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猛暑&雨でも超快適! 実は夏のおでかけ最強スポット「スタジオツアー東京」常連が教える“最新攻略”ガイド “楽しさ倍増ポイント”をまるっと解説

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PR:ワーナー ブラザース スタジオ ジャパン

スタジオツアー東京は、夏のおでかけ最強スポット!
スタジオツアー東京は、夏のおでかけ最強スポット! クランクイン!

 今年の夏も厳しい暑さが予想され、現在も梅雨真っ只中な上、オーバーツーリズムで観光地はどこも混雑しており、“暑くない・濡れない・混まない”を満たす快適なおでかけスポットを探すのが難しくなっている。そんな中で、テーマパークや最新スポットを巡りまくっている筆者が自信を持って推したいのが、ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 ‐ メイキング・オブ・ハリー・ポッター(以下、スタジオツアー東京)。周りからは「ハリポタファンじゃなくても大丈夫?」「子連れも楽しめる?」「どんな体験ができるの?」という声も聞こえるのだが、そんな方にぜひお教えしたい、スタジオツアー東京の最新攻略方法をまとめてみた。行く前にチェックするともっと楽しくなる耳寄り情報をお届けする。

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■「想像以上だった」と言われるワケ

 SNSでは連日「映画スタッフさんへのリスペクトが最高」「充実感半端なくて驚きました」「想像の3倍は広くて楽しい」「食べ物が驚くほど美味しい」などと称賛の声が投稿されているスタジオツアー東京。その通りで、写真や動画では伝わらない“生ならではの感動”を味わえるのが大きな特徴だ。

 皆さんが想像する展覧会などと比べると遥かにスケールが大きく、余す所なく展示が続いていく。「〇〇のよう」と例えられたら良いが、このスケール感と充実度は、たくさんの遊びスポットを訪れている筆者でも思いつかないほど唯一無二。個人的には特に施設の“音”がお気に入り。おなじみの音楽が流れていたり、インタラクターさんの声が聞こえたり、映画「ハリー・ポッター」シリーズの音響効果を感じられたりと、写真や動画では伝わらない魅力がある。魔法界に没入できる点ももちろんだが、映画「ハリー・ポッター」シリーズの作り手の情熱が手に取るように分かるのが「スゴイ」と言わせるゆえんではないだろうか。この職人の技の数々が、足を踏み入れる者の心と目頭をじんわりと熱くしていくのだ。

 熱く語ってしまったが、「え? インタラクターさんって?」と知らない単語が出てきたことに戸惑っている方もいるだろう。スタジオツアー東京で欠かせない魅力の1つと言っても過言ではないのが、この“インタラクターさん”なのだ。

展示の解説をしてくれることも
 インタラクターは、“映画制作に詳しい専属のスタッフ”のことを指す言葉。施設内のところどころにおり、セットや小道具のトリビアを教えてくれたりと、ゲストの体験をサポートする役割を担っている。お気に入りの寮やキャラクターのグッズなどを身に着けていくと、気付いてくれる方も。さらにそのキャラクターにまつわる、施設の豆知識も教えてくれることもあり、「なんでそんなことまで知っているの!?」と驚くことが多々ある。一人で参加する場合は、写真撮影を手伝ってくださることもあるので、困った時の心強い味方だ。勇気を出して、話しかけてみよう!

Warner Bros. Studio Tour Tokyo – The Making of Harry Potter.
 またジ〜っと展示を眺めるだけでなく、没入できる体験も盛りだくさん! 「闇の魔術に対する防衛術の教室」で杖さばきを学ぶ「ワンド・コンバット」や、自分好みのデザインを作れる「死喰い人(デス・イーター)マスク制作」があるほか、ツアー中盤にある「禁じられた森」は床の質感が変化し、足を踏み入れた瞬間、息を呑むほど空気が変わる。ここでは、パトローナス(守護霊)を呼び出す体験や、ディメンターを撃退する“エクスペクト・パトローナム”をインタラクターと練習できる体験が用意されたり、恐ろしい生き物と対峙することが可能。杖がなくても楽しめるが、あるとやっぱり雰囲気が出るので、ツアー前に杖を用意するのもステキ。

 そのほか、ショップで実施されている、ローブやホグワーツ魔法魔術学校のスクールトランクへの名入れのサービスや、9と3/4番線にある「レイルウェイショップ」のみで提供している、フォントや色など細部まで映画の世界を忠実に表現し、好きな名前や住所を入れられる「ホグワーツ入学許可証」の販売など、“自分だけ”のカスタムができる場所も。有料で借りられるデジタルガイドの日本語版のナレーターは、ハリー・ポッターの日本語版声優を務めた小野賢章が務めており、ハリーの声と一緒にツアーを回ることができる贅沢体験も用意されている。


 ということで、まとめてみるとこんな感じ。映画「ハリー・ポッター」シリーズに詳しくなくても、演出面で驚く&楽しめるポイントがたくさんあるので、魔法界へぜひ飛び込んでいただきたい。

■知ってた? サービスが超充実してる!

