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女性向け雑誌の付録が目立つ今、雑誌の付録事情に迫る

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 また、雑誌自体の制作がある一方で、付録がどのように作られているのかも伺った。

 「女性向け、男性向けそれぞれの制作過程はおおむねいっしょです。各編集部の付録担当がまず、企画案を提出します。編集会議で決定したあとは、いったん制作にかかる見積もりを出します。そして、社内の制作部とやり取りをしながら、具体的な制作へと移っていきます」。

 テレビなどで慌ただしさが映し出される雑誌編集部だが、雑誌の制作と並行して、異なる流れを辿り発売をめざすようだ。

 さて、同社の担当者は、近年とりわけ注目される女性向け雑誌の付録について「幼年マンガ誌や女性ファッション誌の付録の豪華さが目立つ」と背景を語っていた。その上で、今後の付録についての展望も伺ってみた。

 「近年、雑誌の付録は豪華さが追求されているように思います。ただ、弊社発行の少女マンガ誌はファッション誌とターゲットも異なる中で、読者のみなさまに喜んで頂けるようクオリティを高めていきたいと思います。そして、タイミングなども見きわめながら、実売にも繋げられるようにしていく方針です」。

 出版不況を叫ぶ声も少なくないが、付録にもこだわりをみせて、雑誌へ付加価値を与えるというのは主流になりつつある。今後もさらにクオリティの高い付録が登場するのを心待ちにしつつ、注目していこう。(取材・文:カネコシュウヘイ)

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