クランクイン!

  • クラインイン!トレンド

iPhone6販売前行列、先頭の田村哲也さんにいろいろと聞いてみた

気になる

 「睡眠時は寝袋を使っています。まわりの人達が暖かく、地元の方や道行く人から差し入れを頂いたりもしますね。iPhoneやiPadの充電も顔なじみの仲間が“バッテリー使いなよ”と貸してくれたり、アップルストアの方が声をかけて下さったりします。息子といっしょに並ぶのが恒例となっているのですが、先日も、地元の方が“ウチで風呂入ってきなよ”と息子を誘ってくれたりしました」。

 iPhoneを通じて、行列に並ぶ仲間や地元の方、道行く人までが繋がる…心暖まるエピソードである。毎回のように先頭へ並んでいるようだが、日本中の誰よりも早くiPhoneの新製品を手にした直後にどうするのかも尋ねてみた。

 「たいてい、行列に同じく並んでいる仲間たちと食事したりします。毎年、1年に1度の恒例行事とはなっていますが、普段からも交流しています。ただいつも思うことですが、並んでからようやく手に入れられる瞬間は解放感もやってきますが、同時に、寂しさも押し寄せてきますね。“もう終わっちゃう”という思いが湧き上がってきます」。

 田村さんは1年に1度の行事に合わせて、毎年の計画を立てているという。行列に並ぶというのはもはや、田村さんにとってある種の「人生そのもの」といっても過言ではないかもしれない。

 今年もまもなく「iPhone6/iPhone6 Plus」の発売を迎えるが、その日がやってくればまた、おそらく来年も発売されるであろう新製品に向けて、田村さんにとっての新たな1年がスタートするのである。(取材・文・撮影:カネコシュウヘイ)

2ページ(全2ページ中)

この記事の写真を見る

関連記事

トップへ戻る