 百聞は一見にしかずだが、行く前に知っておくと便利なポイントがあるので、まずはここからチェック。


 スタジオツアー東京は、すべてのゲストが“最高の体験”を楽しめるように、入館者数に上限を設け、日時指定の予約制で運営されている。フォトスポットやレストランなどのレジ列で多少並ぶ場所もあるが、基本的には「混雑して身動きが取れない」なんてことは絶対にない。公式サイトでは「スタジオツアーを見て回るのに、3~4時間程度確保することをお勧めしております」と記載されているが、「ハリー・ポッター」好きの筆者は余裕で6時間はいられるので、まずは歩きやすい靴を履いてくるのがオススメだ。またベビーカー&車椅子でのツアー参加もOKとなっている。

今なら「炎のゴブレット」関連グッズも盛りだくさん!
 ツアー開始日時の1時間前(※9時00分スタートの初回は30分前)から施設に入場することができるので、お得に楽しみたい人は早めに行くのがいいだろう。「フードホール」「フロッグカフェ」「メインショップ」は、ツアー前から楽しむことができるので、ローブや杖など撮影に使いたいグッズをゲットしてから入るのが効率的な回り方。

 さらにスタジオツアー東京は、無料で使えるロッカー&クロークを完備。屋外に忍びの地図がプリントされた、無料(100円リターン式)のコインロッカーがあり、手荷物検査を受ける前に、ロッカーに荷物を預けるのが推奨されている(両替機はないので100円玉をお忘れなく)。また、スーツケースや三脚&一脚などの撮影補助機材など、施設内に持ち込めないものもあるので、持っている場合はクロークに預けよう。ただしクロークは列ができて待たなきゃいけない場合もあるので、時間に余裕を持って施設に入るのが◎。加えて、傘は預かってもらえないのでバッグに入れられる折りたたみ傘を使うのがベターだ。

 身の回りの整理ができたら、最後はお手洗い! ツアー中盤の「禁じられた森」手前までトイレがないので行く前に必ず済ましておこう。授乳室はスタジオ内に2ヵ所(場所の詳細はスタッフまで)、すべてのトイレにおむつ交換台がある。グッズやフードを見たり、身だしなみを整えたりしたら、あっという間にツアー時間がやってくるはず。意外とやることが多いので、早めの入場はかなりオススメ。

■進化し続ける「スタジオツアー東京」

 ここまでの情報は、ある程度「ハリー・ポッター」に詳しい人だと、もう経験済みかもしれない。しかし、進化し続けるのがスタジオツアー東京。6月16日に2周年を迎えたばかりのスタジオツアー東京では、新サービスが続々と登場している。

Warner Bros. Studio Tour Tokyo – The Making of Harry Potter.
 昨年の夏に初登場した「フローズンバタービール」はもう飲んだだろうか? これからの季節にピッタリな、フローズンならではのシャリっとした食感が楽しめる一杯だ。通常の「バタービール」より甘さ控えめでスッキリとした飲み心地が特徴。期間限定なので、ぜひファンなら抑えておきたい味。

Warner Bros. Studio Tour Tokyo – The Making of Harry Potter.
 それから今年の2月に登場したばかりの「ガイドツアー」もスゴい。通常のチケットにプラス5500円(税込)で、専属スタッフによる約3.5時間のガイドツアー(日本語のみ)が楽しめる。しかもガイドツアー終了後のツアー再入場OK。通常のチケットだとツアーが終了すると再入場できないので、これだけでもお得だ。さらにガイドツアーオリジナルネックストラップと、バタービールバーでのバタービールも付いてきて、駐車場利用もチケット料金に含まれていて、とにかくコスパが良い。本ツアーは2名以上で催行し、最大10名まで参加可能だ。

■特別企画「炎のゴブレット」はココを見て!

 そして、スタジオツアー東京では、9月8日(月)までの期間限定で、映画『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』公開20周年を記念した特別企画「炎のゴブレット」を開催中。炎のゴブレットやハンガリー・ホーンテイル、ロン・ウィーズリーの水中ダミー、トム・リドルの墓など映画おなじみの小道具やセットが目の前に現れる。

 今回クランクイン!は、映画「ハリー・ポッター」シリーズ全作で小道具制作ヘッドを務めたピエール・ボハナと、シリーズの衣装部門主要メンバーであるローラン・ガンシーに、見どころや制作秘話を聞くことができた。

ピエール・ボハナ Warner Bros. Studio Tour Tokyo – The Making of Harry Potter.
 ボハナは、炎のゴブレットや、死喰い人(デス・イーター)のマスク、金の卵などの制作を担当。ゴブレットを木彫りで制作するにあたり、イギリス中を探し回り、ニレの木の幹を彫刻して作ったという。

