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恋愛ドラマアプリの先駆者「ボルテージ」社長が明かす“ヒットの法則”

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 一方でゲームとしてのシステムは、なるべく複雑にならないように気をつけているという。

 「普段あまりゲームをしない女性が見ても面白そうだなと思えるものにするために、システムはわかりやすく、コアになりすぎないことを心がけています。キャラクターも青やピンクの髪のように、リアルからかけ離れたものにはならないようにしていますね。ファンタジーが舞台のときはそれでもいいのですが、軸はあくまでもカジュアルです」。

 女性向け恋愛ドラマアプリを事業の柱とし、東証一部上場を果たすまでに成長したボルテージ。同社が切り拓いた女性向けのドラマアプリ市場は今後どうなっていくのか。

 横田氏は「スマホが今の形で進化していくなら、かなりの市場規模に成長する」と見ている。

 「恋愛ドラマアプリはゲームというよりも、ストーリーを楽しむもの。競合するのは他のゲームよりも、むしろ恋愛漫画や小説だと考えています。今後はストーリーを楽しむためのデバイスとして、アプリをさらに根付かせていきたいですね」。

 最近では新たな展開として、サスペンスアプリのリリースや海外展開にも力を入れているボルテージ。同社の挑戦はこれからも続く。(取材・文・写真:山田井ユウキ)。

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