滝田洋二郎監督、『岸辺の旅』で今年、カンヌ国際映画祭「ある視点」部門の監督賞を受賞した黒沢清監督など、世界に誇る名匠を数多く輩出し、若き才能の登竜門といわれるピンク映画の名門「大蔵映画」。「OP PICTUERS」名義で現在も年間36本のピンク映画をコンスタントに制作し続けている同社が、新プロジェクト「OP PICTUERS+」を立ち上げ、一般劇場公開作を制作すると発表した。@@cutter 1962年に制作された日本初のピンク映画『肉体の市場』を配給して約半世紀、ピンク映画の全てを知り尽くした大蔵映画が再び動き出した。「ピンク映画の魅力をより多くの方に知っていただきたい」という思いから立ち上げた新プロジェクトでは、1つの企画をR18+とR15+の2バージョンで制作し、従来のR18+は成人劇場で、濡れ場をコンパクトにし、ドラマ部分をより充実させたR15+は「OP PICTUERS+」シリーズとして一般劇場公開する。  第1弾公開作は、ピンク映画のアカデミー賞と呼ばれるピンク大賞で本年度の最優秀作品賞を受賞した山内大輔監督の『犯(や)る男』と、同賞の監督賞を受賞した竹洞哲也監督の『誘惑遊女~ソラとシド~』の2本。『犯(や)る男』は、退廃的な世界の中に生まれる愛の形を圧倒的な緊張感と特殊造形で描き、『誘惑遊女~ソラとシド~』は、女の子の心の揺れ動きと町の再開発をリンクさせ、微妙な心情を効果的な風景描写で表現する。  現在のピンク映画を語る上で欠かすことのできない両監督の個性あふれる2作品を皮切りに、今後、ピンク映画の持ち味である“自由さ”を武器に、他社では作れない愛をテーマにした作品が続々と登場する予定だ。  映画『犯(や)る男』は 8月22~27日、『誘惑遊女~ソラとシド~』は8月30~9月4日まで、テアトル新宿にて限定レイトショー公開。

  • 『岸辺の旅』カンヌ国際映画祭での様子

    カンヌデビューの深津絵里、異例の大喝采に感無量「夢の中にいるよう」

    映画

     開催中の第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式招待された『岸辺の旅』が、現地時間17日に公式上映を実施。W主演の深津絵里と浅野忠信、黒沢清監督がレッドカーペットと舞台挨拶に登場した。上映終了後には、異例の場外スタンディングオベーションも巻き起こり、カンヌに初参加した深津は感無量な様子であった。@@cutter 深津と浅野がレッドカーペッドに登場すると、観客からは大きな声援。そして世界各国から集まった100台以上のカメラのフラッシュがいっせいにたかれ、「クロサワ!フカツ!アサノ!」のコールが。上映終了後には、場内でのスタンディングオベーションのみならず、会場外でも5分以上の熱いスタンディングオベーションが続くという異例の大喝采が巻き起こった。  深津は、「レッドカーペッドは、とても緊張しました」と振り返りつつ、「たくさんの方にとてもあたたかい拍手を頂き、撮影中も夢の中のようでしたが、まさに今日も夢の続きにいるかのような気持ちになりました」と万感の思いを口にする。   浅野も「上映後にあんなに多くの拍手を頂けて、すごく嬉しかったです。多くの方に作品を気に入って頂けて、映画の愛が伝わったと感じました」と喜びを語った。  『岸辺の旅』は、2010年発表の同名小説を原作に黒沢監督がメガホンを取ったラブストーリー。3年間“失踪”していた夫・優介(浅野)が、突然帰宅した。そして誘われるまま一緒に旅に出る妻・瑞希(深津)。それは夫が失踪していた間、世話になった人々を訪ねていく旅だった。優介は、なぜ突然帰ってきたのか。そして、瑞希に伝えたいこととは…。  『岸辺の旅』は10月1日より全国ロードショー。

  • 第68回カンヌ国際映画祭

    「第68回カンヌ国際映画祭」フォト特集

    映画

    現地時間5月13日からフランスで開催中の「第68回カンヌ国際映画祭」。注目作品が集結し、豪華キャスト陣らが登場したフォトコール・レッドカーペットの様子をお届けします!(随時更新)

あわせて読みたい


トップへ戻る

news_genre reco_personal filmography present cic civ info news_link news_match news_new photogallery photogallery2 ranking recommend drama_jp drama_os opening_this_week ranking_access