Warner Bros. Studio Tour Tokyo – The Making of Harry Potter.
 ゴブレット制作はボハナにとって非常に楽しい時間になったそう。「制作は約2ヵ月~2ヵ月半かかりました。最初の1ヵ月でリサーチを行い、素材となる木材を探しました。最初はシタンという素材を考えていたのですが、美術監督のスチュアート・クレイグに伝えたところ、『もっとクラシックな木材がいい』と言われ、クレイグから英国産のニレの木を提案されました。しかし木の病気にかかりやすく本数があまりない種類で、われわれも探し回ったのですが、なかなか見つからなかったんです。そんな中、すごく強風が吹いた時に飛ばされてきたニレの木を保管していた人がたまたまいらっしゃって、3~4個持ち帰ることができました」

 「持ち帰った木は、長さが3m、横幅が1mあるサイズで、わたしともう一人の同僚で、ひたすら削っていきました。ミスが許されない作業なのですが、削っていくにつれて、毎日形が変わってしまい、それを防ぐためにシリコンオイルに漬ける工程もありました。デザインは最初から全てを決めて彫っていくのではなく、だんだんアイデアが浮かんでくるのに合わせて決めていきました。炎のゴブレット制作は、小道具制作者としてやりがいを感じられるとても興味深い1点でした。全ての工程に至るまで、とても楽しかったです」と話す。

スタジオツアー東京で取材に応じたローラン・ガンシー
 続いてガンシーは、ダンスパーティーシーンのドレスや、三大魔法学校対抗試合の各課題シーンの衣装、ボーバトン魔法アカデミーの制服などの制作を担当。ユールボール(クリスマス・ダンスパーティ)でハーマイオニー・グレンジャーが着用していたピンクのドレスはあまりの美しさに驚いた人も多いはず。実はあのドレスは原作では青色と書かれているが、映画化にあたりピンクに変更された。


 その理由についてガンシーは「ユールボールというのは非常に冷たい感じの色合いで、シルバーやブルーを使っているので、青いドレスで登場した場合、ハーマイオニーが同化して消えてしまうのではないかという懸念がありました」と話す。また、フラー・デラクールがエレガンスなシルバーのドレスを着ていたのも関係があったそうで「ハーマイオニーがシルバーのドレスを着たフラーの横に立った時に、青のドレスでは存在が薄くなるのではとも考えました。ハーマイオニーの登場シーンでロマンスの要素があることに注目したかったのもあり、ピンクに決まったのです」と制作秘話を明かした。


 さらに驚くのがこれらの衣装の管理方法。大きな洗濯機や乾燥機があるのかと思いきや、「実はほとんどの場合手洗いしています」とのこと。「衣装は、毎日毎日撮影のためにカメラの前に出るので、ダメージを受けるのは問題で、ちゃんと管理しないといけないです。また、物によっては、ほつれた衣装を洗濯機や乾燥機に入れると悪化してしまうんです。そのほつれは、意図的にこすれて見せたりするものもあります。戦闘のシーンは、土や泥がついたようにペンキなどで加工しているのですが、それらが取れてしまうので、手洗いで管理するのです」と制作のみならず管理の大変さも明かす。たった1つの小道具や衣装に膨大な時間と労力をかける制作スタッフたち。スタジオツアー東京は、そんな映画づくりの神髄に触れ、感性が研ぎ澄まされる場所となっている。


 映画制作の裏側を学ぶほか、映画『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』にまつわるクイズや、展示の中に隠れたミニチュアのモチーフを探すアクティビティを楽しめる「アクティビティ・パスポート」を活用するのも今回の企画を楽しむコツ。来場者全員に配布されるこのパスポートは、グッズとして販売できそうなほどの手触りなので、手に取って試してほしいところ。また、アクティビティも簡単ではないので、頭脳だめしになるはず。ツアーロビーに設置されたパスポートセンターでもらうことができるのでお見逃しなく!

 全天候型で常に心地よい温度で保たれているスタジオツアー東京。西武池袋線・豊島線「豊島園駅」(西武池袋駅から直通で17分)から徒歩4分、または都営地下鉄大江戸線「豊島園駅」から徒歩4分とアクセスも良く、なにかと苦労のある夏のおでかけにもうってつけのスポットだ。加えて、個人的にはフードのクオリティーが高いのもお気に入り。“映えフード”に留まらず、何度も“あの味”を思い出してしまうほど絶品なので、1日いれば五感を満たしてくれること間違いなしだ。賢く夏の最高の思い出を作るなら、ぜひスタジオツアー東京へ!

Warner Bros. Studio Tour Tokyo – The Making of Harry Potter.

取材・文・写真:阿部桜子、杉﨑絵奈

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