注目浴びる高校の「声優部」、ラジオ収録にコンテスト…生徒の可能性を広げる活動
実際、先月決勝大会が行われた中・高校生の声の祭典「声優魂」の第三回大会で、部長の丸山夢乃さん(3年生)が優秀賞を受賞するなど、大きな実績も残している声優部。やはり、部員の皆さんは声優志望者なのだろうか?
「元々声優志望の生徒が集まる傾向にありますので、卒業後の進路も声優の専門学校を希望する部員が多いですね。また、活動の中で目指す声優像が明確になる部員や、マネージャーなどの“声優をサポートする立場”になりたいと進路を変更する部員もいます」
こういった声優(および声優業界)志望者以外にも、滑舌が良くなること、さらには声量が増えたり、舞台度胸がつくことが面接などに活かせる、という動機で活動している生徒も大勢いるとのこと。他の学校でも今後「声優部を立ち上げたい」と思い立って学校側を説得する必要がある場合、この点が大きなアピールポイントになりそうだ。
何よりも、同じ夢や趣味を持つもの同士が集まり、日頃から切磋琢磨できることほど貴重な体験はない。プロの声優志望者は全国で約30万人もいるといわれている昨今、「声優部」はこれからますます当たり前の存在になっていくのではないだろうか。(取材・文:オグマナオト)
2ページ(全2ページ中)
この記事の写真を見る
関連情報
関連記事
-
X
-
Instagram