クランクイン!

  • クラインイン!トレンド

井上真央「女優業も私生活も自然体で」 30歳目前に焦りなし

アニメ

『ルドルフとイッパイアッテナ』井上真央インタビュー
『ルドルフとイッパイアッテナ』井上真央インタビュー クランクイン!

 猫たちの友情と冒険を描いたアニメーション映画『ルドルフとイッパイアッテナ』で、幼いオスの黒猫ルドルフの声優を務めた女優の井上真央。本作に込められた人間社会にも通じる様々な教訓に心から共感したという井上が、制作にまつわる裏話から30歳を目前に控えた現在の心境まで赤裸々に語った。

【関連】「井上真央」フォトギャラリー

 本作は、シリーズ累計発行部数100万部を超える斉藤洋の人気児童小説を、映画『ポケットモンスター』シリーズの湯山邦彦監督と『パックワールド』の榊原幹典監督がフル3DCGアニメーションで映画化したアドベンチャードラマ。岐阜県のとある町で飼い主のリエちゃんから愛情をたっぷり受けて育った黒猫ルドルフ(井上)が、ひょんなことから長距離トラックに迷い込み、気が付けば大都会・東京に。偶然出会った巨漢のボス猫・イッパイアッテナ(鈴木亮平)に守られながら、ルドルフはノラ猫として逞しく成長していく。

 映画『それいけ!アンパンマン りんごぼうやとみんなの願い』に続き、今回が2度目の声優挑戦となった井上は、「わたしがプロの声優さんではないので、監督がお芝居の延長線のような演出で導いてくださいました。そのおかげで、すごく集中することができました」と感謝しきり。「例えば、『今の感じだと強い気持ちが出過ぎているから、もう少し自信のない怖い気持ちを入れてほしい』など。普段の演技指導に近かったので、自分の意識の中でルドルフの気持ちを理解しながら演じてみました。すると、自然に声のトーンも変わってくるんですよね!」と笑顔を見せる。

 収録前は、不安な気持ちに苛まれ、「せめて猫の鳴き声だけでもちゃんとできるようにしておこう」と思い立ち、愛犬相手に何パターンも練習したという。「うちのワンちゃんは猫が苦手なので、声を出して反応があった時は、『今のは猫っぽかったのかな』と自信を深めた」そうだが、イッパイアッテナ役の鈴木と初めて声を合わせた時、そのあまりの完成度の高さに愕然としたとか。「自分がイメージしていた通りの声だったので、正直、すごく焦りました!(笑)」と振り返る。

1ページ(全2ページ中)

この記事の写真を見る

関連情報

関連記事

トップへ戻る