WOWOW『連続ドラマW 0．5の男』特別ドラマ上映＆トークショーが5月29日、都内で開催され、沖田修一監督、玉澤恭平監督、SZ_Shinami（SCARZ）が出席した。

【写真】沖田監督、玉澤監督、SZ_Shinamiが登壇『連続ドラマW 0．5の男』トークショーの様子

　本作は、沖田修一監督が脚本・監督、主演に松田龍平を迎えたホームドラマ。実家暮らしの40歳のひきこもり男・立花雅治（松田）が、家の建て替えをきっかけに、妹家族と"2.5世帯住宅"に住むようになったことで起こる家族のゴタゴタをオリジナル脚本で描く。

　この日は、沖田監督、玉澤監督のほか、主人公が日夜興じているオンラインゲーム「IdentityV 第五人格」のプレイ映像を担当したプロeスポーツチームSCARZのメンバー・SZ_Shinamiもイベントに出席。

沖田修一監督
　ドラマとゲーム「IdentityV 第五人格」がコラボした作品に、沖田監督は「ドラマの一つのモチーフとなるゲームということで、とにかくやらなくては」と玉澤監督ともどもゲームをやり込んだというが「ランクは3段ぐらいまでしかいきませんでした」と苦笑い。

　玉澤監督も「雅治が使う傭兵のキャラクターをやらずして演出はできないと思ってやりました」と語ると「沖田監督は3段とおっしゃっていましたが、僕は4段までいきました」と笑顔を見せる。

　劇中で登場するゲーム画面の素材を作ったり、実際ゲームをしている指さばきなどを担当したSZ_Shinamiは、ゲームの魅力について「雅治が使っている傭兵をはじめ、占い師など多彩なキャラがいるので、自分にあった楽しみ方ができます。世界観もポップで、どの年代でもなじめると思います」と解説すると「素材を作る部分で難しいオーダーもあったのですが、とても面白かったです」と貴重な経験だったことを明かす。

SZ_Shinami（SCARZ）
　また、ゲームのBGMがドラマでも使われているが、SZ_Shinamiは「『IdentityV 第五人格』のミステリー・ファンタジー要素とドラマの世界観がマッチして、登場人物の心情が音楽と共にうまく表現されていました。ファンタジーさとコミカルさが融合された演出はとても面白かった」と絶賛。さらに、「雅治がベッドに寝ているシーンで、ゲームのBGMを聞いて落ち着いているのを見て、『IdentityV 第五人格』をやりこんでいる人なら、彼の気持ちがわかるなと思いました」と印象に残っているシーンをあげていた。

　会場で第1話を視聴した人からの質問コーナーでは「なぜ主人公の雅治が傭兵を選んだのか？」や「ゲーム内の衣装について」などの質問が飛ぶ。沖田監督は「傭兵が援助をするキャラクターだったので、ゲームのなかではみんなから頼られる。でも雅治が置かれている現状は違うので、その部分で皮肉になっていいなと思ったんです」と理由を説明していた。

　沖田監督は「映画を撮ったり、テレビドラマを撮ったりしているのですが、こうやってゲームとドラマが一緒になるという作品で、しかもこうしたイベントができて楽しかったです」と感想を述べ、「僕もゲームをやって『IdentityV 第五人格』がすごく好きになりました。ゲームをやっている方も、ドラマを好きになってもらえたら嬉しいです」とメッセージを送ると、SZ_Shinamiも「普段はプロ選手として活動しているのですが、その合間にとても貴重な経験をさせていただきました」と異色のコラボを楽しんでいるようだった。

　今回のイベントを通して「IdentityV 第五人格」は人と人との距離を縮めることができるゲームであり、身近な誰でも一緒に遊べるゲームであることがわかった。またそれは家族の絆を深めるという意味でもあり0.5世代問題を解決するゲームとしても当ドラマで描くという面白い視点を提供してくれている。

『連続ドラマW 0．5の男』は、WOWOWにて毎週日曜22時00分より放送、配信中。
WOWOWオンデマンドでは、6月4日（日）23時00分より全話一挙配信。

IdentityV 第五人格
公式サイト：https://www.identityvgame.com/jp/
アプリダウンロード：https://go.onelink.me/faIR/jyv9h8z6
YouTubeチャンネル：@identityvjp

SCARZ
公式サイト : https://www.scarz.net/
YouTubeチャンネル：@scarzchannel